第十二話 図書室のお騒がせ物
学校生活に馴染み始めた5月頃
昼休みにて図書室に紫色の髪型をした
男子高校生がいた。
彼は『ポルズ・トリエンス』
亜神[トリオン]族と呼ばれる人種のイケメンな男子学生であるため、人気かと思いきや彼は特殊性癖持ちの
サイコパス。そのため女子からはもちろん男子からも
話しかけられない残念なイケメン男子だ。
アルカナ・サンクチュアリ学校の1年生であり、生命班の偵察科に所属している。
偵察科とは日頃から宇宙国を陰ながら見守り、
闇裁断[ダークヴァイヤンス]化した生命体や
生命班が睨みつけているテロリスト達を偵察し、
情報を提供する科目だ。
洞察力と忍耐力が問われる。
余談だが、宇宙国の学生制度はかなり特殊だ。
宇宙国に住んでる人種は人間、生命人以外が
長寿の寿命を持つ。長寿の寿命を持つものは
150歳くらいが人間でいう高校生と同じ外見のため、
宇宙国では長寿の人種の小学校への入学基準は
110歳くらいから可能である。
彼はひとりで図書室を歩いていると
ひとりの女子学生が本を3冊持ちながらさらに本を探していた。
彼女の名は『ダルニャン・レルピア』
ポニーテールの髪型に頭に猫耳が生えている猫族であり、
生命班 司令科に所属している。
一日九時間以上読書をしていることがある
アルカナ・サンクチュアリ学校の一年生だ。
礼儀正しいが、いやらしい発言や言葉を口にしたり
耳にしたり、見たりすると頬を染めておかしくなったり
彼女自身がいやらしく聞こえてしまった場合、
いやらしいことを妄想してしまい、おかしくなるという
性格だ。
司令科とは特別な試験に合格しなければ入隊が許可されない科目であり、任務の内容の確認や承認、災害時などの緊急事に指揮ったりする。
決断力や判断力、冷静さが重要視される。
「あ、いたいたぁ〜」
「ん?あ、ポルズさんですか」
ポルズはダルニャンに話し掛ける
がしかし、図書室の空気が何故か気まずくなり始めている。
「何を探しているんだい?」
そんな事など気にせずポルズはダルニャンに問い始めていた。
「なにか面白そうな本を探しているのです」
そう答えられるとポルズは何故かニヤッとし始め
「これはどうだぁい?」
とダルニャンに一冊の本を渡した。
「この本、面白いのですか?」
「うん、とても面白いよ。だけどねぇ……
これ実はあれやこれやそんなことが書いてあるんだァよねぇ」
ポルズがそう発言した途端、ダルニャンの頬が急に
赤く染まり始め、ボフン!!
ダルニャンが思わず大声で
「な!なんと不潔な本なのですにゃ!?」
と発言した。
「あれぇ〜?僕はただ本の説明をしただけなのに
なんで頬を染めているのかなぁ〜?君ってもしかして
変態?」
「わ、私は、た、ただ個人で妄想していただけで
それを変態と決めつける、ポルズこそ変態なのでは?」
「なんのことですかぁ〜、ダルニャンさん♪」
「やはりあなたには、私がここで罰を与えるべきですね
ポルズ・トリエンス!放課後、司令室に来なさい!」
「えぇ、お断りします」
「では、あなたの今まで購入した拷問器具を生命班本部に
提出してもよろしいということですね?」
「そ、それをなぜ!?……すみませんでした」
ポルズは危機感を感じたのか素直に謝罪を口に述べた。




