第4ゲーム
ピンポンパンポン
「第4ゲーム、バスケットボール。4チーム各2試合ずつやります。2試合目は勝ったチーム同士、負けたチーム同士あたり順位を付けます。各試合20分で行います。なお各チーム9人なので1人だけ2試合共に出て、ほかの8名は1試合だけの出場となります。それでは体育館に移動してください。では、後程。」
「2試合だと40分か。バスケ部の平山に2試合出てもらうか。」
「それがいいと思う。」
「分かった。任せて。」
「あとは、1試合目に誰を出すか。」
「1位を目指すなら2試合目を重視した方がいいかもね。」
「平山がそう言うならそうするか。」
「みなさん、集まりましたね。では、組み合わせを発表します。赤vs緑、青vs黄で行います。1試合目に出る方準備をしてください。」
話し合った結果1試合目は、
相川、上野、木下、俺、平山。
赤vs緑は29対24で赤の勝利。
「向こうは中島と早川がバスケ部か。とりあえず俺らは平山にボールを集める。行くぞ。」
試合開始直後
中島のスリーポイント 0対3
「攻めるぞ。」
10分経過。
8対26。
その後平山の個人技で追い上げるも、
試合終了
17対38で負け。
「バスケ部2人は強いな…。」
「ゴメン。もっとみんなを活かさないといけなかった。」
「平山はよくやったよ。次は俺たちだ。」
2試合目、青vs緑
メンバーは、大沢、近藤、鈴木、平山、渡辺。
「緑で注意するのは赤田だな。」
「今回も平山にボールを集めよう。」
試合開始
先に5点取られ0対5。
「平山に付いてるディフェンス美沢だぞ。」
「あいつ、運動苦手だよな?」
平山のスリーポイント、3対5。
「希美と赤田君の勝負になって来たね。」
10分経過。
19対23。
その後もお互いシュートを外さず得点を重ねて行く。
19分経過。
31対34。
ラスト30秒。
「赤田のスリーポイント…ここで決められたのは痛いな。」
37対41。
「残り30秒でゴール2本差か。」
だが、わずか5秒後、
「平山のレイアップ。」
残り25秒。
39対41。
「ディフェンス!ここは止めて!」
相手は時間をかけて攻めてくる。
残り10秒。
「赤田のスリーだ。」
外れた。
リバウンドを取ったのは近藤。
残り8秒。
「頼む。平山。」
パスが通る。
残り4秒。
「平山のスリー。」
残り3秒。
ガンッ。リングに当たる。
「外した…。」
そのまま試合終了…。
39対41。
赤vs黄は36対27で赤の勝利。
「全試合終了お疲れ様です。教室にお戻りください。なお次のゲームがラストになります。ゲームは1時間後。では、後程。」
モニター
結果
1位:赤5点
2位:黄3点
3位:緑1点
4位:青0点
総合
1位:緑11点
2位:赤10点
2位:黄10点
4位:青6点
詳細情報
青
1試合目
平山13点、相川2点、内藤2点。
2試合目
平山32点、近藤3点、大沢2点、渡辺2点。
「ヤバいぞ。残り1ゲームで4点差の最下位。俺たち1位にならなきゃ負けじゃねえか。」
ずっと5116のことを考えている。
怪しい奴はあいつなんだけどな…。
30分後。
そういえばみんな漢字で4文字だな。
ん?そうか、そういうことか。分かったぞ。裏切り者が誰なのか。