プロローグ
とある雨が降る森の中
「ゼェ、ハァ、ハァ」
息を切らしながも必死になって走っていた。
走りながらも男は叫ぶ。
「ふざけんなよ!なんでこんな目に合わなければいけねえんだよ!ふざけんな!」
男は全力で走る。逃げるように走る。次第に体力がなくなっていくのを感じながら。
ドサァ、音をたてながら男はついに倒れた。
「ああ、こんなことで死ぬならあいつに告白しとけばよかった・・・」
そんな事をつぶやきながら男は雨の中体が冷たくなるのを感じながら目を閉じていった。
次の日、森の小さな村の中
「いや~昨日はまですごい雨だったなぁ~」
「油断するなよアルス、いくら獲物が出てきやすいからって地面滑りやすくなってるからなー」
そう言いながら狩場にいくアルスとエイト。
「そういえば薬草採ってきてって言われてたわ。先に行っててくれ」
「分かった。あんまり奥に行くなよー」
へいへいと言いながら薬草を採るアルス。
しばらく行くとアルスは倒れていた男を見つけた。
「なんだこいつ、生きてるのか?」
近づいて確認してみたら一応は生きていた。
「おーい!こっちに変な服着てるやつが倒れてるぞ!」
「本当か!?今そっち行くよ~」
ここから物語は始まっていく
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