親切な先輩 2
「[部屋]あれもね、恩恵の1つなの。もともとの自分の部屋を再現していてね、午前0時にリセットされる使用なの。」
ん?どうゆうことだ???
「簡単に説明すると、記録した状態に決まった時間で戻るって感じかしら。」
「たとえば、部屋を散らかしたとするわね、でも決まった時間になると元通り片付くのよ。」
「一日で散らかるのは、お前くらいのもんだがな。」
ガイルが、睨まれた。
「はぁ・・・」
解ったような解らないような・・・
「まぁ、そのうち慣れるわよ、」
「次にスキルの説明をするわね。」
「はい、おまちどうさま」
料理が運ばれてきた??たしか、注文してないよな???
「ありがとう」
「ん?あぁ!」
「ここは、社食だからね、決まった定食しかないのよ。席を確保するときに料金を払って、あとは、待ってれば良いのよ、」
なるほど
「続きをはなすわね。あ、食べながらでいいわよ。」
頷いて、食べ始めた。あ。うま!
「タケルが、もらったスキル、体術と魔術だけど、基礎スキルといわれるものよ。」
やっぱり、大したこと無いのか・・・
「そんな顔しないの、いい?このスキルはね、[全てのスキルの基礎]と言われているわ。」
「普通どちらか片方持っているだけでも、将来有望なのよ。」
お!意外といいかも!?
「体術は、字の通り体を使うスキルを覚えれるようにるわ。」
「魔術は、様々な属性の魔法スキルを覚えれるようになるの。」
「ただ、両方持ってるとなると、ランク上げかなり大変かもしれないわね・・・」
ふむふむ・・・
「研修期間の3ヶ月は、私たちが手伝うから、頑張っていきましょう。」
3ヶ月か・・・ここで、どこまで鍛え上げれるが、勝負かもしれないなー・・・
「ステータスの説明もするわね。」
「HP、これは耐久値みたいなものね。0になったからといって、死ぬわけではないの。痛みを感じたら減っていって、0ななったら、すごく痛いって感じよ。」
「たとえば、このフォークで刺したら痛いわね?これでHPが1減るの、でも100回繰り返しても死なないでしょ?そういうことよ。」
まぁ、何となくわかったかな・・・
「MPは、魔法の燃料みたいなものね。魔法ごとに必要なMPがあって、MPが足りないと発動しなくなるわ。」
まぁ、これは予想通りだな。
「SPは、MP同様にスキルの燃料ね。常時発動型スキルには必要ないけど、任意発動型スキルに、使うの。」
「タケルのSPは、0だって言ってたけど、任意発動型スキルを思えたら、増えていくわ。」
なるほど、だから、0なのか!
「腕力は腕の力、脚力は脚の力、この辺は字の通りね。」
「知力は魔法を理解する力、これが低いと魔法が発動しなわ。」
「魔力は、魔法の威力ね、高い方が魔法が強力になるわ。」
「で、運だけど、モンスターのドロップ率に影響があると言われているけど、毎日変動するから、確かなことはわかっていないの・・・」
「なるほど、よくわかった。説明上手だね。」
「ありがとう、あとステータスは、LvUP意外にも、体を鍛えることで上がるから、筋トレとか、しっかりしなさい。」
急に早口になったなー、それに耳が赤い。照れてるのかな?
「これで、大体説明したわね。なにか質問があるかしら?」
「いや、よくわかったよ。ありがとう。」
「そう。明日から、研修だから遅れないでね。1階受付前に8:00集合だから。」
「あぁ、わかった。」
「お?説明終わったか?じゃタケル飲みに行くか!」
今まで静かだったガイルか、いきなり元気になった。
「ごめん、俺飲めないから。」
「そうか・・・」
すげーガッカリしてる・・・なんか申し訳ないな・・・
ただ、酒だけはダメだ、なんであんなもの飲むのかってくらい嫌いだから・・・