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本当に異世界?
とりあえず、深呼吸・・・よし、落ち着いた。
まず現状把握しなきゃな。
ファンタジー物は好きだけど、まさか本当に異世界に飛ばされるとは思わなかった。
『スキルを授ける。』とか言ってたけど、使えるのか!?
定番道理に・・・
「ステータスオープン!」
・・・
・・・
なにも、おこらねーー!
どうすりゃ良いんだこれ??
[コンコン]ドアをノックする音が、だれか来た!?
「はい、どちら様ですか?」
「新人のかたですね?説明をいたしますので、中に入れていただけませんか?」
ドアの外から、若い女性の声が聞こえた。なにも、わからない俺は、部屋に招き入れることにした。
栗色の髪の可愛い系の女性だった。
「ステータスオープン、と聞こえましたので、新人の方がみえられたと思い、ご説明にまいりました。」
「おぉー!!ここは、どこですか?スキルってなんですか?帰れますか?仕送りしなきゃいけないんですけど?」
「落ち着いて下さい。それらも含めて、ゆっくりご説明しますね。」
俺は、コクりと頷いた。どうやら、深呼吸だけでは、落ち着いてなかったようだ・・・