反乱が起こる
西暦1600年。5月初旬
東北地方の大名である。南部、津軽、最上、3国の領内で大規模な反乱が発生した。反乱を抑えようとした国主達だったが数の劣性により抑えることが出来ず、伊達家の元に援軍を依頼した。しかし伊達家は現在国主の政宗が京都の地にいるため指揮が取れず、出来るのは国境警備を増員し領内を封鎖するしかなかった。そのため、その依頼が京都まで飛んできたのある。
「まったく。この反乱はどういうことだ左府」
『恐らくですが、豊家により潰された大名達やその家臣等の企てかと』
「あ~もぅ~。仕方ない。左府、東北に向かうぞ」
『はっ。者共、出陣の準備じゃ』
『『『オオオオオオオオオ』』』
この出陣に秀頼は豊臣軍25万人の兵力を動員する。
豊臣軍 編成
1番隊
大将 豊臣秀次
副将 宇喜多秀家
兵数 5万人
2番隊
大将 加藤清正
副将 蒲生氏郷
兵数 5万人
3番隊
大将 福島正則
副将 藤堂高虎
兵数 5万人
4番隊
大将 前田慶次
副将 直江兼続
兵数 5万人
主軍
大将 豊臣秀頼・伊達政宗
軍師 黒田如水、大谷吉継、片倉景綱(小十郎)
兵数 5万人
日の本最大最強の軍事保有者の豊臣軍は東北に向け出陣する。
大坂城大手門前
「では、行ってくるぞ。内府殿、後詰は頼みましたぞ」
『お任せくだされ』
秀頼は大整備された北陸道を通り東北に向かう。一方の家康は東海道で江戸に戻り、制圧軍の後詰として参戦する予定。
『いよいよだ。これで豊臣も終りになるだろう』
『家康様。今こそ好機ですな』
『うむ、皆。準備を怠るでないぞ』
『『オオオォォォォォォ』』
1カ月後、豊臣軍は米沢城に入城し軍議を早急に行う。そして羽州鎮圧軍を豊臣秀次を大将として1番から3番隊を率いる。残りの3番隊は主軍の秀頼と共に奥州鎮圧に向かう。
「さてと、反乱軍よ兵達は元武士だ。舐めて掛かるといかんぞ。しかも潰された大名家の家臣団となると軍師とかも居るから少し厄介だな。参謀長どうだ」
『参謀長、黒田如水から申し上げます。この度の反乱において重要なのはその内容になります。なぜ今反乱を起こしたのか?その理由はなにか?またこの反乱に何か企みがあるのか?これが重要でございます』
参謀長の如水はそう言い放つ。
『成る程な。最近の奥州の状況は例年とあまり変わらない。変わっているとしたら人工か増えているということだけだが』
「人工が増えれば民の負担は増える。衣食住が犯されているのかもしれんな」
『であれば、急ぎ反乱を止めましょう』
「うむ。では、参ろうか」
『『はっ』』