神々の居酒屋
scene:カードの神々の戯れ
がらがらがら
死霊「ちわーす」
店員さん「いらっしゃいませー 何名さまでしょうか」
炎熱「あー予約入れていた神々ですが」
店員さん「あ、はい、かしこまりました、こちらにどうぞー」
死霊「そういや今日誰持ち？ ワリカン？」
電撃「ワリカンって事で俺来たんだけど」
地殻「あー、んじゃワリカンで」
店員さん「こちらのお席になっています、そちらのボタンを押していただくとご注文をお伺いに参りますのでごゆっくりどうぞー」
水冷「あんたらおっそいわねー」
雷撃「あ、水冷姉さんもう来てたんですか」
機構「さっきまでちょいともめてたんですよ、すんません」
水冷「あー大体分かる、てかいつもだよね」
機構「わかるんですかｗ しょうがないってのもあるんですけど」
地殻「というか水冷姉さんもう食ってるじゃないすかｗ」
水冷「腹減ってるんだもん」
金鉱「え、なに、ほうれん草のソテー？ 食っていいすか？ というか俺も頼む」
死霊「えーっと、とりあえず全員ビールといつものでいい？」
雷撃「おｋおｋ、あ、俺の金でいいから熱燗とつまみ系」
金鉱「あ、熱燗いいねえ、俺も、ビールと一緒に」
炎熱「んあー」
機構「まだ根に持ってるんすかｗ」
炎熱「スーパーノヴァ系キッついんだよ、しかも２連」
機構「まあ、わかりますｗ 俺も光学レーザー系やると体痛めるんすよ」
炎熱「暗黒さんの頼みだからやってるんだけどさー、それでもやっぱりストレスってのは溜まるのよ、なあ電撃」
電撃「こっちに振らないでくださいよ、あれスーパーノヴァって時空さんとのじゃなかったっけ」
炎熱「聖光センセとだよ。そういや暗黒さん来るって？ つか理言ちゃんは？」
死霊「暗黒さんは行けるなら行くかもとかメール来てましたよ、理言ちゃんはもう直ぐ来るって」
炎熱「待ってるのもあれだし、注文、注文ボタン押して」
ピンポーン はーいただいまー
店員さん「いらっしゃいませー、ご注文の方聞きに参りましたー」
炎熱「ビールの人ー」
水冷「はーい」
電撃「うい」
機構「俺も」
地殻「……（黙って手を上げる）」
金鉱「もれもれも」
死霊「俺もって全員か、理言ちゃんの分はとりあえずいいよね」
炎熱「ビール中が７つと熱燗誰だっけ、今でいいの？」
電撃「俺と金属、今でいいよ」
金鉱「金属って昔の名前出さないでくださいよ」
炎熱「じゃあ、熱燗のこの４５０円のやつを２つ、俺もひと、あ、焼酎がいいかな、４０００円のこれ」
時空「セレブりやがって」
炎熱「こないだ出た炎熱デッキと仕様書でちょいとね、財布潤ってるんだよね、へっへっへ」
金鉱「きょうは炎熱さんのおごりでいいと思う神ー、手ーあげろ」
全員「はーい」
炎熱「ちょ、おまっ、無理。無理すから。今日家族に土産買うって約束したんだよ」
水冷「チッ、家庭持ちが」
炎熱「（触れないように）はいはい、えーと、これと、これと、これと」
金鉱「ほうれん草のソテーも」
炎熱「ああ頼んでる頼んでる。で、おねがいします」
店員さん「かしこまりましたー、こちらのメニュー、サラダバーとドリンクバーついていますのでご自由にどうぞー」
地殻「あれ、ドリンクバー付くのか」
金鉱「まあビールで乾杯してからで良くね？」
理言「いやー遅くなりましたーすみませーん」
電撃「ああ、今注文したばかりだから、ちょい待って、店員さーん」
店員さん「はーい、今お伺いしますー」
電撃「ビール７の注文、８にしてくださーい」
店員さん「はい、かしこまりましたー」
水冷「理言ちゃん、こっちこっち」
理言「あ、はい、死霊さん失礼しまーす」
死霊「いいよいいよ」
炎熱「こっちの席じゃねえのかよ」
水冷「男ばっかでむさ苦しいじゃんかねー」
理言「ええ、と、ああ、あ、コートどこに置こうかな」
水冷「こっちバック置いてるからよこしな」
理言「あ、すみません」
店員さん「生ビール中８と追加で１お持ちいたしましたー」
炎熱「きたきた」
電撃「暗黒さんいつ来るかわからないので乾杯ってことで」
全員「かんぱーい（かち、かち、かちん）」
機構「いやーお疲れさまです」
地殻「理言ちゃんは何、残業だったの？」
理言「ええと、あたらしく魔法仕様書作るってことでサインと判子押し作業やってました」
炎熱「ということは、えっと、混成魔法増えるの？ マジで！？」
金鉱「さっきとテンション違いまくりじゃないすか」
炎熱「だって理言ちゃんと組めるんだもん」
電撃「浮気だ」
死霊「浮気だよな」
炎熱「え？ なに？ 既婚者は組んじゃいけないって決まりでもあんの？」
一方その頃
暗黒「みんな集まってるよ」
聖光「いかない」
暗黒「……」
聖光「私なんか行ったって詰まらないだけだもん」
暗黒「そんなことないよ」
聖光「みんな、私の事嫌ってるもん」
暗黒「……」
聖光「ほら」
暗黒「ち、違うよ」
聖光「何が違うの？ いつもいっつも私が魔法使った後、暗黒ちゃんがフォローして」
暗黒「それはだって」
聖光「うるさい、うるさい、聞きたくない」
暗黒「本当はみんなと仲良くしたいと思っているんだよね」
聖光「黙ってよ！」
暗黒「それで一人で泣いてたのも知ってる」
聖光「飲み会があるんでしょ、行ってきなよ」
暗黒「聖光ちゃん一人置いて、…行けないよ」
聖光「……」
一方その頃
理言「あ、暗黒さんからメール、行けなくなりましたごめん、って」
水冷「まあ、わかっていたけどねー」
電撃「フォロー役ってのも大変ですよ」
死霊「ホントはいい子だってわかってはいるんですけどね、聖光ちゃん」
炎熱「あれはあれで気を使ってるんだろ」
金鉱「さっきまで文句言ってたじゃないすか」
炎熱「それとは話が別だよ」
機構「なんだかんだで女に弱いんじゃないの？」
地殻「かわいいし」
炎熱「はん」
水冷「というか重磁と時空は何してんの？」
電撃「新しいパチ台出たってんでパチ屋行ってます」
水冷「付き合い大事にしろっての」
一方その頃
重磁「俺、世の中信じられなくなった」
時空「同じく」
重磁「激アツリーチ４回でほぼ確定ってのに外すとか無くね？」
時空「こっちは小さく回ってたんですよ、それがどんどん吸われて…」
重磁「幾ら？」
時空「６万」
重磁「俺１０万」
時空「最悪ッスね」
重磁「コンビニ寄るけど焼酎ワンカップでも呑む？」
時空「ああ、今仲間で飲み会やってるっしょ。混ざりましょうよ」
重磁「どこだっけ、いつもの？」
時空「あ、でも席ねえな、あそこ以外と狭いっしょ、予約で２スペース取らないと座れないんすよ」
重磁「じゃ、ワンカップ呑みながら帰るか」
時空「あ、からあげ新味出たの知ってます？ うまいんすよ。それつまみで」
ふぁみふぁみふぁみーま ふぁみふぁみふぁー いらっしゃいませー
磁重「を、ジャンプ出てんじゃん」
時空「それよりかこっちですよグラビア、チョー可愛い。新人すかね」
磁重「最近のアイドルわかんねえよな」
時空「それ、おっさん発言じゃないすか」
一方その頃
水冷「なんか忘れてる気がするのよね」
炎熱「あれすか？ 年齢経つと物覚えが悪くｎ いってぇ！」
一方その頃
風衝「それは逆に怒るっていうのでフラグ立つと見たね」
幻影「そこまでシナリオ製作者考えるか？ 慰めJKだろ」
風衝「何で俺らバッドエンド何回も踏むんですかね」
幻影「知らん、はい、ポチっとな」
風衝「あーやっぱり怒るのが正解だったじゃないすか」
幻影「思うんだけどこれクソゲーじゃね？」
風衝「エロゲーにクソもなにもないすよ」
幻影「ああ、暗黒さんと結婚してえなあ！！」
風衝「あれ、幻影さん、そうなんすか？ てっきり理言ちゃん派かと、ロリだし」
幻影「バカやろう、二次元と三次元は別なんだよ、つかお前の方がロリだろ」
風衝「ロリじゃないっすよ、…ん？ いや、否定できない紳士の俺がいた」
幻影「紳士ｗｗｗ」
風衝「つーか、飲み会誘われないってそんな俺ら影薄いんですかね」
幻影「普段見えないしなぁ。俺さ、残像ってる時、残像の方にさ、理言ちゃんが話しかけてて軽く心割れた」
風衝「何そのガラスのハート」
幻影「俺、こっちなのにさ、なに残像に話しかけてるの？ ってさー、でも、俺こっちこっちって言うのもアレじゃん？ ウザって思われそうでさ」
風衝「そう思うほうがウザいっすよ。いや話しかけられるぐらいならいいですよ。こっちガン無視ですからね」
幻影「見えないというか空気だもんなｗ」
風衝「こう、煙があると、あ、いる、って分かってもらえるんですけどねー」
