罠だ!これは罠だッ!!
『本日午前10時より○○議院による外交トラブルの釈明会見が開かれました…』
はー…またハニー・トラップでほいほい国の行く末を揺るがしたのかあ
「やれやれなんでこんな見え透いた罠に掛かるかねぇ…」
「お父さんも人のこと云えなくない?」
俺が胡座をかいてTVを観ているとちょこんと50年後の未来からやってきた17歳の娘が座る
「俺?確かに美人には弱いけどさ女関係でトラブルなんて…あれ?」
待てよ、そもそも今ここにいる未来からきた娘の出生の根元って
「気づいた?お父さん…因みに時渡りの薬が証明された時も他国の典型的なハニー・トラップで簡単に拉致されたんだよ?」
俺、そんなに甲斐性なしなの?女体に耐性というかいつの時代も興味津々すぎない?
「お父さん落ち着いて聞いて、これからお父さんには煩悩を封じる修行をして貰おうかと思うのこの時代の師匠や美さん方にはコンタクトとってあってね」
「!?」
いつの間に?師父達には近いうちにって云いながら暫く忘れていたけども
「それでね今からお父さんには主に色欲を経つ修行の為に先ずはこの部屋にあるスケベ本を処分しようと思うの」
「俺に死ねと!?」
「じゃあナニを切る?」
チョキチョキと指をかしゃんかしゃんする娘だがなんて冷めた目をしてやがる!
「な、なあ?一冊くらい残しても良くない?いきなり全て処分するってのはさ趣味を全否定されたようなものだし…「じゃあ切りまーす」ナーンチャッテ!九十九式ジョークだよーん!!」
マジである本気と書いてマジで俺の煩悩を封じに掛かるようだ暫くちゃんとした修行をしてこなかったけどさあまりにも無慈悲過ぎやしませんか
「さ、近所の川原で焼くから纏めて」
「え?わざわざ燃やしちゃうのか!?」
「そうだよだって跡形もなくせば諦めがつくでしょう?」
「そんな…なんて鬼畜な諸行よあまりにも残酷過ぎる」
俺はこの世界を呪った嗚呼神など居なかった…いや飲んだくれで奥さんの尻に敷かれている神様がいらっしゃったな…
そんなことを思っているとインターフォンが鳴る
「宅配便でーす!」
「はーい今、行きまーす」
何か頼んだっけ?……不味い、不味いこれは不味い!!
落ち着け…確か頼んだのは日用雑貨だったはずそう、スケベ本は別で届くはず あ、一緒に届けて貰った方が配送料安くなるからって纏めてしまった!兎に角逃げ「お父さん?これはなに?」
目の前には新作のピチピチギャル(洋モノ)のスケベ本を手に青筋立てて笑顔を向ける50年後の娘
「罠だ!これは罠だッ!弁明の機会を何卒!」
「駄目、取り敢えずこれも燃やすねあと暫くは夜のお店に行くのは禁止ね?」
「チクショーッ!!」




