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彼からの手紙
手紙を貰った私は、帰路で手紙を読み始めました。
その手紙にはこう書かれてました。
「いつも面会に来てくれてありがとう。手紙も読みました。
今からちゃんとれな(私)に言えなかった事、話します。
その前に1つ、ごめんなさい。
沢山泣かせて、迷惑や心配を掛けてしまって。
今、れなに無理させて仕事、遅い時間までさせる事になってしまって本当にごめん。大バカヤロウだ俺。
俺の名前、もう知ってるよな。
今井あきひろって言うのが本名…。
ごめん本当は違う名前行った時に本当の名前を言いたかった…。けど言えなかった…。
どうしても俺の中で怖さが消えなくて言い出せなかった。
言いたいって気持ちはもちろんあったのは本当だよ。
けど自分が傷つかない方に逃げて違う名前名乗って。
れなの事を辛めて、泣かせてしまった。
本当にごめんなさい。
結局、俺のした事はれなを一番傷つけて苦しめる事になってしまった。
何やってるんだろうな…。
自分のした事についても、何で俺、こんな事やってるんだろって何度も何度も思った…。
れなを苦しめるだえだろってわかってたのにな…。」