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空間と日常のライフガルディアン  作者: スズキ目さん
11/28

第十一話 利用

ここは蠍座系 アンタレス 第二都市 ベノルスコ


ビルが立ち並ぶ場所に1人の怪しい人物が何やら

コソコソ動いていた。体格からして性別はおそらく

だが男のようだ。

しばらくして男の前に一台の車が止まる。

男はその車に乗り込み、車は走り出す。

「状況はどうだ?」

男は運転手に問い出す。

運転手はどうやらこの男の配下についているらしい。

男の名は『パルセル・シルステル』

彼はテロ組織『アガルデン』のリーダーであり、

過去にも、このテロ組織は宇宙国にてテロを

起こしており、未だに捕縛には至っておらず

生命班が警戒しているテロ組織の一つ。

彼らの目的は不明のため

現在、こちらも生命班で調査中だ。

パルセルの質問に

運転手は「問題ございません。現在、幹部のひとりが

闇裁断[ダークヴァイヤンス]エネルギーを

取り込みましたが健康状態には問題ないそうです」

と発言した。

「ようやく手に入った闇裁断の力だ。上手く利用して

やろうじゃないか」

パルセルは不敵に笑う。

「それにしても、よく手に入りましたね」

「あ?あれはなぁ、この前 中心都市 スコルシスト

で出現した、闇裁断化したティラノサウルスの血液から採取した。あれさえ手に入れば闇の戦纏[アルベール]に改造できるってわけよ」

闇の戦纏[アルベール]、それは別名 アグトーンアルベールと呼ばれている。アグトーンとは闇裁断化した『Hassumヒューマン[生殖可能人型AI]』の通称だ。


そもそも『Hassumヒューマン[生殖可能人型AI]』とは

太古の昔、生命人が少子化を解決するため作り出した、繁殖を可能とした人型人工知能を作り出したAIである。

Hassumヒューマンは生命体と同じく感情を持ち、

食事を取り、睡眠を取ったりする。

特徴としては怪我の代わりに一部分が壊れるということである。その場合は修理が必要になる。

アグトーン戦纏は普通の戦纏に改造を施し

闇裁断エネルギーを入れることより、生命体の感情に反応し、肉体の限界を超えて、増幅させ、最悪の場合、死に至る恐れがある。

そのため、アグトーン戦纏は宇宙国にて違反であるため

厳重に取り締まっている。

パルセルは

「さぁて、パーティーの始まりだよ」

パルセルは笑みを浮かべ、人の悲鳴や悲しい叫び声を

思い浮かべていた。




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