2/2
○2○
*HINA side*
「ただいまっ!」
「疲れた、、、」
「ただいまぁ!あっ、ブサイクまたサボってたんか?」
「ただいま帰りました!寒かったですよぉ…」
熱いと感じるほどムッとした空気が顔に直撃する。
「おーっ!
お前ら、やっと帰ったか!」
いつもどうりのブサイクで間抜けな笑顔でキイチが振り向いた。
「お前言うなアホ」
すかさずヒカルが突っ込む。
キイチはただでさえブサイクな顔をさらにブサイクにした。
「はぁっ!?ア…アホ!?そらお前だろ、偽装関西人が!」
「なんやて!?わしは生まれ変わったんや、偽装とちゃう!」
「んなもん同じだ!」
いつものように口論が始まる。
「うるさい、ブサイクに言われたくない。」
「ぶさっ!ブサイク!?」
「間違い言うたか?な?」
「くだらないよな。あいつら」
「だよね(笑)」
「あはは…(汗)」
オレたちにとってはあんなの日常茶飯事。
正直見てるだけで疲れるからみんな放っておくんだけどね?
「じゃあ、とりあえずオレらは…」
「俺、寒かったからなんか飲みたい」
「じゃあ僕、コーヒー淹れてくるね!」
「お、ジョーさんきゅ!」