台風 古い間取り
前回の続き。
音だけの場合、柔軟に
対応できる面も。
風雨の音
かなり強い
女性2人の声
出版社の社員
「ねえ、このお家、トイレは外なのね」
「外に出たら、ずぶ濡れよ。台風が来てるから」
「でも、がまんできない」
「私も」
強い風雨の音
「ねえ、廊下の奥に
バケツあるじゃない」
「あれにしちゃおう。もうがまんできないし」
2人の足音
トン トン トン トン トン トン
・・
小走り
「誰も見てないよね。そこに立ってて」
「うん」
ごそごそ
ジョオーーーー
バケツの底をたたくような音
これには「演出」があり、
「そういう音」が出る処置がとられている。
ごそごそ
「はあー、ヤバかった。
パンティーにちょっとチビった」
「今度は私」
ごそごそ
ジョオーーー
またしてもバケツの底をたたくような音
ごそごそ
「あんっ、間に合ってよかった」
「ペーパーどうする?」
「お部屋のくずかごに入れちゃお」
「このバケツ、明日の朝まで持つよね」
「大丈夫じゃない?」
「それにしても、すごい音」
「私たちまだピチピチしてるから、元気いいのよ」
「うふふ」
強い風雨の音
「ねえ、廊下に行かない?」
「行こ」
トン トン トン トン トン トン
前と同様の音
「かなりたまってるね」
「なんとかなるんじゃない」
強い風雨の音
鳥のさえずり
収録された場所は、この本を刊行する出版社のオフィス
休日に、監督と助手だけで・・
助手は女性で、出版社の社員
平日は電話の音が多いし、数人の社員が随時オフィス内を歩く。
風雨や、鳥のさえずりは
、そういう音源を使用
助手は場面によって靴を替えた。
ハイヒールと、そうではない靴を使い分け。
ハイキングの場面も同様で、
山道を歩く音は、
郊外の公園や河川敷で収録。
監督と助手の2人が歩いて
、その音を録る。
おしっこの音は、2つの
バケツに公園の土や雑草を入れたのを持ち帰り、
出版社のオフィスで・・
「そういう音」が出る演出により収録。
バケツを左右に置き、2台のIC レコーダーを使って収録。
クルマのドア開閉は、公園などの駐車スペースで収録。
監督と助手で。
バケツの中身は園芸用のプランターに移して、出版社が入っているビルの屋上へ。
出版社の社員で園芸愛好家が花の種を植える。
早い話が、交通費も含めた製作費はかなり低額。
(続く)