冒険者になります!
「私の名前は、ナビ、異世界カンパニーで、受付嬢兼ナビゲーターです。こちらをぞうぞ。」
学生証サイズの手帳をわたされた。
「そちらは、説明書になります。身分証もかねてまして、
再発行は、出来ませんのでお大事にしてください。」
「まず、1~2ページに依頼の達成状況が、記されます。
まだ、タケル様は依頼を受けていないので、白紙のはずです。」
「3ページ目を開いて下さい。そちらに現在覚えているスキルが、書かれています。」
「新入社員は、元の世界の素質に基づいたいくつかのスキルと
入社特典の鑑定とアイテムボックスのスキルが、あるはずです。」
3ページ目を開いてみた。そこには、
鑑定1
アイテムボックス1
体術1
魔術1
と書かれていた。こらが、俺のスキル?ショボくない??
「鑑定で、自分のステータスを確認することが出来ます。」
「ランクが、上がればより細かい情報や、他人も確認出来るようになります。」
「次に、アイテムボックスですが、ランク1ですと、1メートル四方の荷物を保管出来ます。」
「こにらは、ランクが上がればサイズが広がり、さらに時間経過も緩やかになります。」
「体術、魔術は、タケル様の素養から覚えたスキルですね。」
「仕送りしたいとのことでしたが、アイテムボックスの派生能力で、振り込み、宅配のスキルを覚えらるかもしれないので、ランク上げ頑張ってくださいね。」
「帰れるかとのことでしたが、残念ながら・・・」
「仕事に関しててですが、1階フロアに受付が、ありますので、そちらから依頼を受けて下さい。」
「説明は、以上になります。お心の準備が出来ましたら、1階窓口
までお越しください。」
部屋に取り残された俺は、
[どうやら冒険者になるしかない]
という現実を受け入れるしかなかった。