第42話〜修学旅行番外編〜
これで文化祭も修学旅行も終わりました。
お疲れ様でした。
「お母さんは寂しいのよ〜」
慶ちゃんとさっちゃんがいなくなってから、夕飯の食卓が寂しいわ…。
明日には帰って来る予定なんだけど、二人とも無事に帰ってこれるのかしら…。
「飛行機事故なんて起こらないわよね…?」
宝くじの一等当選以下の確率って言うけれど、不安だわ…。
ハイジャックだって考えられるし…。
さすがにハイジャックは無いとは思うけど…。
「こればかりは祈るしかないわね〜」
それにしても、私も慶ちゃんと行きたかったな〜。沖縄に。
個人的に行けばよかったかしら。そしたら慶ちゃんは、綾子さん、どうしてここに。なんてびっくりしちゃったりして。そんな慶ちゃんをギューって抱きしめて。
それで慶ちゃんは頭から湯気を出しちゃったりして。
「慶ちゃん、可愛い♪」
私も高校生に戻りたいわ〜。そして慶ちゃんと学園生活を送りたい。慶ちゃん、ノート貸して。とか言ったりして。
そして、あの時の私は無かった事にしたい…。
「でもそうしたら、さっちゃんは生まれなかった事になっちゃうわ…」
複雑ね〜。わたしよく分からなくなっちゃったわ。
「そうだ。慶ちゃん達が帰って来たら、何をしようかしら」
慶ちゃんをお買い物に誘おうかしら。
あっ、でも…さっちゃんは、慶ちゃんとお付き合いをするようになったって、メールで言ってたわね…。
「でもそんな細かい事は気にしないのよっ♪」
わたしは慶ちゃんとお買い物をしたいだけなんだから。
でも…慶ちゃん、私の誘いを断るかもしれない。
「慶ちゃんなら大丈夫かしらね♪」
帰って来たら、ギューって抱きしめちゃおっと♪
…。
……。
………。
「ほらほら二人とも!夕食ですよ!」
忠海と四分蔵がいなくなってから、多少マシになった僕の生活。
でも一番手を焼くのはこの二人なんです…。
「おい直正!今のスライダーは何だ!」
「ガッハッハ!ワシの育てた選手のスライダーは伊達じゃないぞい!」
二人はパワフル野球をやっているようです。そして僕の声は聞こえていなかったのでしょうか。もう一度呼びましょう。
「有次、直正。夕食の支度が出来ましたよ」
「うっせーなガキが」
「ワシらは今取り込み中じゃ。後にしろい!」
酷い…。僕が頑張って作った料理なのに…。
前田さん…。僕はいらない子なんでしょうか…。
「グスン…」
「うわっ!泣くな高政!俺達が悪かったから!」
「すまんすまんすまん!」
「もういいです!二人なんか知りません!二人なんか大嫌いですー!」
「二人とも…。高政を泣かせたみたいね…」
「外康っ!?」
「いやいやいや、これには深い訳があるんじゃ!」
「問答無用ー!!!」
「「ギャー!!!」」
嘘泣きもたまにはいいですよね、前田さん。
…。
……。
………。
「暇ですね…」
澪がいなくなってから、家事と買い物以外何もする事がありません…。
「新しいカチューシャを買いに行きましょうか…」
面倒臭いですね…。
お茶でも飲みましょうか…。
「寂しいわ〜」
「平和ですね」
「おいしいお茶です…」
修学旅行中の三人はこんな感じでした。
有次『俺と』
直正『わしの』
二人『元ネタ武将はどんな人?のコーナー!!!』
有次『今回のゲストは小悪魔美少女、七美ちゃんだ』
七美『よろしく〜♪』
直正『そして気になる今回の武将は…』
七美『雑賀孫市ね♪』
有次『そのとおり。今回は鉄砲集団、雑賀党鈴木氏で一番有名な鈴木重秀についてだ』
直正『そもそも雑賀孫市というのは、正体については不明なんじゃ』
有次『重秀の父、鈴木佐大夫を指すとする説や、兄の鈴木重兼《平井孫一という別名あり》や鈴木重朝《関ヶ原の合戦・水戸藩への仕官などの経歴はこの人物と重なる》、そして鈴木重秀を指すとする説などがある』
七美『それじゃあ孫市っていったい誰なの?』
直正『孫市=鈴木重秀ってわけではないってことじゃい』
有次『そう。「孫市」が活躍した年月に開きがあり、雑賀衆の頭領は代々「孫市」を名乗っていたという資料もあることから、複数の人間の伝記が混在した可能性が高い。つまり皆が認識している雑賀孫市、ってのは鈴木重秀だよ。とは言えないんだ』
七美『つまり、どういうこと?』
有次『皆が認識している雑賀孫市は、誰のことを指すのか明確な答えは未だに導き出されていないってことだ。佐太夫のことであるともいわれているが、その息子である重朝や重秀のことともいわれている。ただし、年齢的に考えると石山戦争当時の佐太夫はすでに高齢であり、戦場で指揮を執れたかどうかに疑問がある。このため、戦場で活躍していた重朝や重秀の可能性が高いって事だ』
直正『ただし、この小説では孫市=鈴木重秀ということにしているからのう』
七美『あのナルシストの事ね♪』
有次『それじゃあまた次回。今回のゲストは小悪魔美少女、七美ちゃんでした』
七美『私でした〜♪』
三人『それじゃあまたね〜♪』




