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転生して魔王になったら  作者: 揚羽
1章 幼女時代
3/61

夢と自称神様

ああ、夢だなと分かる夢だった。

あの時と同じ白い空間。

そして、自称神様。


『どうだった?さすが神様とか思った?』


そのセリフがなければ思っただろうな。

というか何で親が魔王で女に産まれたんだ?


『だって、可愛いじゃん』


夢の中まで可愛いと言われるなんて……


『それに、後々都合いいから。あ、これからして欲しいこと言うからちゃんと聞いて?バイトの内容は邪神の封印を解くこと』


ちょっと待て、邪神?

なんじゃそれ?


『何というか……あれだ、バランス。知っているかな、はじめにことばがあったってやつ。調和とも言うけど、ワタシと邪神は一対だった。結婚もしてたしね。でも片方が封印とかで力の殆どを失った。バランスは崩れて、ついでに世界とかも巻き込まれる。さすがにまずい気がして…』


ちょっと待てっ!

結婚してたのかよ。

というか誰が神とか名乗っている奴の旦那を封印が出来るんだよ?


『うむ、これには深い訳があったのだ』


神妙な面もちで自称神様が言った。


『あれは、よく晴れた日のことだった』


神様って天気とかと無縁なんじゃ…


『一度言ってみたかっただけだ!続ける、あの朝、ワタシはトーストに目玉焼きをのせようと…』


神様、すっげー庶民的。というか食べるんだ?


『そういう気分だっただけだ!続ける、旦那様は目玉焼きは塩が一番だと言い張ったのだ。絶対、醤油だろう?』


………塩だよ。


『なっ!?醤油に決まっている!続ける、気にくわなかったから喧嘩をしたんだ。で、半殺しにして難解な封印をした』


……


『あの時は夢中でな、自分だけでは解けないような封印をしてしまった。それで人間の手を借りることにしたんだ』


……はた迷惑な。


『てへっ♡』


見た目小学生なだけに可愛い、のだが痴話喧嘩で世界の危機とかやめて欲しい。


『まあ、放置プレイも悪くないし、千年以内なら何時でもいいぞ?千年が世界の限界だからな。それまでに旦那様を助けてやってくれ』


さっき半殺しにしたとかいってたよね?

急げよ、あと心配とか…


『旦那様は死なないもん♡』


そう来たか。


「で、封印を解くにしても何をすればいい?」


『……まあ、当面は世界の構造を学んでくれ。後、魔法。さらに詳しいことは追々、な?』


やっかいなことに巻き込まれてしまった。


『それと、重大な問題があってな』


重大な問題?


『もう二度と俺なんて言わないでっ!ワタシは俺っ娘はあんまり好みじゃないから』


一生俺で通してやる。

俺は堅く心に誓った。


『よしっ!俺っ娘ラブ♡』


どうしようか真剣に悩んだ。


『それじゃあ、またね~』


え?

まだ聞き出したいことが……


だんだん全てが(以下略)






突然ですが質問です!

目玉焼きは塩ですか?醤油ですか?

あるいは別に何かありますか?


だからといってどうということも無いのですが痴話喧嘩の定番かと思って目玉焼き問題にしました。

私は卵アレルギーなので目玉焼き問題がそもそも起こらないのですが。


次回予告

動ける(はいはい?)年齢までぶっ飛ぶ


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