ポーカー
ピンポンパンポン
「第2ゲーム、ポーカー。トランプを1枚ずつバラバラに設置しました。見つけたカードが手札になります。ただし、各自持てるカードは1枚だけです。1時間後に持ってる5人のカードで勝負することになります。では、5分後にスタートです。」
「カード見つけたらその都度連絡取るか?」
「それがいいかもね。」
5分後、スタート。
とりあえずトランプを見つけないとな。
ブルルル。
相川 健吾:ハートの8。
上野 真希:スペードの6。
お、おれも1枚目。
ハートのKか。
ブルルル。
大沢 香織:ダイヤのA。
平山 希美:ダイヤの9.
これでとりあえず1人1枚か。ハートかダイヤを集めるか。
メール。
今の5人のカード:スペード6、ハート8とK、ダイヤ9とA。
ブルルル。
電話だ。
「どうした、平山?」
「ハートの7見つけたけどどうする?」
「変えなくていいよ。」
「分かった。」
その後も連絡を取り合い、30分後。
メール。
今の5人のカード:ハートKとダイヤの7、9、J、A。
残り30分。ダイヤで統一することにした。
お、ダイヤのQだ。交換。これで5人全員ダイヤを持ってる。最悪フラッシュ。
しかし、その後20分、ダイヤのカードを見つけられない。それに誰からも連絡がない。みんなも見つけられないんだろう。もしかして、相手もダイヤを集めてるのか?
ブルルル。
電話。
着信:相川 健吾
「涼太、俺ハートの10、J、Q、Aと見たぞ。お前K持ってただろ?どうする?」
「残り10分か。変えるか。見た場所は?」
「10が1階の体育館ステージ前、Jは4階の図書室、Qは1階の職員室。Aは今、俺の前にある。」
「分かった。ほかの3人には俺から伝えるから、健吾はとりあえずハートのA持っててくれ。」
そして3人に場所を教える。
俺はKを置いた場所へ。
10分後。
ピンポンパンポン。
「ゲーム終了です。結果を発表します。」
間に合ったか?
赤:ダイヤの8、10、J、K、A。
やっぱり相手もダイヤ集めてたのか。
青:ハート10、J、Q、K、A。
「よって青の勝利です。次のゲームは体育館で行います。各自移動してください。」
これで1勝1敗。次のゲームで決着。




