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0-1.TOMORROW

出会いは別れの始まりというけれど。


そもそも出会った記憶さえ残っていないほど長く長く続いていた関係なら。


その関係は水や空気のようにあって当然のもので。


だからこそ。


それが急に失われた時の理不尽には耐えられるものではなく。


悲しみとか、寂しさとか、切なさとか、心細さとか。


そんな言葉では表現できない空虚が。


残された彼女の体を、心をさいなんでいく。


涙をこぼすごとに命が削られていく。


しかし、ある時、彼女は不思議な体験をする。


その体験の中で、奇跡が起きた。


何ら代償を捧げる必要のない、奇跡が。


起きた奇跡を好機と見た彼女は。


自分にとって何よりも大切な存在のために。


その大切な存在を今後幸せにするために。


自らを縛っている厳しい制約の中で、進み続けていく。


その奇跡が、何をもたらすのか、それを考えながら、向き合いながら。


それでも。


彼女は、涙の数だけ強くなっていく。


“明日はくるよ”と口に出せるように。


これは、そんな愛を抱えた女性の、ちょっと不思議な物語である。

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