第六話 五柱再び
日々、ブックマークが増えており、感動しております。これからもどうぞよろしくお願いします。
光が収まり、視界が戻ると過去に見たことがある場所だった。
一面真っ白の世界。そう、神様たちの世界だ。
「フォフォッフォッ。久しぶりじゃな、アレン。」
「お久しぶりです。創造神ゼノン様。」
「うむ。お主の活躍見ておったぞ。なかなか強くなっておる様じゃな。」
「まさか見られていたとは、、、。これからも頑張ります。」
「アレン。なぜドラゴンに対して魔法を使わなかったの。あの程度なら一発でしょ。」
「魔法神ライン様、すみません。周りは森でしたので被害は最小限にしたかったのです。」
「私としては地形変えるぐらいしてほしいな。」
「それはちょっと、、、。」
地形変えるってそれはまずいでしょ!!!なるべく僕の力は隠したいし。そんなことしたら一発でバレちゃうじゃないか!
「魔法バカは考えなしだから駄目だな。アレン、剣術はいいぞ。努力した分裏切らないからな。お前には剣術の才能がある。魔法なんか使わずにこれからも剣術を極めるんだ。」
「ありがとうございます。」
武神ガウルが僕の剣術をほめてくれた。
「武術バカがうるさいわね。絶対魔法のほうが強いんだから。魔法を使えばあなたなんて一発で倒せるわ。」
「そんなわけないだろ。なんだ?やるのか。」
「えぇ、受けて立つわよ。」
武神ガウルと魔法神ラインが喧嘩を今にでも始めそうな勢いでにらみ合っている。
「おい。お主らやめるのじゃ。」
「「一番戦うの弱いお前が言うんじゃない。」」
「なんじゃと!?わしはこの世界を作ったんじゃ!!わしが一番強いに決まっておる!!!」
そこに創造神ゼノンも加わり収集がつかなくなっている。
一応、技術神レアが仲裁しようとしているが全く相手になっていない。
「アレン。」
その中、僕のことを生命神フレイが呼んだ。
「あなたの力はもはやこの世界では神を除いて最強だ。だから、使い道はくれぐれも気を付けてね。」
「はい。わかりました。当分は大切な人を守るとき以外は隠し続けようと思っております。」
「そのほうがいいね。もう時間だ。これからの活躍をここから見ているね。」
「はい。今日はありがとうございました。」
アレンがお礼を伝えると再び光がアレンを包んだ。
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光が収まり視界が戻ると洗礼を受けていた神様たちの像の前だった。
「なんだったんだあの光は。司教は何か知っておられるか。」
「いえ、私も初めて見る光景でした。アレン様は神様方から相当祝福されております。」
「それは素晴らしい。ステータスにも期待が持てるな。」
「そうですね。それではアレン様は別室でステータスの確認をお願いします。領主様は先ほどの部屋に戻っていただきます。」
そういうと司教は初めに案内してくれた女性を呼び、僕を父上とは別の部屋へ案内してくれた。
「なぜ、父上とは別室に?」
「はい。ステータスは基本的に本人以外は見てはいけないことになっています。洗礼を終えた方にはじっくりと一人で自分のステータスを見ていただくため、こちらでは別室に案内しております。」
「なるほど。ご説明ありがとうございます。」
「では、御用がありましたら、そちらのベルを鳴らしてください。」
そう言うと女性は一礼して、部屋を後にした。
「さて、ステータスを確認しますか!」
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