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信永編第3話〜部活を作ろう〜

「忠海ちゃんは何か部活とかやらないの?」

「う〜ん…まだわからないや」



と、里美が忠海に質問をしている今は昼休み。忠海と四分蔵も一緒に昼ご飯を食べている



「忠海ちゃんは前の学校では何かやってなかったの?」

「忠海は何もやっていなかったでござるよ」

「戟使い部とか槍使い部とかがあればやってたよ」

「まあ可能性は無いだろうな」

「そんな!諦めちゃダメだよ慶二!」

「諦めるもなにも、そんな部活は作るしかないだろうが」


「じゃあ作ろうよ〜」


あぁそうか、確かにそうだな。澪もたまにはやってくれる


「無いなら作る、創る、造る、これは当然だよ〜」


確かに澪の言う通りだ


「なら槍使い部を作ろうよ!」

「おい忠海、そんなんじゃお前しか活動できないぞ?」

「なら槍と戟使い部はどうだよ?」

「あぁ…それなら俺も活動できるな」

「だよね?もちろん慶二も入るよね?」

「え?まぁ…あればな…戟も使えるし」

「え?あんた剣じゃなくて戟も使えたの?」

「ああ、実はそっちが本職なんだ」


「何だって…!?」

「どうしたんですの?涼子?」

「いや、なんでもないぞ。明日香」


「そうなると拙者も忍者部を作りたいでござるな」

「それは忍者部ではなくてただの薄汚い黒豚部ですわ!」

「いえてるわね♪」

「何を言っているでござるか!明日香殿、七美殿!」


「ならなんでも部を作ろうよ〜!そしたらわたしも入る〜」


と、澪が提案した



「私も入るー♪」

「それだったら入るよ!」

「そうでござるな」



七美と忠海、四分蔵もそれに乗っかる




「三命様ごあんな〜い」




だからお前は閻魔かって!?



「雪りんは〜?」

「私ですか…?あの…慶二さんは…?」

「嫌って言っても無理矢理にでも入れられますね」

「わかってんじゃん慶二♪」



ヘヘッ!まあな!



「それなら…私も入ります…」


「なら俺も入るぞ!」


おっ兼次もか



「六命様ごあん…」



ドカン!!!



「ワシも入るぞ!!!」

「俺も入ろう」

「アタシも〜♪ウフン♪」

「ちょっとみんな!勝手に入っちゃいけないよ!」




教室の扉が開くと同時に見たことのある人達が入ってきた




「…貴方がたは誰なんですの?」

「誰だお前らは?」

「…何者?」

「面白そうな人達ね♪」

「お兄さん達はだあれ〜?」


「「「最悪だ…」」」



俺と兼次、里美は頭を抱えて絶望した…





……



「それじゃあこれからどうするか?ね♪」


あの後高政は授業に戻り、他の人達も一旦帰った

そして放課後になってまた部活メンバー皆で集まり、今後のことについて話し合っている。ちなみに外康さんと雪江さんは用事があるらしくこの場にはいない



「部活を立ち上げるのはいいとして、問題は顧問と部室でござる」


「確かに校門から腐臭がしたら大変じゃからのう!」






あの、話聞いてました?




「誰か顧問をやってくれないかな〜?」

「成美先生はどうだろうね♪」


「「「成美先生?」」」



有次さんと直正さん、高政が不思議そうにしていた




「拙者のクラス担任でござるよ」

「へぇ…ていうかお前はタンニンなんか食べていたのか?変なやつだな」

「何を言っている四分蔵!タンニンなんてできるわけがなかろう!」




多分この二人は担任の意味が分かっていないんだろうな…




「いや、拙者もクラスの一員である以上担任の一人や二人…」

「多分成美は四分蔵のこと、ただの置物程度にしか見てなはずだよ」

「いえてるね♪」

「ああ、そういわれてみればそうだな」



七美も兼次も心当たりがあるらしい



「置物って熊の?狸の?それとも豚の〜?」



澪、黙ってろ



「みんなして何を言っているでござるか。成美殿がそんなことを思うはず…」

「みんな、よくわかったわね」


「「「「先生!?」」」」


先生がいきなり教室の扉を開けて入って来たので、俺と七美と澪、兼次が驚いた。ていうか本当にそう思ってたのか…



「調度よかったよ。先生に顧問をやってほしいんだよ」

「いいわよ♪忠海さんの頼みなら何でも聞いちゃうわ♪」

「やったー♪」



七美は喜びを表わにしていた




「これがタンニンってやつか…」

「見た目は普通の人間じゃのう…」

「ちゃんと動いてるしな…。どれどれ…ちょっくら調べてみますか」



プニプニ




「…どうじゃった?」


「柔らかい♪」




二人して何やってんのー!?







「わしも触ってみてええかのう?」

「いやまて直正、油断しているとビームが出たりするかもしれないぞ」

「ビイムとは何だ?」

「ビームとはな、光線のことだ」

「公選?公職選挙法第二条のことかのう?」

「いや…違う…」

「鋼線…?」

「違う…」

「さっぱりわからんのう…」




こうせんって言ったら大体は光線だろうが!!!




「とにかくだ、直正」

「なんじゃい?」

「俺はビームの出所がわかったぞ」

「さすが有次じゃ!それで…何処なんじゃ?」



「タンニンの胸にある二つの丘からビームが出ると見た」

「ほう…それは楽しみじゃのう!」




そこにいったかセクハラ親父ども!!!しかも楽しみじゃのうって確信犯じゃねえか!!!




「だから俺は調べてみようと思う!」

「おぉ!ついに行くのか有次!?」

「ああ、行くぜ!大一番の戦だ!」

「おぉ!殿は俺に任せろ」




何故か有次さんがカッコよく見え…しんがりは俺に任せろ?









…プニプニ









「柔らかぁい♪」










ですよねー







「くたばりやがれセクハラ親父!!!」

「ガハーン!!!」



「あ、有次ー!!!おのれタンニン!!!よくも有次を!!!」

「うっせえ!テメェも死にやがれ!」

「マノーン!!!」




殿もやられてしまった。さらば徳川四天王…




「成美さんすいません…僕の家の人達が…」

「いえいえ」

「ところで先生、部室はどうするの?」

「それなら心配には及びませんよ、七美さん」

「用意しているんですか先生?」

「もちろんです兼次君」

「さっすがコメディーだねぇ〜」




澪、黙ってろ!




「それで何処なんですか?」


兼次が聞いた




「例の部屋です…」


「「「えぇ〜!?」」」




まさかあの時意味もなく適当に置いた伏線がこんな所で役に立っただってー!?






「とにかく行きましょうか…フフフ」

「「「そうですね…フフフフ…」」」



そうして四人は部屋を出ていった…




「慶二さん、例の部屋って…」


「なんか怪しい臭いがプンプンするよ…」


「拙者の本能もあそこには立ち入るなと言っているでござる」


「ああ…たしかに俺も感じる…」









「だがまぁ…」













「とりあえずそこの二人を起こそうか…」









「そうだね…」

「わかったよ…」

「承知致した…」

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