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空間と日常のライフガルディアン  作者: スズキ目さん
28/28

第二十八話 十三人の秘密会議

2050年8月01日 深夜


生命班 本拠地 十七階の誰かの部屋。


その部屋の扉の前で1人の青年が立っている。


アトンだ。彼はなぜな周囲を確認し始め、

誰もいないのを確認するとドアを開け

足早に部屋に入りドアを閉めた。


彼が部屋の中に入ると

そこには誰かの自室とは思えない程の広さ

と大きなベッド。ベッドの上にはぬいぐるみ

が沢山置いてあり、ベッドの左横には

低めの大きいテーブルがあり、

その周りに人が十二人、クッションの下に

座っていた。


アトンが立ちすくんでいると一人の青年に

声を掛けられる。


「アトン。お疲れ様です。道中、誰もいません

でしたか?」

「うん。いなかった」

「アトンさん。私の部屋にようこそ。

ここに座ってください」

「ルテミス。ありがとう」

軽く会話を交わす三人。


十二人の正体は開花と一夜にポルズ、アルトスに

フォルアとテルナー、マキナ、エレボス、

シズハ、ルテミス、ホワルン、リナリスだった。


ここにアトンを含めると十三人になるが

なぜ十三人も集まる必要があるのか。


「よし、全員揃ったし始めるか。

ルテミス、部屋を貸してくれて

ありがとう」

「どういたしまして。

私の部屋の方が声が聞こえにくいですからね。

それに私達が話すことは聞かれたらいけない内容がほとんどですから」

「そうだね。まあ、アルカナギルドのルールだから仕方がないんじゃないかな?」

「そうですね」



アルカナギルド


それは開花達daysがいる宇宙国内にはない

こことは違う他の次元にある組織だ。


宇宙国がある次元はプラットと

呼ばれており、ここでは全ての人種が

集う次元と言われている。


次元内にもいくつか国家のある次元もあり、

プラットもそのひとつだ。

宇宙国以外にも地球を中心とした

国家のガイア連邦と

こと座を中心とした国家、アマテラス連盟が

ある。


実を言うと宇宙国は実名ではなく

別称に過ぎない。

何故宇宙国と呼ばれるかと言うと

諸説あるが一説にはこの次元史上

最初にできた国家だかららしい。

宇宙国の本名はアルカナ連盟という。


アルカナギルドがあるのは

ライフエデンという名の次元。

その中にある国家はユートピア連盟という

国のみである。



ではなぜ他次元にある組織に所属している

十三人がここにいるのかというと

それは組織の方針にあるからだ。


アルカナギルドの方針は全知である。

この組織ではあらゆる次元を調査し、

理解し、知識として保管し、研究を続ける。

そしてあらゆる次元内にある全ての国と交流し

同盟を結び、やがてその次元内にいる命を

ライフエデンで保護し、種の絶滅を

回避する役割を担っている。



プラットはユートピア連盟と同盟を結んでおり

アルカナギルドはプラット内で起きている

魔物の正体の解明と対策、魔物による

生態系の変化などを調査しているのだ。


でも今回十三人が話す内容は

これとは違うらしい…。


「開花、まずは内容を教えてほしいくれる?」

「うん。フレイヤからの情報によると

ここ3ヶ月で三大均衡種が目覚めて

活動を始めているらしいんだ」

「三大均衡種ってなんだったぁっけ?」


ポルズが頭にハテナを浮かべる。


「忘れたの?三大均衡種ってのは

自然を操ることの出来たり環境そのものを

変えたりする力を持つ奴らのことよ」


「自分知ってます。確か精霊種と厄災種

それから神隴種の三つでしたよね?」


「うん。確か特徴としては

[まず精霊種は命の傷や病気を癒し

自然を創造して守護する者、

厄災種はその逆で命や自然などに

害をなす者で、

神隴種はその二種を含む万物の管理者で

万物を浄化する者でもある]って

資料には書いてあったよ」

「三人の言う通りなんだけど

神隴種はそれ以外にも万物を破壊する者

とも言われているよ」


「わかった?ポルズくん」

「もう忘れないでよね!」

「うん。すっかぁり忘れてたぁよ」


「じゃあポルズが思い出したところで

話を戻すと奴らは覚醒した後、活動を始めて

いて、 原因は不明らしくてアルカナ連盟はこの事態にユートピア連盟に協力要請を出したらしい

この件について国民には非公開にしてる

らしいんだ」


「え!?それって神爪達も知らないってこと?」

「どうやら本当みたいなんだよね〜。

アタシもアルカナギルド隊員に聞いてみたら

プラットの国王以外知らないみたい」

「無理もありませんわ。国民がそれを知ったり

したら国は大混乱に陥りますわ」


「ちなみに、三大均衡種の内、どの種が

 一番多く覚醒してるとかの情報は

 ありますか?」


一夜が問う。


「うん。一番多いのは厄災種と精霊種

 だけみたいだ」

「アルトス、流石だねぇ〜。

 流石アルカナギルド、任務成功回数

 ランキングトップの人間だぁね」

「えっへん」


アルトスはポルズに褒められて嬉しいのか

少し頬が赤くなっていた。


「それとこれは俺だけかもしれないが

 最近、神隴種を超える何者かの命が

 動きそうな気配がするんだ」

と開花は冷や汗を書きながら言う。


「開花様、それは私も同じような気配を2日前に感じています」

「開花、実は俺も同じような気配を

 昨日感じたんです」


「ん〜…なんかその存在、

 誰かに聞いたことあるなぁ〜」

「それ、ウチも聞いたことある」

「エレボスさん。もしかして元に戻りましたか?」

「うん元に戻ったよ」

「ん?ルテミスったら、今気付いたのかしら?」

「はい。もとに戻って良かったです。 

 というかポルズさん!!

 もう変な薬をそのへんに置かないで

 くださいね!?」 

「ごめぇ~んねぇ。次は気をつけるよ」


前回の自己紹介でエレボスは私と

言っていたが実をいうとあれは本当の

一人称ではない。

ではなぜあぁなったのかというと

それはポルズが買っておいた人格変化薬を

飲んでしまったからだ。


つい二週間前、エレボスは新戦纏[アルベール]の

最終調整がなかなかうまくいかず

早朝まで作業がかかってしまったらしい。

その途中で眠気ざましの飲み物を

飲んだつもりが机の上に無警戒に置いてあった

人格変化薬を誤って飲んでしまったらしい。


そのため、夏休みが始まる二週間前から

彼女の人格は変わっていたのだ。


エレボスはその時の記憶がないらしく、

今日の朝、起床し、みんなのいるところに行き、おはようと

みんなに挨拶をしたら何故か

心配されて本人は戸惑っていたそうだ。



「とにかく、エレボスが元に戻って良かった」

アトンは安堵する。

「えへへ。心配かけたね。次からは

 気をつけるから」

「気をつけるべき人はポルズだけどね」

アトンがポルズをジト目で見る。

「は、はぁ~い。気をつけまぁ~す」

と冷や汗をかいているポルズ。


「あの~会議の続きをしませんか?」

「あ、ごめん」

「自分、聞きたいんだけど

 その神隴種を超える命ってどういう存在

 なの?」

アルトスが問う。

「ウチの聞いた話だとなんかそいつのいる

 星だけじゃなくて『その周りの星々にも

 干渉できたり、さらには次元一つをも

 簡単に干渉できるやつ』らしいよ」

「それは誰情報なの?」

「ん〜…忘れた」

「忘れないでよね」

「ごめーん」

「まあエレボスの言った通り

 やつはそのような特性を持つ。

 だから今後警戒を強めよう」 

「了解×12」


「ねぇ、それより私から提案があるのだけど」

と突然手を挙げるホワルン。

「ホワルン。どうしましたか?」


「もうこの次元に来て二年くらい経つわよね?

 そろそろ一時帰国したらと思うのだけど」

「あ!!そういえばそろそろ会いに来いって

フレイヤが言ってた!!」

「ちょっと!?それ早く言ってくださいよ!!」

「あーあ。いかなきゃいけないじゃん」

「開花ってそういうところ、治りません

 よね〜」

「だってあの人達に会うとさぁ~

 子ども扱いされるのが嫌なんだよ〜」

「言い訳が見苦しいですよ?」

「あー!!それはアタシも同じこと

 思った!!」 

「あー…私もそういう扱いされたこと

 あるわ。少々プライドが傷つくし

 恥ずかしいのよね〜、あれ」

「え!?もしかして私の今までの

 行動もそう思われてたの!?」

「リナリスのはマシな方だよ

 頭撫でるだけだから。

 でもあの人達のは違うんだよ〜」

「そうなんだよね〜」


とアルトスが頷く。

とルテミスが大きく咳払いをし

口を開く。



「それより皆さん。先程から

 声が大きいです。16階の人達に会話

 聞かれますよ?」

「「「あ、すみません」」」

「全く。そろそろ会議を終わりにしませんか?」

「そうだね。じゃあまとめると

 まず三大均衡種については少し警戒する。

 それから夏休み中にライフエデンに

 行く。それでいい?」

「賛成!!×12」

「じゃあ会議終了」

とこの会議は終了したのだった。


メンバー情報「女性編 その1」


テルナー……活発な性格。

     一人称はアタシ。

マキナ……大人しい性格。

     一人称はわたくし

フォルア……活発で煽りグセが少し酷い性格

     一人称は私。

三人は実をいうと幼馴染である

 

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