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空間と日常のライフガルディアン  作者: スズキ目さん
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第一話 日常

昔、数多くの星々が誕生し、その星々に命が生まれた。

命は繁栄と絶滅を繰り返した。星々が誕生してから

時は流れ、神々と人の文明による時代が始まった。

しかし、1人の神の裏切りにより、命の終末が始まった。

『ラグナロク』である。ラグナロクにより、全ての命が

滅びかけたその時、突如として『救世者』『時空者』

『精霊者』『知識者』『浄化者』が現れ、全ての命を救い、

ラグナロクを終わらせた。ラグナロクを終わらせるために

力を使い尽くした救世者、時空者、精霊者、

知識者、浄化者は肉体と力を失い、核となって

星々に散らばった。この出来事により、

救世者、時空者、精霊者、知識者、浄化者は時を流れ、

『五英雄』と呼ばれ、人々に語り継がれている。

しかし2050年の今、再びラグナロクが迫っていた。



2050年4月1日

ここは火星 中心都市 アルカナ

この日、宇宙国立アルカナ・サンクチュアリ学校は

入学式を催していた。

宇宙国立アルカナ・サンクチュアリ学校とは

2040年4月1日に設立、開校された学校であり

共存をテーマにそれぞれの生徒の希望に沿った

学業を学べる学校である。


新入生達は足早に

今日から始まる学生生活に期待を胸に

学校に向かっていた。

そんな中、1人の男性が近くのカフェでくつろいでいた。

人を待っているのだろうか。

服装は黒いズボン、黒いローファー、白いワイシャツ、

その上に白いブレザー、その両肩にはアガスティアの木と

湖の校章が着けられていた。

きっとアルカナ・サンクチュアリ学校に今日から通う新入生だろう。

カフェでくつろいでいる男の名は『日神美 開花』

[ひかみ かいか]

救世者の核と契約した、アルカナ・サンクチュアリ学校の

進学科に今日から通う15歳である。

調べることが大好きで、1度気になると何がなんでも調べる。

コロコロと性格が変わるため、周りに迷惑をかけるが

やりたいことはとことん貫く性格である。


「遅いなぁ……。約束の時間を過ぎている」

と口にする。

その時、「ごめん!!遅れた!」

と息を切らして同じ年頃の男性が現れた。

彼の名前は『暁 神爪』

[あかつき かずめ]

時空者の核と契約したアルカナ・サンクチュアリ学校の

古生物・歴史科に今日から通う15歳である。

古生物と歴史が大好きで古生物、歴史の話になると

うるさい。

性格は冷静であり、いつも何かと開花と一緒にいる。

「あれ?3人はどこにいる?」

開花が問う。

「あいつらならもう学校行ってるって」

神爪が答えた。

「そうか」

特になんの感情もなく返事をした。

「少しゆっくりしていくか?」

「いやいいよ。早く学校行きたいんだよね」

「それもそうか」

と開花は席を立ち上がり、

お会計を済ませ、カフェを出た。

「今日から新生活か。楽しみ」

「そうだな」

「俺は早くまだ知らないことを知りたいなぁ」

「そうか」

すると神爪が切れた。

「おい!なんか言ってよ!」

「え?なんで?」

「え?なんで?じゃねぇよ!!」

「そ、そうか。すまん」

開花は軽く謝罪した。



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