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マコの話し。


『・・・着いた。』



さっきの女の子のことを思い出しては悩みながら歩いていると、学校に着いた。


すでに人で窮屈そうになっている下駄箱に近寄る。



ドンッ



『あ、すいません』


「・・・・・・・」


『・・・・?』



人にぶつかったかと思ったらその人はあたしをガン見し始める。



『・・・・なにか?』


「はっ、い、いや~こっちこそぶつかってごめんな~」


『はぁ・・。』



ちょっとチャラそうなそいつは、どうやら新入生らしい。

茶髪に染めた髪。ワックスで固めた流行りのスタイル。


(一番関わりたくないタイプきたわ~・・・)



『じゃ、そういうことで』


「ちょ、ちょっと待った!きみ、何組なの?」


『・・・・・・まだ見てないですけど』


「じゃあ俺が見てきてあげるよ!ほら、名前は?」


『結構です自分で見ますから』


「あ・・・ちょっと・・・」



まったくもって意味がわからないとあたしは早々にその場から立ち去った。

まだなにか言いたそうにしていた彼を置いて、あたしはクラス表に向かうのであった。



『・・・・・・4組か・・・』



階段あがって一番奥の教室か・・・

ツイてないな。何するにも一番遠いってことだし。



頭の中で文句を並べながら階段をあがる。

廊下には友達を早く作ろうと人がたくさんいた。



(みんな必死なんだな~)



そう思いながら人には目もくれず教室を目指す。


開けっ放しのドアから聞こえる賑わった声に少し躊躇しながら、あたしは教室に入った。



*

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