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自称俺の娘は未来を変えたい  作者: tukumo
未来の娘と修行生活
8/30

衝撃的過ぎて暫く動けないや

仮住まいのアパート生活も2ヶ月は過ぎた頃、自称娘(キュウセン)のバイトが見つかって働き初めて本日、初給料日の日。



「お父さん!凄いよ!ちょっ、こんなに渋沢のおじさんがいっぱい!!」


 あ、娘は近所のコンビニで即採用されたんだ。

 いやあそれから最低でも週四で夕方のシフトで出ていたからがんばったよね。



 今、作ったばかりの通帳から引き出して俺に溢れんばかりの笑顔で報告してます。


「お前が頑張った結果だな!しかし源泉徴収票見る限り思っていたより差っぴかれてないな?」



 税金やらなんやら中途半端に働いてもそこそこ働いても国はあらゆる手を使って労働者の金をむしりとり国庫に保管、そして毎年あーだこーだ言って袖の下受け取ったりよく分からん経費に使ったり…

 たく、今の国は他国に内部から懐柔されちゃったからなあ治安が悪化するし嫌になるぜ。



 おっとそんなことよりも、もっと娘を労ってやらねば!



「本当によく頑張ったな!それくらいあるならバイト辞めてもいいんじゃないか?」



「え?たった1ヶ月分の給料じゃ足りないよ」



 そうかな?ざっと十数万、今時の高校生なら半年は持つんじゃ…あ、


「あーそうかすまんすまんそういや父さんの世代と全く事なるしそもそもそんなに友達いなかったからなあw」



 だから年に一度変なものにドカッと買い込む事もあったっけ…


 


「知っているよお父さん昔から同級生とか年下とはまっっっ…たく、縁も縁もないらしいね?何でとんでもない歳上か干支が一回りしている方としか付き合ってないの?」



「おい、縁も縁もないは違うぞ?当時おれの精神年齢が身体とあまりにも離れすぎていて殆ど不登校になっただけだから、ちゃんと彼女とかできてたから!それなりにモテたからあ!!」



「そ、そんなに向きにならなくても…」



 おっといかん、熱くなりすぎた



「オホンッ…兎に角これからバイト続けるにせよよく頑張った!というか全額おろしたのか?少しは銀行に預けておいた方が良くないか?」



 高校生でも十万越えは大金だし所詮紙だから何かあったら…なあ



「ううんもう使う場所が決まっているからそこに全額つっこむ!」



 ん?


「待って?全額つっこむ…何処に?」



「何処にって…一応私は未来から来たんだもの事前に目ぼしいデータは取ってあるから過去の競馬、パチンコパチスロにボートレースにFXも大勝でしょう?」



 ヤダッ、その年でもう賭け狂い?



「いやいやいや…それは辞めときなさいまずい」


「なに?未成年だから駄目なの?」


 それは前提だわバカヤロー…


「いいか?大勝したら未来が大きく変わる可能性があるんだぞ」



「それの何処が悪いの?」



 ここら辺は學んで来ないで過去に来たのか…そういえばどうやって現代に来たんだろう?



「時空が歪むだろうが!それに本来過去、現在、未来は同時に進んでいるんだ。あと数えきれない程の並行世界(パラレルワールド)が存在する。ちょっとした事で歴史がおじゃんになる」



 某猫型ロボットと甥っ子は狂っている現実的に考えるととてもリスクが掛かる。



「大げさじゃない?だってこの時代(過去)迄こうして来れたし」



「それも中々おかしいのだが…そもそもどうやって来たの?」



 そうだよなんか機械らしきもので転送されたとかそれとも魂だけで来たとかで大分変わるし。



「…怒らない?」



「うん(嫌な予感しかしないや)」



 ~現時点未来20XX年~


「あ、いっけね今日辺りかな?50年前の俺…すまんなあ」


 俺はふと思い出したようにポケットから一粒のカプセルを取る


「まさか気付け薬として精製したこれが…」





 ~現時点50年前の現在~



「ーーーと言う感じでね《《偶然》》お父さんが精製した薬が時渡りが出来る優れものだったのよ」



「……は?やっぱり意味分からんのだがあれは昆布茶の空き缶に保存して暫く放置してるぞ?それにそんな作用があるとは到底思えないが」



 だって本当におかしな話さ。

 どうして昔血糖値を下げるのと心拍数を安定させて丸一日熟睡またはパニックになったときの気付け薬として作ったものがそんな壮大な発明品になってるの?ここ最近一粒服用したけれど気付け薬程度だったしなあ…




「あ、因みにその時渡り(気付け薬)50年後には値段がつくよ」


 家にあるもので精製したから元手0円で20粒量産出来たのに?



「因みに幾らになってるの?」


 自作の薬に値がついたことに嬉しさ8割、もしかして処分した方が良いのか2割



「んーお父さんはもう数粒しか保管してなかったのともう手に入らない材料があったりで再現不可になったからプレミア価格で大国を買える値段」



 …たい、こく?規模が大袈裟すぎない?



「いやあ~流石に大国って(笑)あれ調合は目分量だし、材料を書いた紙は捨てちゃったし」



「マジだよお陰さまでお父さん何回か拉致されて作らされかけたり各国でいつ戦争になってもおかしくない状況。」



 ……



「あれ?お父さんどうしたの!?」




「ごめん衝撃的過ぎて暫く動けないやあと、件の薬は処分するわ」



 邪仙人たる者が破壊者になるのはちょっと…



「嫌嫌、ちょっと心配し過ぎだって!だってもう国際条約で時渡りの薬は破棄されたもん!」



「え?じゃあどうやって来たの?マジで」



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