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転生して魔王になったら  作者: 揚羽
1章 幼女時代
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夢と自称神様その三

真っ白な空間。

薄ピンクの少女、自称神様。

例によってあの夢だ。


『おっひさー!』


いきなり何なんだ。


『いや、そろそろ話しないと忘れ去られそうだし?』


前の扱いを気にしてるのか?


『そーゆー訳じゃないけど。いい加減、次の指令を出さないとと思って』


指令か。

前から聞きたかったんだが、どうやって封印を解くんだ?


『あー、うん、ソレなんだけどね。本当、あの時はどうかしてたよ。すっげーめんどい封印にしちゃったんだよね』


いいから教えろ。


『怒んない?』


普通、あの転生の時点で怒るよ。


『えーとね、その世界には“神器”っていうのが三つあるの。それぞれの大陸に一つずつ。それを“祭壇”って言われてる所に置いて“賛美歌”を歌えば復活?』


なんかめんどくさい上に疑問符付けやがった。

で、どこにあるんだ?

“神器”とか“祭壇”とか。

“賛美歌”は何て曲だ?


『“神器”は大陸にある洞窟の奥にあるんだけど…聖大陸のはもう天人族が見つけて当主が身につけてるし、アグネス大陸のは教会があれこれ採掘した結果、殆どの入り口が埋まっちゃったんだよね』


おいっ!?


『あ、でも“祭壇”はラ●ュタみたいに浮いてるから手付かずだよ?』


それは想像してた。

で、“賛美歌”は?


『最後の伝承者が昨日亡くなった』


マジかよ。


『あ、でも心配しないでね、有名なアニソンだから』


………


『どしたの?』


「いや、もう何でもいい」


俺は大人だ。

怒ってはいけない。

今日は絶対怒らないぞ。


『ならいいんだけど。でも、なんか恐いなぁ、だからサービスしておくね』


サービス?


『ワタシは未来に干渉出来ないけど見ることなら出来る。

でも、君や勇者みたいに世界を変えるかもしれないひとの未来は見えにくい。

だから普段は周りのひとの未来から判断するんだけど…でも頑張ってやれば見えなくもないし』


だからサービスで見てやるって?


『そんな所、じゃ、少しだけ見るね』


赤いくりくりした目が何もかも見透かすように、いや、実際そうなのだろうが、じっと俺を見る。


『……ぁ、うわぁ~』


なんだその反応。


『あれ? 何でだろ、こいつも見えないんだけど』


誰だよ?


『あちゃ~、これはヤバい』


不安を煽るな。


『見終わったよ、何か先行き不安だね。まあ、強くなってね』


どういう未来を見たんだよ。

教えろ。

気になるだろ?


『……』


死なないよな?


『…多分』


多分ってなんだよ。


『それと君が出会う相手って未来見えないことが多いみたい。補足のために他のひとのも見たんだけど分からなかった』


そうなのか?

というか誰を見たんだろう。

エレナとか?


『ブブー』


魔王夫妻?


『ブブー』


誰だよ?


『内緒』


大穴でモリオン?


『めんどいからじゃあね~』


お前がブブーとか言い始めたんだろ!


『あ、怒った』


しまった。
















さて、自称神様は相変わらずどうしようもないです。書いてて一番楽しいキャラなんですが。


次回予告

夢に不安を煽られて、強くならないとヤバいのかな? とか思った結果、自分を鍛える

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