自己紹介と、怪我。
「申し遅れました、俺は照屋丈瑠と言います。お二人のお名前を教えてくれませんか?」
自己紹介と質問を同時に行う。答えはすぐに帰って来た。
「はい、私はギリメ.・ロックフォードと言います。そこの男性の名はスタンリー・ロックフォードと言います。私の兄で、あなたを助けた人です。」
「そうなんですか。あなたが俺を助けてくれたんですね。ありがとうございます、スタンリーさん。」
「*5>々|°5^4・♪→23÷☆^8〆÷6♪5<43÷:8$4×#…52・〜%477・°(訳:礼には及びませんよ、医療魔法の使い手として、当然のことをしたまでです。)」
「そうなんですか…やっぱり、この世界はテレパシー以外の魔法も存在するのか…。」
「あの、俺にも魔法を使うことはできるんですか?使えるとしたら、何が必要になるんですか?」
「あなたが魔法を使うには、少し手順を踏む必要があります。今まで魔法を使ったことがないのなら、魔力核が目覚めていないはずです、なのであなたが魔法を使いたいのなら、まずは魔力核を目覚めさせる必要があります。」
胸のあたりを叩きながら、ギリメはそう答えた。魔力核という聞いたことのない言葉が出て来たが、おそらく心臓のことなのだろう、俺も魔法が使えるのか、いいことを聞いた。早速、魔法を使えるようにしてもらおう。
「お言葉ですが、あなたは魔法を使えるなる前に、その体を完治させることを優先したほうがいいと思います。」
…忘れてた。俺は、怪我人だったな。確かに、怪我を直すのが優先だな。
サブタイトルを作品ごとに付けられるなんて知らなかった…。知ってたら、前作のサブタイトル変えてたのに…。