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作者: 名無し

二十歳頃までの私は、生きることを拒否していた

もっと言うと、ずっと死にたがりだった


少し前の作品で書いたように、自身の存在否定をする母親の影響もあり、生きる意味を見出せなかった

PMDDも受け継いで常に不安定だった


だから自分を大事になんかできていなかった

いつ死んでもかまわないと、無鉄砲な行動ばかりしていた

学校や世間に対しては良い子面をして裏で悪いことをした


何度も何度も死にたくなった

でも、死ねなかった

リストカットのためらい傷などは全く無い

本気で死ぬならためらったりしない


どうしても決心がつかなかったから

自分の命が惜しいのではない

周りの人のことを思うとできなかった


二十歳を越えて愛犬が亡くなった時が本気で死のうとした最後

新しい子犬が来て断念した


そこからは生きることを謳歌しようと頑張っていたが

人生は一筋縄ではいかない

結婚生活、子育て、大人として生きる中

やはり死にたくなった


でも、死ねない

子どものことを考えたら死ねる訳ない

だからもう一生自ら死ぬことは無い


自分のために生きられない

人のために(人のことを思うと)死ねない

結局、全て人のために生きてきた


そんな私が、ようやく今になって自分のために生きることを始めた

自分を最優先して生きる

慣れないからまだうまくできないけれど

人のために死ねないなら、自分のために生きようと思えた


それでも人のために生きるのは変わらない

気がつくと自分を削ってしまっている

いかんいかん、自分を一番大事にしなければ、人のためにも自分のためにも生きられない


限界はある

人間だもの

限界ぎりぎりを越えて、また越えて成長する

でもさすがに限界の限限界と思っていた

年齢も重ねて、体力もピーク越え

知力と体力の限りを尽くしても限界はくる

死ぬる思いが忍び寄る


死ねない

人のために生きたい

そして、自分のために


ならば、限界を越える

もっと強くなればいい


さらに大きく強く成長する

心に限界なんて無い

体は最大限に労りながら、無限に強くなればいい


自分の周りの全てを救えるくらいの力を生めばいい

諦めない、弱音を吐かない(愚痴は言う)

自分をめちゃくちゃ大事にして、さらに人のために生きる

死ぬまでやめない


私は、私の周りの人を愛している

私がいなかったら、ダメダメだ

だから生きる

生きるなら自分を一番愛さなければ死にたくなる


人のために開眼したのか自分のためにしたのか?

あぁそうだ、人も自分も同じだからだ

境界線がなくなったから、同じことだ


愛のために生きるのさ

自分自身が愛

全ては愛なのだ










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