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就職先は異世界でした  作者: コウイチ
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命の重み

ゴブリンは、呆気なく倒せた。


「初めてゴブリンを倒した感じは、どうだ?」


ガイルに感想を聞かれたが、直ぐに答えることが出来なかった・・・


「あんまり、いい気分じゃないだろう?」


なんとか頷いた。手が震えていた。足にも力が入っているかわからない・・・


「ひとまず、座って休みなさい。」


ララに手を借りて、その場に座り込んだ・・・

これは、キツいわー・・・


「解体しといてやるから、暫く噛み締めとけ!」

「生き物を殺す感覚、これに慣れないと冒険者は、勤まらないからな」


これに慣れなきゃいけないのか・・・

肉を切り裂く感覚・・・手の震えがなかなか止まらない・・・


「今日のノルマは、10体な!」


ガイルは、ゴブリンの心臓辺りから、小さな玉を取り出しながら、そう告げてきた。

スパルタ過ぎたろ・・・


「これが、魔石だ。これを体内に持つ生き物が、モンスターだ。」


玉を、投げ渡してきた。

キャッチすることが出来なかった。

スライムにも魔石は、あったらしいが、分裂限界にさせて消滅させたから、手に入らなかったようだ。


一時間ほど、休んだだろうか、「次いくぞ!」と言われ、肩を借りなんとか、立ち上がることが出来た。


索敵をガイルがしてくれて、常に一対一で、ゴブリンと戦った。

解体も全てガイルがやってくれていた。

震える手で剣を降り続けて、ノルマの10体倒し終ったときには、16時を過ぎていた。

俺は終始無言だった。二人がアドバイスをしてくれていたが、なにも覚えていない・・・


ララに手を引かれ受付で、完了報告をした。


「タケル、ご飯行けそう?」


無言で首を降った。


「無理やりでも、食っとけ!」

「明日からも、1ヶ月はゴブリン討伐をさせるから、食っとかねーと倒れるぞ!」


無理やり手を引かれ社食で、食事をした。

あまり食べたくなかったが、昼を食べなかったからか残さず食べきれた。


[帰宅]部屋に帰ると直ぐに、ベッドに潜り込んだ。


◇◆◇◆


「あの子大丈夫かしら・・・」

「ん?今日は魘されんじゃねーの?」

「お前もそうだっただろ。」


ガイルは、エールを飲みながら当然のように言った。


「そうだけど・・・」


ララは。心配そうにしている。


「彼、メンタル弱そうだし・・・」

「ようは、慣れなきゃどうにもならねーんだ。あいつも、この世界に来れたんだ、何とかなるはずだ。それまで俺らで、しっかりサポートしてやりゃー良いのさ。」

「そうね。しっかりサポートして上げないとね。・・・」


※今日の成果 6000Mエム、(魔石は1つ100Mエムでな買い取られました)

剣術スキル獲得 アイテムボックス、ランクup

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