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落第学園  作者: 雨宮ヒカル
存在する意味~ゲームの果てに~
13/13

結末

バスッ。

平山はマットの上へ。

「間に合った…。」

「あ、ありがと…2人とも。」

「健吾、どうして?」

「負けたからな…。もう、敵意を持っても仕方ないから。」

「健吾、ちゃんと説明しろよ。この学園とお前の関係。」


「最初は羨ましかっただけだった。涼太は俺より、成績もいいし、運動神経も俺よりはいい。それになにより、リーダーシップがある。引っ込み思案の俺から見たらそれが1番羨ましかった。それがだんだんと、嫉妬って言うか妬みかな。そんな気持ちに変わったんだ。そういう気持ちが、この学園の原動力らしい。まぁ、負けたし、俺の妬みも消えたよ。」

「…健吾は?」

「俺は負けたから、この学園からは出られない。吸収される。」

「なぁ、ポーカーの時、お前終了10分前にハートの情報教えてくれただろ?なんでだ?」

「あのまま行っててもよかったけど、最後ダイヤ見つからなかったし、俺は全部のカードがどこにあるか把握していたからな。ダイヤ以外に変えれば、勝てるかと思ったんだ。あのまま2勝0敗で終わったらつまらないだろ?最後にこれだけ言っとく。ゴメンな、俺の勝手な気持ちでお前ら巻き込んだ。本当最低だな。じゃぁ、お前ら戻すよ。」

「ちょっと待てよ。ポーカーの時、全てのカードを知ってて俺たちに教えたってことは不正だろ?ノーカウントだ。1勝1敗1分ってことでいいんじゃないか?みんなで戻ろうぜ。」

「そうだよ、相川君、みんなで戻ろう。」

「…お前ら…どうして、俺、凄い迷惑かけたのに…。」

「友達だろ?何があってもな。」

「…あぁ、悪い、みんなで戻る。」


そして俺たちは、戻ってきた。

いつもの学校、いつものクラス。

「涼太、おはよう。」

「おはよう、健吾。」

健吾とはあれから更に仲良くなった気がする。



落第学園、それは妬みがあるところに現れる学園。いつでも妬みを探して移動している。

決してなくなることは…ないだろう。

次はどこに現れるのだろう……………。


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