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ごっど・ぶれす・ゆー  作者: 雪愛。
4/6

猫が獲物を捕まえた時は褒めると良いって言うよね

 

 幼稚園の頃の将来の夢は明るくて泣き虫だけどとてもやさしいセーラー服の似合う正義のヒロインだった。泣き虫=弱虫という世間のイメージから逸脱した彼女は泣き虫だった私にとって泣き虫でも誰かの為に立ちあがる事が出来ると眩しく輝いて見えたのだ。

 彼女が赤点を取ってたからといって中学時代の私が赤点だらけなのは決してリスペクトからくるものじゃないけれどね。

 でも仮に、学校の授業に魔法があるとしたら私はそこそこ良い点数がとれていたんじゃないかなって思う。何だかよく解らないけれど、解けてしまうというか、スルスルと理解出来てしまうから不思議だ。

 どうやらこの世界の魔法とよんでいる物は身近なもので、魔力のある者はイメージする事が何よりも重要になってくる。例えば手の平をほんのちょっと丸めて上に向けて「蛍火」なんて唱えれば穏やかに光る山吹色の光が現れるのだ。「我が影に宿りし獣よ我の前に現れよ」なんて唱えれば影から獣が現れるのだろう、きっと。これはやらないけどね。そういった詠唱は足りない想像力を補うらしい。例えるのなら「猫」と一言いえば飼い猫を思い浮かべる人もいれば、テレビや動画で観た猫を思い浮かべる人も簡単なキャラクターを思い浮かべる人もいる。その「猫」を頭に思い浮かべた時にどれだけリアルなものが思い浮かぶのか、が魔法を発動する為のカギとなるみたい。詠唱はその「猫」を思い浮かべる為の材料みたいなもので「黒い猫」とか「白い猫」とかそういった単語を付け加えるだけでも充分な人もいれば「毛が長くて、目は金色で、体がすごく大きなトラ柄の猫」と付け加える事で鮮明な猫を思い浮かぶ事ができる人もいる。例えで猫を用いたのは私がノートに書き記している最中そのノートの上でどっしりと座って私のおでこにおでこをグリグリしてくるキキが居たから。無言で機嫌よくゴロゴロと喉を鳴らしているから嫌がらせじゃないと信じたいけれど。何で猫ってこんな事ばかりするんだろうね?

 話を戻そう。火の魔法をつかう時は赤々と燃え盛る火を出したいのか、マッチに灯した程度の火を出したいのかきちんとイメージしないと大惨事になってしまうから注意しないといけなくて、魔法に集中力も大事と言われているのは「火よ我が前に現れよ!」と何もイメージを持たずに叫んじゃうとその声の強さに引っ張られて思ったよりも強い炎になっちゃうから気を付けなはれや、と。そういう事だ。きちんと集中して引っ張られない事が大事。大切なのはイメージする想像力と引っ張られない集中力。

 で、逆に魔法はつかいたいけれど魔力が無いんだぁ……という人の為に魔法陣と呼ばれるものがある。その場合は魔法陣専用のスケッチブックみたいなノートに使いたい魔法の魔法陣を描き記して、破って使う。魔法の発動はその魔法に纏わる詠唱や合図的なもの。パチンと指を鳴らすとか破った紙を手にのせてパチンと叩くとか、紙を咥えて息を吐くとかね。その他色々ご自由にって感じ。2つの段階を用いて発動できるから仮に魔法が使えない状況に陥ってしまった時でも魔法をノートにストックしておけば大丈夫と、そういうことだ。魔力が無いのに何故魔法陣を書くだけで魔法が発動出来るのか。という疑問もあるのだけれど、魔法陣を描く事で足りない魔力を補う儀式が成立するのだそう。何故補えるのか?それはこの世界には酸素とか二酸化酸素とか目に見えないその他諸々があるけれど、そのその他諸々の中にちっちゃな魔力の粒子が漂っているから。魔法陣を描くという儀式をする事でそのちっちゃな魔力の粒子が少しずつ宿っていくみたい。

 魔力のある人が魔法陣を描いてもその魔法陣に描かれた以上の魔法が発動しないのも、その魔力の粒子がきちんと制御するから。

 邪魔してくるキキににゃおにゅーるを召喚して離れるように言いつけると私は魔法陣を描く練習に取りかかった。

 魔法陣を構築するために必要なのは魔法のカギとなる文字を書き記すこと。共通語だと魔法をはじかれてしまう事もあるそうで魔法陣を専門的に使う人は独自の文字を作り出すのだそう。独自の言葉を作るのもめんどくさいから火の魔法は「森」みたいに「炎」という字を3つ書くようにしよう。水の魔法は水を表す「氵」に「水」って字をくっつけとこ。

 あぁぁ、何だろう、私字が汚いのもあってどっちの字も歪になっちゃった。歪って漢字は不正って書くから折角一生懸命頑張ったのに不正ってなによ?って気持ちになってしまう。本人が読めれば良いんだよね読めれば。ギリ読めるから大丈夫なはず。

 魔法陣はたき火の魔法、汚れを綺麗に落とす水の魔法、空中を移動する風の魔法、相手を捕縛する木の魔法、明かりをつける光の魔法、落とし穴を作る土の魔法を描いた。たき火の魔法は周りに燃え移らないように制限もかける。

 攻撃魔法を残さない理由としてはそういった危機的状況に陥る事は無いと信じたい気持から。何かあった時は逃げちゃえば問題ないよね?という甘さがある事も否定できない。発動条件は指パッチン。片手しか鳴らせないんだけど、結構練習して音が鳴るようになったんだよね。右手中指の第一関節を親指で右にスライドさせながら親指の付け根を中指で叩くのがコツかな。暇がある時に練習するといつの間にか綺麗な音が出せるようになるとおもうよ。左手は鳴らせないからどうすればいいのか私にもわかんないけど。むしろ教えてほしい。


 魔法の才というスキルのおかげで魔法の基礎や使う為のコツみたいなものがすんなりと私の中に落とし込まれた気がする。魔法の才って便利ね。


「キキ~ママこの辺りの探索に行くけどどうする?一緒にいく?」


 黒い質素なフード付きマントを羽織り、リンゴとバナナをオマケでついてきた小さな鞄に積めながら、あぎあぎとにゃおにゅーるの空袋を齧っているキキからボロボロになった袋を取り上げる。


[行く。ひとりは嫌だからだっこして?]


 空袋を取られ少々不服そうな顔をするもお留守番は嫌だったらしく抱っこをせがんできた。ずっと机に向かっていたから寂しかったのかもしれない。「ほらほら、甘えん坊さん、こっちへおいで」と片腕でキキを抱き上げ、肩に乗せると落ちないようにフードを被った。「違うもん」と否定の言葉を吐かれると思ったけれど機嫌よく「ふふっ」と笑って喉も鳴らしている。猫は袋に入ると安心するというし、近くに逃げフードねがある事が良かったのかもしれない。まぁ、抱かれるのが嫌になれば勝手にフードに入るだろうし。

 持ち手の部分がカラスのような意匠の樫の杖を手に取り、プレシーに留守を頼むと私とキキは森の中へ一歩踏み出した。


 モトカミマーケットから届いた荷物を受け取った時は別として改めて探索目的で外に出たのは初めてだ。

 元神さまから指定された土地は薄い金色の光がドーム状に覆っていて、恐らくこれが「結界」というものなのだろうと解る。その理解の早さも魔法の才からくるのかもしれない。予期せぬ事にぶつかると「どうしよう?!」と慌ててしまうから魔法の才をリクエストして良かったとおもう。理解できない事は恐怖に繋がるから沢山識る事は良い事なんだよね。本当に便利だな魔法の才。ちなみに「はじめての魔法」の本を読んだ時も全く知らない言語が書かれていたけれど読む事が出来たし、理解も出来た。言葉については通じるか解らないけれどもしかしたらこの言語関係も魔法の才のお陰なのかも知れない。いや、単に元神さまからのありがたーーい加護かもしれないし、異世界転移の基本プラン的なものかもしれない。その辺りについて詳しく聞けば良かったとちょっと後悔をするけれど、悠々自適に異世界生活を楽しめばいいだけだし、前に進む為の理由もできる。前に進むというのは物の例えね。まだ目標も見つかってないし。

 今出来ることと言ったら「魔法の使い方を覚えた」くらいだし。

 ドーム状の光の中はモンスターらしいモンスターの姿は見えず、日当たりのいい開けた土地という印象だった。小さなお家を建てる事が出来たらそこを拠点に出来るしプレシーも連れて多少遠出も出来るかもしれない。どうやって家を建てるんだ?って話になるから夢のまた夢って感じだけど。色んな属性の魔法を組み合わせるのかな。

 1時間程とりあえず西に向かって歩いてみると結界の終わりに着いた。一歩結界から出てみるとぽかぽかとした気持ちのいい空気から雨が上がった直後のような湿った空気が体に纏わりつく。これが近くにモンスターが居る……という感覚なのかもしれない。ここから先は迷ってしまうのが怖いので光魔法を杖にかけた。大きな魔法ではなくて、足跡みたいなものを残す魔法だ。杖で地面を突くと突いた後が淡く光る。地図があればいいのだけれど残念ながら地図は持っていないから目印になる物を残す他なかった。杖の後が光るだけだから目印が無くなる心配はないしね。

 結界から出て30分。出会ったのはスライムとツノシャモという角の生えたニワトリのようなモンスター。マユムシという白いマシュマロのようなふわふわとした幼虫の3種類だった。魔物を見た瞬間に種族名が頭にパッと浮かぶ感覚がちょっと楽しい。

 もう少し進めば別の種類も出てくるかもしれないけれど、プレシーのような魔機哭はみる事が出来なかった。

 ぷるぷるとした信玄餅のようなスライムは体の中央に核と思われる丸い玉があって、それを杖で突くと一撃で倒れた。突いた時の感触はぶにゅ。としたものでもなく、どろりともしていない。意外とサクッとした感触だった。もしかすると縦に繊維が入っているのかもしれない。このスライムは赤色の魔石を落とした。

 スライムはRPGゲームでも最弱とか言われているけれど、この世界のスライムはそのゲームに出てくるスライムよりも比較的温厚なようだった。近付いてもこちらを襲うそぶりも無く、ぷるぷると蠢いている。しばらく観察していたけれど、木から落ちて腐った木の実や何かの骨を体に取り込んで溶かして居た事からこの土地のスカベンジャーのような役割をしているのかもしれない。例えは悪いけれど、意思のないゴキブリというか、わらわらと数が多いのは雨上がりに無数に生えるキノコみたいな印象だ。

 食べられるか解らないけれどゼリーが食べたくなってくる。

 そしてツノシャモ。こちらは割と攻撃的な性格をしていた。


[ニンゲン死スベシィィィーーーッ!!]


 そう叫び突然影から飛び蹴りを繰り出してくるなんて想像もつかなかったし、ビックリして転んだ拍子に肩から落ちたキキが獲物を見つけたとばかりに牙を剥きだしてツノシャモに襲いかかった。その時まで私はキキが猫のままだと信じていたし、私がまものつかいの才を持っている事も忘れていた。

 さっきまで小柄な猫だったキキがしなやかな猛獣になるなんて想像もしていなかったし。前の世界でトカゲやヤモリを捕まえてくる事はあっても流石に鳥はなかったし。


[オノレェ……オノレェェェェエーーーッ]


[はっはーーあ!ザマアミロ!!]


 断末魔を上げるツノシャモの首に喰らいつき息の根を止めたキキはその名の通り嬉々として胸を張った。猫を飼ってる人なら解ると思う。獲物を捕まえたから褒めて?の顔で見つめてくる姿を拒む事が出来ようか。


「すごいねぇ~キキさんはとてもかっこいいねえ~」


 拒めないよね。ドヤ顔で喜んでるんだもん。無下には出来ないよ。頭の無くなったツノシャモの脚を近くの木の蔓で縛るとそのまま近くの木の枝に向けて投げる。新しい遊びを思いついたわけでもなくて、血抜きできそうなら今のうちに血抜きをしたかったからだ。首のない鶏を掴んだまま探索をしたいわけでもなかったし。帰ったら手ごろな鞄でも買おうと此処で決意した。

 多分毒は無いと思うし、モトカミマーケット以外でも食糧を得る方法があるのは良い事だとおもう。良い戦いをしたツノシャモに敬意をはらってその命をきちんと戴こう。

 スライムは何も話さなかった事を思い返すとやはりスライムには感情や意思がないのかもしれない。

 そして次に出会ったのがマユムシだった。

 むにむに。むにむに。と進行方向を横切る箱ティッシュ程の大きさの2本の角が生えた白い大きな雪見大福……のような芋虫。体部分はふわふわとした繭に覆われており、つぶらな瞳が可愛い。ちっちゃなお手手がわらび餅のようにぷるぷるしてる。


[んっしょ……んっしょ……]


「えぇぇぇぇ……見て、キキ、あの子すごく可愛いよ?」


[ただの虫じゃない。あんな弱そうなの捕まえないんだから]


「捕まえる捕まえないじゃなくって、なんか一生懸命むにむにって動いてるの可愛いとおもわない?」


 しゃがんでこっそりとマユムシを観察する。リンゴは食べるかな?バナナは食べるかな?なんて思いながら。肩に乗ったキキは退屈そうに目を細めた。


[ぁ]


「あ」


 マユムシと目が合った。つぶらな瞳が私とキキを捉え、体の半分程ある大きな頭がゆっくりと持ちあがり、前足とおもわれる二つのわらび餅がぷるぷると上下に揺れる。


[ぁぇぇぇえええええええ~~~~~?!]


 悲鳴か?悲鳴なのか?気の抜けた大きいともいえない声がマユムシから上がる。やめて。その行動が、その声が、可愛くて立てなくなっちゃう。


[にんげんだぁぁぁ~~~~!!]


「に、人間ですぅ……っ」


 人間って可愛くて尊いものに出会うと自分の口を両手で押さえるの。知ってた?そんで可愛いものに出会うと声が掠れちゃうの。解る?雪見大福とわらび餅とマシュマロが混ざった生き物ってもう可愛いに決まってるじゃん。可愛いの権化じゃん。

 ぷにぷにぷるぷるとしたちいさな脚を一生懸命動かして近付いてくるとマユムシは地に着いた私の膝に小さな前足を置いて一生懸命顔を見上げると大きな頭を傾げた。


[いぢめるぅ?]


「く……っ、は……ぁ……っ」


 膝越しのやわらかいお餅のような感触に気を失いそうになる。虫だろうがなんだろうが可愛い物は可愛いんだよ。


「い、イジメナイ……よ?」


[やった~ぁ]


 短い脚が天を仰ぐ。え?この生き物はこんな生きるか死ぬか食うか食われるかの世界で生きていけるの?絶対ツノシャモに食べられる容姿をしているじゃん。

 ワタシ、マモノツカイノサイモッテルヨ?コノコツレテカエルデキルノデハ?


「私はアイミ。この子はキキっていうの。君は?」


 大きく深呼吸をして、マユムシに尋ねる。


[なまえぇ~?マユムシはマユムシだよぉ~]


[ママ、野生の生き物は基本的に名前を持たないのよ。名前のある者が共に生きる為にあると便利だから名前を付けるの]


 キキから指摘される。確かにそうだ。野生で生きて行く生き物で名前が無くても生きていけるのなら名前は必要のないものなのだろう。


「マユムシは何をしていたの?」


[ごはんさがしてたのぉ。アイミとキキはなにしてるのぉ?]


「私達はこの辺りを探索していたの。つい最近この辺りに引っ越して来たんだよ」


[ぁぇぇぇぇぇえ]


「私の故郷では引っ越しの挨拶にご近所さんに贈り物を渡すの。良かったらこれ食べる?」


 鞄からリンゴを取り出すとマユムシは小さな前足をぷるぷると振った。


 [いいのぉ?いいのぉ?]


「いいよ、食べて」


 小刻みに体を揺らしてマユムシはリンゴを受け取るとスリスリと頬ずりをした。

 いざ一口というところでぴたりとマユムシの動きがとまる。


 [うわうわわあああ]


 私とキキの顔を交互に見つめ、マツムシはリンゴの影に顔を隠した。


[なんでマユムシとおはなしできるのぉぉぉ]


 やっとか。今更か。大分打ち解けてきたと思ったんだけど。


 [あのね、ママはまものつかいの才っていうスキルを持ってるのよ。だから私達みたいなのとお話しが出来るの]


 肩から降りたキキがマユムシの傍へそっと寄り添い、説明をする。


[スキルならマユムシももってるよぉ。つむぐものっていうのぉ]


 そう言うとマユムシはぷしゅーと糸を吐き出した。その糸は幾重にも重なり、折り畳まれた布が出来上がった。


[リンゴのおれいだよぉ]


「ありがとうマユムシ。よかったらマユムシのお家まで送って行こうか?この素敵な布のお礼に」


[うれしいけれどマユムシのおうちはないのよぉ]


 家が無い?と疑問に思ったが確かに虫。それも幼虫となるときちんと自分の巣があるものは少ない気がする。キキに視線を向けたが驚くそぶりもなかったのでやはり巣がないのは普通なのだろう。


「だったら……マユムシさえよければ家にくる?家って言うか、厳密に言えば家はないんだけれど、安全な場所があるの」


[アイミたちもおうちがないのぉ?]


 人間が家を持たないのはマユムシにとっては衝撃だったらしい。憐れみの目で見つめてくる。プレシーの中に住んで入るけれどプレシーは家とは言い切れないし中々はぎれがわるい物言いになってしまったが、哀れに思ったマユムシは「かわいそうだからマユムシもいっしょにいてあげるの!」と胸を張った。「一緒に居る」という意思表示でチリンという音が頭に響き、新たな使い魔としてマユムシが登録された。「ひとといきるにはなまえがひつようときいたの」と名前までねだられ、私はマユムシに()()()と名付けた。

 その後、血抜きをしていたツノシャモを回収し、プレシーの元に帰るとマユムシ改めすあまは「はじめてみたのぉっ」とプレシーに対して興奮した様子を見せた。どうやらこの辺りには魔機哭はいないみたい。

プレシーも新しい住人に[きゅぉきゅぉ]と機嫌を良くし、その日は覚えたてのたき火の魔法を使ってバーベキューを楽しんだのだった。



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