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闇の魔法使いにかけられたのは恋愛体質の呪いでした  作者: 希羽


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第13話 恋の理由は単純だ!

「好きです! 付き合ってください!」 


 まただ。僕はこの知らない宇宙で、知らない宇宙人女性にまた告白されている。


 いや、彼女たちからすれば宇宙人は僕の方だ。


 これまでこういう時は、「どうも」とだけ言っていたけれど、それでは相手に失礼だとジャックが教えてくれた。


 そう、きちんと教えてあげなければならないのだ。なぜ彼女が僕に好意を抱いているのかを……!


「君が僕に好意を抱いている理由……それは……単純に、脳内の報酬系が活性化して、ドーパミンが大量に分泌されているからなんだ。このドーパミンは依存や中毒のメカニズムと似ていて、恋をすると相手に夢中になるのは一種の神経学的な高揚状態に近いんだ」

「……?」

「わかってくれたかな? じゃあ、またね」


 よしっ


 これできっと大丈夫だ。


 リアムに言われた通り、今日も魔法具の勉強をせねば。


 闇雲に使ってみるのは危険だから、とりあえず図書館で、何の魔法具なのかを調べるところからだ。


 実際に使ってみる時はリアムとアレックスも協力してくれるらしい。


「おい、ケン!」

「ああ。ジャックくん」

「告白してくれた女の子には、きちんと状況を説明できたか?」

「うん、もちろん。おかげさまで」

「そうか、それは良かったな! 呪いのせいだって理解してもらえたなら良かったじゃねえか!」

「……呪い?」

「……?」

「?」

「?」


 この後、ジャックに一時間ほど説教されることとなった。

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