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いしのなかに

「なんか、なんだっけ。アルブレヒトとかいうのとミナギノスズとかなんかそんな勇者ぱーちーが来たんだけど。

 あと私はラ・シルドとかいうとこと婚約破棄したい」


「私はゴブリンと離婚したいネ」


「あぁぁあ~……登られるぅ~……あっ、僕も離婚したいんだけど!!多分総司くんもだし生徒会長は強制で!!」


「アンタ達いつの間に結婚したのよ」


「カミナギリヤさんとウルトも結婚してるらしいけど」


「はぁ!?なんでよ!?聞いてないわよ!?それなら私だって離婚したいわよ!!」


「あ、いやでも九龍くんと僕は寡夫になるのが確定してた。自称お嫁さんの命は風前の灯火だったあぁぁ~……首まできたぁ……くすぐったいぃ……」


「何をしてますの……」


 呆れたような顔をしつつもそれで大体のことは察したらしい。人を呼びにいったのか精霊さんを召喚してどこかに飛ばしながら頭が痛そうにこめかみを押さえている。

 顔も手もチョコレートだらけなのでチョコの面積が広がった。


「……まぁそういった事は東大陸ではよくある話ですわね。東大陸の社会構造とは他大陸とは根本的に全く異なるものなのです。

 東大陸には既に国という境はありませんの。便宜上土地を嘗ての国名という区分けで分けてはいますし、国の名前も私達は名前に持っていますけれど、それは嘗てのような意味合いを持ってはいません。地域の名前、人種としての意味合いが大きいですわね。

 私であればクロウディア王国の人々を始祖とするクロウディア系列ですわ。聖女に向いているクロウディア王国の血を基本に薪や鎮魂の性質を持つ血筋を掛け合わせた配合で産まれた人間です。

 今の東大陸で嘗ての国というカテゴリーに当たるものは氏族という区分になりますの。嘗ての国名で区分けされた土地は聖地を中心に、聖地に近い順番から序列があります。そして各々の土地にそこに住まい治めることを神に許された氏族達が生きる。

 誰も彼もが東大陸、としか呼称しませんでしょう?意味がないからです。

 そして聖地に最も近い序列1位の4つの土地、第2位の8つの土地、そうやって外側に向かって序列を下げていくのです。アルカ家が治めることを許された序列3位の土地、アーガレストア家が治めることを許された序列1位の土地。

 私の国、彼らの国、自国、他国。東大陸の人間がそういった言葉を使う時は土地に起因するのではなく氏族に起因いたします。それが国という括りです。

 そして東大陸において最も天に近い土地である聖地には神に選ばれ国王や皇、法皇に皇帝といったクラスに至った氏族の当主達が住んでいます。恐らく皆様から見れば信じがたい光景とは思いますけれど。

 金銭も、物も、食料も、見目も、クラスも、身分も、住まいも、能力も、人生も神によって与えられるもの。ですからそういったものは副次的なものであり、大枠では重要視されません。それらを得る為に必要とされる根本的なものこそが最も重要視されるのです。

 東大陸において個が持つ価値ある財産とは魂、それのみですわ。霊力が発現しやすい、聖女聖人の排出力が高い、魔力が多い、精霊感能力が高い、聖獣の力を継ぐ、魂源魔法を継ぐ、そういった高い資質を持つ魂に徳を積ませ、試練を越えさせ更に高みへ。何よりも高次元に近い魂へ。

 皆様にとっては受け入れ難いかもしれませんが、東大陸において最も明確に、人が保有する財産として扱われるものは何よりも人間や価値ある亜人、神霊族などの魂持つ生きた人々なのです。

 全てが神より与えられるものなのですもの。神より賜るが為に、神に愛される形を、魂を、精神を。

 私達人間にとって人間とは2種類で構成されますわ。財産か、そうでないか。私は財産側にあたりますわ。平民と呼ばれるものです。そして人間ではないのならば平民以下の、自我すら認められない存在です。

 東大陸の基本教育である神学ではレガノア神が火より造った人間であり大霊峰リヴァイヴァーに住まう、神民と呼称される人々が神に仇なす魔の生物と長く争い続けていた。それを憐れんだレガノア神は大霊峰に光と共に降臨し、神民の中で最も神の形に近く、崇高なる輝ける人。最も純粋で、究極である人間を選び大いなる光の加護を与え勇者としたとされています。現人神カーマインですわね。

 輝ける人は聖なる力を以って魔を討ち滅ぼした後に天上の光満ちた場所に神の民を集め、永遠なる楽園を築きましたわ。その後で彼は神の夫として天へ昇りましたが、その際に残された己の肉体を腑分けし選ばれた神民達に与えました。

 輝ける人が有していたという究極の人として振るった、人間が本来持つ根源的な奇跡の力はそれぞれ一つずつその選ばれた神民達に譲渡されましたの。

 その際に選ばれた神民が東大陸で最も格式高いとされる純正十二氏族と呼ばれる天族です。選ばれずとも天族と同様の神民達は今で言う王族や貴族、皇族など各々の家で呼び方は違いますがそのように呼ばれる者達です。凡そ貴族と呼ぶのが大半ですが。

 そして永遠なる楽園に生きる神民達に、レガノア神と輝ける人は大霊峰の外に住まわせ神の財でもあった灰から造った物質としての肉の器持つ人間達を神民の財とすることを許しこれを与えたとされていますわ。今の神学はそこに付け加えて奉仕種族としての亜人の一部や人を楽しませる為のものとして神霊族が入っていますけれど。次の版では恐らく異界人の項目が付け加えられますわね。逆に時を重ねて浸透しきったので削除された項目も多い筈ですわ。無かった事になったものも多いでしょう。例えばモンスター外認定というものがありますわよね?それを受ければ次の版からはこの種族は奉仕種族として再創造されたなどの改編がなされますの。

 このように常に改編と改竄が繰り返されるので刷新が多いのです。

 とにかく今はそれが始まりとされていますわ。

 神民はその人間同士を交わらせ、時には奉仕種族からも血を提供させ大いに繁殖させました。肉の交わりを以て世代を重ねさせる事の大目的とは即ち魂の精錬となります。掛け合わせ、配合し、教育し、試練を与え、位階を昇らせ、より良き物を。神に捧げるに相応しいものを。神民として保有するに相応しいものを。

 そして精錬されきった魂を自らの魂に合祀し魂を拡張し、神に捧げ、時には逆に聖職者のクラスを許された人間や準人間に魂を分祀し、互いに掛け合わせてやがては神民の一人となりえる道を与える。

 親類婚と近親婚を繰り返させ、長命と複製を繰り返し、合祀し分祀し血の流出を何よりも恐れ、どこまでも徹底的に管理をする。全ては氏族単位で管理されます。

 神民が運営する教団にとって私のような平民の人間達や人族ではない人々は品種改良し良血を重ねブランド化していく牛や豚、馬や果物に植物、錦鯉。ああいったものと何も変わらないのです。

 東大陸にあって最高地位とはレガノア教の総本山であり光神降臨の聖地である大霊峰リヴァイヴァーの聖墓に住まう現人神カーマイン、そして大教皇セレスティア。彼らは別格、絶対神レガノアが選んだ救世主であり、神の代理人です。

 そしてその下、眷属である天使、レガノアの従属神。次いで天族がいてその下に神民の中でも教団内における司教以上のクラスに至った人々。彼らの間で行われる会合で世界の全ては決まります。世界の全ては神民である彼らの持ち物であり財産です。彼らがこの世の全てのことを決定する権利を持つのです。

 輝ける人が造ったという永遠なる楽園は聖地と平行し同時に重なって存在する高次元にある世界でありそこではアストラル体に至った神民達が住んでいるとされております。

 神民の住まいは基本がそこであるという扱いですわ。けれど、神民だなんて名乗っても、ただの人間ですもの。当時の特権階級だった人間でしかなく魔王でもないのですから物質界の理は越えられない。永遠は遠きもの。肉体は朽ちる。

 恐らく魂をそこに保管しているのだと思うんですのよ。肉体はとうに朽ちても魂を別で保管し、普段は物質界にある肉の器を依代として地上で活動しているのです。

 土地でいえば序列5位までが神民とその生きた財のみが住まえる土地とされていますわね。

 当然ながらその際に使用される肉の器は平民の人間のものとなります。見目、魔力、霊力、心霊力、より良い仕上がりとなった肉体を使うのです。肉体は経年劣化しますからその度に繰り返し、繰り返し。常に新しく。従属神や天族は勿論、神民の司教以上であれば好きな肉体を選べます。神民の新しき子供や未だ司教に至らぬ民は地上で教育や労役を重ね、少しずつ輪廻を重ね益々魂の精錬に励みその権利を求める。

 これが多くは神降ろしの儀と呼ばれるものです。

 私は大教皇セレスティアの次代依代候補として良血中の良血と言える組み合わせで産まれましたわ。

 姉妹共々産まれてすぐにアーガレストア家に引き取られて聖女の苦行へと入りましたの。

 聖女の苦行とは言ってしまえばただの拷問ですし、産まれてすぐにというのは東大陸でも常道ではありませんし特に私達はノーブルガーディアンとしてフェラリアスやエルマイヤの獣の血を慰めねばなりませんでしたから損耗具合は通常の聖人聖女の苦行の比ではありません。

 母体を酷使し使い潰す事で搾り出させた108名の子供達も灰のように朽ちていきました。

 そうして耐え切れずに死ねばその魂を残る姉妹の魂に魂の混成の秘術で混ぜ込み、それを繰り返しただ一人生き残った私が14になる頃には聖女の称号を得ましたし、その頃には精神と身体と魂は、姉妹達の魂をも取り込んだ事で精錬された第一級霊素体として完璧でした。

 だからこそ前神降ろしの儀では栄えある大教皇の依代として選ばれ、肉体を彼女へ献上し魂を神の炉に捧げ精神は彼女の魂を分祀された端末としての存在になりましたの。

 神の奇跡は全てを復元し再生し蘇らせます。ですので基本的に神民の肉体として選ばれるにあたって霊素体本人が幾ら消耗していてもそれは関係ないのです。傷つき汚れた肉体も壊れた精神も崩壊した魂も東大陸では全く問題になりませんわ。

 ですのでどう生きてきたかよりも今どうかが最も重要視されます。信仰を試される真実の裁判の話をいつかしましたでしょう?

 あれが当たり前とされるのもそういった価値観が根底にあるからなのです。その時、その瞬間に良ければいいのですわ。

 そして教団の神民達が行う人類目録編纂会議で決まる人類目録に基づき平民達はより良い配合を組み合わされ番い、子を産み育て、血統書付きとなりそして各家に資産として更に分配されていきます。そしてその資産を元にイブを選んでは配合を重ね、増やし、合祀し、また分祀して人という財産を掛け合わせて強くして増やして築く。

 私個人で言えばアーガレストア氏族の……フェラリアスの所有物という扱いというわけですの。彼が決めた掛け合わせによって生まれた存在。

 私はノーブルガードと呼ばれる氏族ですが、ノーブルガードはアーガレストア氏族が聖獣の血の為に素質高いイブを元に始めた品種改良を長年掛けて続けている氏族であり、特に女子であれば白い子供達と名付けられそれだけで松明として使えるだけの素質を持つ血筋です。氏族に連なる者達その全てがアーガレストア家の生きた貴重な財産なのですわ。私が聖女として活動し、研鑽し、心身を高めても評価されるのは私ではなく持ち主であるアーガレストア氏族のフェラリアスになりますわ。

 東大陸では相手を決めて子を成すという事は個人で決めていいことではありません。愛を紡ぐことは神聖で尊いことです。それは神民にのみ許された特権なのです。

 私のようにプライベートデザインの氏族でもなければ洗礼時に神へクラスを願う自由もありますし生き方そのものはある程度選べますが……。自由に子を成すことだけは許されませんわ。勝手に子を成せばそれはカグラ様のように孤児として扱われ、多くは薪や弾丸、そういった用途になり短命で終わることになります。あえて孤児を作らせる家もあるそうですけれど。

 純正十二氏族の当主達によってまずは主だたる組み合わせが決まります。そこから序列ごとに下の組み合わせを決める権利があるのです。与えられた手元の財産を元手にこつこつと。

 それで言えば……まぁ、言い難いのですけれども婚姻制度そのものが財産管理の為にある特有の制度ですわ。神民であれば婚姻そのものがありません。神民同士であれば自由恋愛ですし神民とそれ以外であれば一方的な意志で所有するかしないかだけです。

 特に皆様であれば自我すら認められず、神民は勿論のこと人間の平民でも自由にしていい存在となりますわよ。平民と奉仕種族、こちらの組み合わせも人類目録に基づく婚姻という形で紐づけられ該当の平民が管理するその氏族の所有物という扱いになります。特定奉仕種族の取り合いになれば序列で優先権がありますわ。

 今の東大陸において世界とは聖地の火から創られた神民、東大陸の灰で作られた人間。そしてそれ以外の大陸に散っている嘗て神民と争った神に仇なす魔の生物を憐れんだ神がその罪を雪ぐ機会を与える為にその死体を奉仕種族として蘇らせた生まれながらに原罪を抱える憐れな罪深き生物、モンスター扱いの亜人や魔族のような神の敵であった魔の生物達の末裔など魂の位階を昇る為に必要な試練として人に与えたもの。そして神が神民と人間に与えた自然や星そのもので構成されているのです。

 もし東大陸の外で価値あるものが見つかればそれは神民より不当に奪われたものとされます。それが分かりやすく物品であり神敵が不当に所持しているのならば最初は勧告から、それでも手放さなければ長から始まり下へ順番に懲罰し、それでもなお拒むのならば次なる次元へ進めていない、魔に取り憑かれた者達として今一度蘇りの機会を与え罪から解放すべく一族全てを根絶やしに。そして生まれを間違えた憐れな神の財を回収し神の御元である教団へと取り戻す。在るべきものを在るべき場所へ。それが当然で当たり前ですもの。魔族などが神の財を所持すれば問答無用でこれです。

 皆様が人類目録に基づいていつの間にか結婚していることになっていたとおっしゃるならばその目的は間違いなく所持していらっしゃる神の工芸品(アーティファクト)、知識や技術、建造物書物、地位を継ぐ権利の正当性、歴史や血に種族そのものを財と看做しての東大陸に寄らない出自である価値ある神の財の簒奪と回収ですわね。東大陸で婚姻とは品種改良の為の配合表記か誰が管理所有しているかを示す為のものでしかありません。今や神霊族など特に人を楽しませる為に神が与えたということになっていますから改めて富を分配した程度の認識かと。神霊族の長を人間上位の形で婚姻していることにして種族単位で所持している事にしているのです。後で生きた財に対して権利を持つ氏族全体で一族を総吟味して気に入った者を妻、夫として纏めて召し上げるくらいはするつもりでいるはずですわ。

 傍から見ればただの身勝手な自己都合ではございますけど婚姻という形で緩やかに回収という形であれば奉仕種族としての無条件認定が決定している事になるので慈悲を垂れているという認識すらありえますわよ。実情はギルドや古い神霊族を始めとする形無き財を持つ群れへの乗っ取り行為であっても認識としては余計な血を流さず奉仕種族となれる穏便な形で終わらせてさしあげた、ですわ。される側にすればいきなり所有物扱いされているというだけですけれど。

 人類目録編纂会議はようするに生きた財産の奪い合いですがメルトアルストラムレト様、カミナギリヤ様にウルトディアス様のような方々であれば重ねた歴史や個としての魂単品だけでも資産価値の高いものですからもしかしたら純正十二氏族同士で取り合いをしたかもしれませんわね。運悪く在野に流出してしまっていた高価なプレミア品という扱いになるかと。

 確か大怪獣は以前に私と婚姻していることにされていた筈ですので大怪獣に付随するであろう自由都市やギルドはアーガレストアが所持することになりましたのね。神学の編纂書に自由都市やギルドに登録された冒険者の扱いも書かれずにいるのはアーガレストアによるギルド改革と記録の改編が内容まで既に決定済みなので書いても仕方がないからでしょう。異界人は寿命がありますし子も残せない、混血叶わぬ亜人も魔族も絶対神の加護持たぬならやがて世代交代が持たずに途切れる。人の武器は何よりも長く強く世代を重ねられることです。どうせ時を重ねれば何れ歴史に消えますもの。教団が望む未来が確定しているので一時的に言い分を認めるとも別にいい。ただ、神が与えたとしている神霊族の皆様の婚姻での分配は正当な行いですのでそれはともかく大怪獣の皆様の場合は教団にとって血も混ぜられなければ歴史もない、レガノア神に準ずる形の魔力も霊力も一切持たぬ存在であっても正面から砕けぬ故に仕方なしに婚姻という形を取っているのでしょう。私はどうでも良かったのですがギルドメンバーと婚姻を結んでいる方々の心情としては恐らく不服の一言かと。種族としての保有でも無く宗主氏族からの報奨という訳でもない、将来的な組織の乗っ取りを目的とする宗主からの命令による単体としては価値なきものの押し付けですから。教団の長い歴史でも唯一の、それしか手法が無いからという消極的な意味合いで取られた婚姻になります。恨み骨髄で出来れば今からでも殺して全て奪い取りたいくらいは思っている筈ですわね。今この時も氏族を挙げて呪っていると思いますわ。けれどその屈辱も後世には残りません。そこの大怪獣は顔を隠しているようですけれど良き判断ですわね。単純に見目麗しいことは生きた財としての価値を跳ねあげます。婚姻相手から執着されるならまだマシで万が一に神族や天族になど気に入られればアンタッチャブルなことになりますわ。クーヤさんはラ・シルドのお家だそうですけれど。婚約というのならば人類目録編纂会議を通していないでしょうからこちらは本の事を思えば序列争いが目的でしょう。クーヤさんはオマケですわ。オマケ。

 というわけで離婚や婚約破棄なんて以ての外ですわよ。そんな単語存在すら許されませんわ。無理の無理無理ちちんぷいぷいですわよ。

 皆様揃って寡婦と寡夫になるのが楽で早いと思いますわね。存在しないことは出来ませんもの」


「やめないか?」


 闇しかないヤババの実情とドス黒い過去を女児チョコ持ってチョコまみれの姿で淡々といつもの調子で語らないで欲しい。全員ドン引きしすぎて無言なのだが。カミナギリヤさんが小さくうわぁ……とぼやくのだけがロビーに響いた。

 限界突破のディストピアすぎる。というかどこを切り取ってもヤバい情報しかない。衝撃すぎてこの私が全部聞いてしまった。

 暗黒神ちゃん的にも蘇りだの魂の混成だの合祀だの、魂は既に有限であり使いまわしているという前提を踏まえれば仕事を増やすのをやめろと絶叫案件でしかない。

 レガノアの奇跡があるからヘーキヘーキの精神でエラーにエラーを重ねて切り刻んで入れ替えてシュレッダーにしてミキサーで一つにしたら最強の魂ができたわみたいなストロングすぎる扱いやめろ。そのこの世の終わりのような魂達を最終的に処理をするのは私なのだが。長命種以外の生まれ変わりを重ねてエラー崩壊したような魂の処理だるいなーとか思ってたのにそれどころじゃないのが突然飛び出して来おった。

 仕事量だけが積み上がりどこから手を付けていいのかすらわからんレベルだぞコレは。

 助けてレガノア!!

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レガノアに助け求める暗黒神様かわいい
ふー暗黒大陸過ぎん東大陸? 暗黒神ちゃんの仕事を減らすためにも東大陸をボコボコにしないと!
もう東大陸は暗黒神様が全部踏み潰した方が早いんじゃないか(呆れ) カグラの聖銃出てきた時点で思ってたけど、こいつら有限資源をどれだけ無駄に使えるかコンテストでもしてるのか……?
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