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転生して魔王になったら  作者: 揚羽
二章 アグネス大陸にて
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夢と自称神様その六

真っ白な空間。

目の前でピースしている自称神様。

例の夢だ。


『やっほ~!』


今日こそこのペースにのまれないぞ。


『何か大変だったね。んじゃ次の指令いっくよ~』


凄く大雑把に纏められた。

しかも話が進みまくっている。


『だってぇ、カトレヤちゃんがいじめるんだも~ん』


いじめてねーし、理由になってねーし。

大体、元はといえばお前が悪いだろ。


『そーお?』


そうだろ。


『ま、それは置いといて』


置くなよ。


『捨てといて』


ポイ捨て禁止。


『生ゴミの袋に詰めといて』


あれ金かかるんだぞ。


『マジで?』


世間知らずめ。


『え、だってただの黒いビニールじゃん』


黒って…時代が…


『じゃあ湯煎する』


じゃあ、じゃねーよ。


『で、この騒ぎで勇者はしばらく教会に捕まるからその間にアグネス大陸の“神器”取っといてね~』


何の脈絡も無く指令を出すな。


『それと竜はみんな優秀だから魔族、見つけてくれると思うよ?』


駄目だ、聞いてねー。


『ワタシはよい子だから人の話はよく聞くよ?』


聞いてねーだろ。


『え、だってカトレヤちゃん、魔王でしょ?』


人だよ。


『元、だよね~』


…いや、そうなんだけど。


『あとね、天人族の長が変わったんだけど聖大陸の“神器”も継承したってさ』


これまた唐突に…文脈とか考えてくれよ。

それにしてもレインだったか、あいつが天人族のトップになったんだな。

まあ、今は目先の目的。

アグネス大陸の“神器”が先だが。

そういや、首都のどこからいくんだ?


『教会』


……………………………へ?


『だーかーら、教会。真ん中にワタシの像があるからその下から降りると迷宮が』


…なんてこった。

しかも洞窟じゃなくて迷宮と言いやがった。

そこまでめんどくさいとは。


『知能は無いけどめっちゃ強いガードマン配備♡』


あー聞こえない聞こえない。


『でもって魔大陸のより数段上だよ。時々通路がシャッフルされたり?』


何だその疑問符。

それにしても迷宮らしいな。

この分だとトラップとかも?


『原始的な物理的トラップとか、魔法によるトラップとか、精神的にクるトラップとか』


最後の何だ?


『お•た•の•し•み♡』


あ、そ。


『も~釣れないんだから』


はいはい。


『あともう一つ、火山が噴火した影響でアグネス大陸が分断されたっぽい』


また話が飛んだ。

気にした方が負けだな、ここまでKYだと。

で、情報も俺たち(飛べる者)には関係ないと来たもんだ。

ひでーな。


『じゃ、頑張ってね。ワタシと旦那様の情熱的な夜の為に』


色々無視しやがった。

あと一つ言いたい。

つーか叫びたい。


やる気が失せた!


『あは、じゃね~』


うぜぇ。 

全く気にせず満面の笑み。


いつものようにだんだん周りがぼやけてきた頃に思った。

…まただ。

誤魔化された。



さて、アレの季節がやって参りました。

避けては通れない道です。

そう、その名は…


“中間テスト”


はい、テストですよ。

こればかりは仕方ないので諦めて勉強する事にします。


という訳で一週更新が飛びます。


次回予告

竜はやっぱり凄いらしい。


……と思っていたのですが忙しいのでもう一週飛びます。

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