日本人
あれから俺は親切なオリビアさんに連れられて、あっ、オリビアさんていうのはあの美少女エルフね、まぁ、そのオリビアさんに連れられてエルフの里に来ていた。
「そう言えば聞いてませんでしたけど、ショウジさんはどこから転移されて来たんですか?」
どこから来たか、と聞かれてもな、まさか、「異世界から来ました!」とは言えないしな。
まぁ、日本から来ましたって言っとけば問題ないでしょ、誰も知らないだろうしね、ついでに言っておくとショウジって言うのは俺の名前ね。
「日本というところなのですが、知りませんよね?」
完璧だぜ、俺さっすが〜
「ニホン…ですか? ニホンどこかで聞いたことが……」
えっ、嘘だろ異世界じゃないの?
エルフがいるのに!エルフがいるのに!
「ニホン! 思い出しました! すいません、ショウジさん長老の所まで一緒に来て頂けませんか?」
ヤバい、なんかニホン知ってるぽいンですけど。
そんなこんなしているうちに長老の家に到着してしまった。
コンコン
「長老、オリビアです、ニホンから来たって人を連れてきました」
あぁ、ドナドナされてしまうとは、俺ってもしかしてこのまま喰われるのかしら。
ガチャ
ドアが開いて長老の家から人が出てきたんだが、長老って言うか美人のチャンネーなんだけど。
「オリビア! 日本人を連れて来たと言うのは本当か!」
この感じからしてこのチャンネーが長老なんだろうな。
「はい、この方がショウジさんです」
「どうも、庄司です」
「おぉー、まさか、この歳になってまた日本人に会えるとは、生きていて良かった」
ん、また? もしかしてこの世界って日本人結構住んでるの?
「立ち話もなんですので、どうぞ、上がって下さい」
☆
まぁ、家に上がって長老から話を聞いたんだが、どうやら予想と違って日本人はそんなにこの世界にいないらしい、がしかし、全く居ないという訳ではないらしく何人かは居るのではないかと言う話を聞いた、まぁ、すでに1人目にあってますがね。
そうです長老、日本人でした。
どうやら長老は俺とは違って転生したらしい、死んで起きたらエルフだったと言っていた、ちなみ年齢を聞こうとしたらしい凄い睨まれたので聞けて居ない、チキンですまん。