初めての休日
今日は初めての休日だ。
装備を買いに行くので、厳密には休みじゃないかもしれないけど、それでも休みは休みだ。
俺は朝から、テンションが高かった。
正確には昨夜から・・・
軽い足取りで、いつもの時間に社食へ向かった。
「おはよう。」
入り付近でララが、待っていた。
あの日から、朝食を一緒に食べるようになっていた。
「おはよう。」
俺を見つけて、ニコッと微笑む・・・
可愛いな~。俺はロリコンじゃないから、欲情はしないけど、こんな妹欲しかったな~。ガイルが羨ましい。
楽しい朝食を終え、セットの紅茶を飲んでいると(紅茶かコーヒーを選べる)約束の時間を少し過ぎたころに、ガイルがやって来た。
「おう!おはよう。」
「「おはよう。」」
「ガイルまた、二度寝したんじゃないでしょうね?」
ガイルは、これまでも遅刻してきたことがある。というか多い!時間にルーズなやつだ。
「今日はちげーよ!」
「どうだか・・・」
「本当にちげーからな?」
「お前が出掛けてから、緊急依頼の連絡が来たんだよ!」
緊急事態らしい・・・なにやら、もうすぐ研修を終える3人+担当2人のグループが、ダンジョンから、予定の日になっても帰って来てないらしい・・・
「俺は、こらからイアンたちと、ダンジョンだから、タケルの装備はララに任せた!」
「任されたわ!気を付けてね!」
入りには、イアン、エリザ、トネールの3人がこちらを見ていた。彼らは普段上級の依頼を受けている。ガイルとララもそうだ。
心配なさそうだ。
軽くお辞儀をしといた。
「おう!」
「そうだ、タケル!2人きりだからってララを襲うなよ?」
「襲うかよ!俺はロリコンじゃねー!!」
「がはははは~、まぁ、楽しんでこい。」
豪快に笑いながら、ガイルは出ていった。
「ちょっと、タケル~、今のはどういうことかしら~?」
ララは不機嫌そうだ・・・
「私あなたよりお姉さんなんですけど!!」
そんなばかな!?
「信じられないなら、鑑定してみなさいよ!!」
鑑定してみた。無闇に他人を鑑定してはいけない、と教わっていたので、彼女たちを鑑定したことは無かった・・・
ララール=ラン 20才
職業 異世界カンパニー社員[班長]
ジョブ 魔法使い
Lv28 HP2800 MP1400 SP0
体力96 腕力70 脚力68 知力190 魔力224
スキル 火魔法5 氷魔法7 回復魔法1
火魔 ◆ 炎矢 ◆ 炎長槍◇ 火防壁 ◇ 火炎弾
氷魔法 ◆ 氷矢 ◆ 氷長槍 ◆ 氷結界 ◇ 氷結弾
回復魔法 ◇ 回復 ◇ 解毒 ◇ 範囲回復 ◇ 継続回復
魔法強化5
「えぇぇーー!?」
本当に俺より年上だった・・・
異世界に来てから、一番の衝撃だった!
タケルなのステータス・・・
次話こそ書けると良いな~・・・