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争う武器商達  作者: 里芋
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第四話 防戦一方

最後の正鬼のシーンが短すぎると思ったので付け足しました。

僕が休憩室と書かれた部屋に入ると目の前に居たのは・・・

「やあ」

パーカーを来た男だった。

・・・誰?

「まあ、俺もそう思うよ」

「僕、何も言ってないんですけど」

「なんとなくで分かるだろ、そんくらい」

普通の人はわからないと思うんだけどな。

「ま、とりあえず」

そう言うと眼の前の男は大砲を出現させた・・・・・・え?

「グッバイ」

僕に向かって約120ミリの砲弾が飛んでくる。

「ちょまっ・・・」

とっさに分厚い血の壁を作る。

「おっと、マジか」

これは・・・非常にマズい。いくら血液のストックがあるからと言って、このペースで使っていけば・・・

「なくなる。か?」

新手か!

即、僕は血でできた棘の雨を降らせる。

「流石にこれはひどいと思うぞ?」

僕が新手だと思ったのは、なんと家長だった。


「なん・・・だと」

「おい!居たぞ!」

遠くで男が叫んでいる。

「お兄ちゃん!逃げないと!」

近くで綾が叫んでいる・・・綾!?

その瞬間、俺は失っていた(と言っても数秒だが)記憶が蘇る。

「そうだな」

そう言って俺は立ち上がろうとする・・・が

「何してるの!?早く行かなきゃ!」

力が抜けてまったく立ち上がれない。

(くそ・・・やっぱり反動がきつすぎる)

「綾!先に行っとけ」

「お兄ちゃんは?」

「少なくともこれから一年以内にはまた会える」

「じゃあ私も一緒に行く!」

「分かった・・・だが、忘れないでくれ。俺は綾、お前を絶対に、どんな目に会おうとも助ける」

「分かった!」

その声が聞こえた瞬間、俺は疲労で意識を失った。


「家長!?」

「後は俺がやる、利生」

「何でこんな所に・・・」

「あとで話す」

そう言って俺は利生を後ろに下がらせる。

俺の能力は2つある。一つは戦闘中に使えたものじゃないがもう一つは頼りになる、そんな能力だ。

「へぇー家長と来たか。えらく身軽なんだな、大森家の家長は」

「まあ殆どのことは各家に任せてるからな」

「じゃ、早速始めるか」

その言葉が聞こえた瞬間、俺は持っている銃を全て空中に投げる。

俺の持つ頼りになる能力、それは『銃を操る』能力だ。

「発射」

俺がそういった瞬間、空中に浮いた4つの銃が全て発射される。

「マジかよ」

男は苦し紛れに砲身を盾にして身を守る。

「やめ」

俺がそう言うと銃の発砲は止まった。

すると俺に向かってロケット弾が飛んできた。

前に転がりロケット弾()回避する。

「まだあるぜ?」

砲弾が俺に飛んでくる。

(これは当たったか・・・?)

「僕がいることも忘れないでください」

俺の前に血の壁が形成される。

「ありがとう利生、助かった」

血の壁が溶けると俺の目の前には砲口があった。

「おかしいだろ!」

今度は横に転がり回避し、同時に発砲する。

「もう見切った、流石に避けられるぜ」

その言葉通り、男は確実に銃弾を避けて接近してくる。

(あいつバケモンだな)

俺もあえて接近して、男に白兵戦を仕掛ける。

「俺に近づいてくるとは、馬鹿だな」

「それはどうかな?」

ここまで近づいたらもう十分だ。

俺は浮いている銃を回収し、男に向かって連射する。

「だから当たらねえ・・・って・・・」

男の脇腹から血が吹き出す。

「俺自身が撃てば銃弾も操れる。言ってなかったな」

「はっ・・・そんなこともできるなんてな・・・俺の負けだな」

「そういうことだ・・・じゃあな」

俺は男の頭に向かって引き金を引く。

「待ってください!」

が、血によって弾丸は止められる。

「そいつを尋問したら華原についてなにか聞けないでしょうか」

なるほど

俺は銃をしまう。

「分かった、そうしよう」


数週間後、正鬼

「ああ、眠い・・・ここどこだ?」

(薬かなんかで眠らされてたのか?)

真っ暗な部屋の中で俺は何かに縛られていた。

「とりあえず・・・灰雷!」

刀を呼び出し、縄を切る。

そして、適当に壁を切る。

(脱出完了、楽勝だな)

そう歩き出した時・・・

「っておっとっとっと!」

俺が歩いて出ようとするとそこははるか上空の何処かだった。

「・・・マジでどこだよ」

俺の眼下に広がっていたのは日本列島のどこでもなく、どこかの海だった。

「飛行機だとしても飛び降りたらとりあえずなんとかなるかと思ったが、流石にこんな海のど真ん中で降りた暁には当てもなく海をさまようことになるな」

なら・・・

「この飛行機に乗ってる他のやつを探しに行くか」

灰雷で部屋のドアを切り取り、蹴破る。

一歩踏み出すと、左右からガタイのいい男二人に小銃を突きつけられる。

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