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第1話 家族に捨てられました。

はい。初めまして。えーりん花です。もうすぐJK2です。

めちゃくちゃ思い付きです。

最近ファンタジーな夢見るなぁって思ってたら、この夢をみました。

夢+色んな設定=この作品です。

たぶん途中で断念します。それでも良ければ、お付き合いくだしあ。

 気付いたら私は、家族に捨てられていた。

 元々3歳までしか育てられてなかった身だし、家族のことはそんなに印象にない。でも、ただ一人だけ。

 お母様のことだけは忘れられなかった。


 優しくて温厚で綺麗で、家族をとても大切にしてくれていた、私のお母様。

 ――”Cecilia(セシリア) de() Flers(フレール)お母様。”

 あのお母様のお陰で私は、ここまで育てられた。同時に、家族の仲も保ってくれていた。


 でも。


 お母様は忽然と姿を消した。それから、二度と帰ってくることは無かった―――――。

 お母様の死因は分からない。家族にも、誰にも――。


 私は、お母様の死因が何なのか知りたいと思った。思ってしまった。

 だから私は、動き出した。

 まず、衣食住をどうしようかと考えた。私はもう、家族に捨てられた身。

 ド・フレール家の長女でも何でもない。貴族でもない。いや、強いて言うのならば…没落貴族だ。


 僅かに与えられていたお金。ド・フレール家は上級貴族だ。しかも、王様からドの称号を与えられている名誉貴族。この国では割と重宝される存在だった。

 しかし、まだ私は3歳の子供。そんな子供に大金を預けられる訳もなく、親やメイドが預かっていた。

 そんな中捨てられた私は、大銅貨1枚しか持っていなかった。パン1個しか買えるお金はない。


 もう捨てられてから、3日経っている。

 くぅ…きゅるるるる…

 お腹が鳴る。恥じらいはあったが、頬を赤く染めただけだった。


 商店街を歩いていると、色んな人達に注目されてこそこそ何か言われてるのが嫌が応にも分かってしまった。

「あんな寒い格好でどうしたのかしらねぇ。」「もう1月よ?」「どうせどっかの没落貴族でしょ。お金はあるわよ。」

 お金なんて無いの。この服しか無いんだよ。


 きゅるるると鳴ったお腹。寒さで凍えた指先。白い膝までのワンピース1枚で、寒さに震える。

 パンが1個、売れ残っていた。

 私はそれを見て、店先のおばさんに声をかけた。

「パンを一つ…くださいませ。」

「10ロゼンだよ。」

「…はい。」

 10ロゼンと引き換えに、パンが私の手に渡った。

 パンを一口食べると、もう幸せだった。

 こんなに固いパンなのに。お母様の作ったケーキより、紅茶より、マフィンより、美味しくないはずなのに。

 気付いたら涙が出ていた。


「…ぅ、ひっく…うぅぅ…。」

 おばさんはその泣き声に吃驚して、駆け寄ってきた。

「お嬢ちゃん!?大丈夫かい!?」

 駆け寄ってきて私の手を触るとおばさんは一瞬で青い顔になり、何か男性に言うと私をどこかへ連れて行った。


 おばさんは暖かい暖炉の前に椅子を持ってきて、座らせてくれた。毛布も掛けてくれた。暖かい…。

 隣にもう1個椅子を持ってくると、おばさんは私の横に座った。


 パンを食べ終わる時には、涙も止まっていた。

「泣き止んだかい。」

「ええ。ごめんなさい、私…淑女は人前では涙を見せてはいけないと言うのに…。」

 おばさんは謝った私に驚いて、いいんだよ。と声を和らげて言ってくれた。

「泣いたっていいのさ。ここはローゼンフェルドの中でも田舎。こんなところに人なんか僅かしかいないんだからさ。」

 ローゼンフェルド。この国の名称。この国で唯一四季を味わえる領地。王都とは繋がっているが、その中でもとても端っこの海と繋がる村。そこがこのアルミュロ村。

 ここはどちらかというと北西寄りで、冬になると海が凍る。その為、冬はみんな予め貯蓄してある食材を使ってやり過ごすのだ。


「あたしはアリゼ。平民だよ。一応屋台でパン屋はやってるけど、ウチは貧乏さ。こんなところでよかったら、泊まっていきな。」

「ぁ…えっと、ありがとう存じます。けれども私、お金は一銭も持っていなくて…。」

「お金なんていいのさ。あ、そうだ。その代わり、パン屋を手伝っていってよ。やっぱり人手が足りなくてね。困ってたんだよ。お嬢ちゃんみたいに可愛い子が手伝ってくれれば、この店も安泰さ。」

「本当ですか!?ありがとう存じます!!」

「それに、あたしには息子しかいなくてね。娘が欲しかったから、なんか嬉しいよ。」

 おばさんはそう言いながら、私を抱きしめた。オレンジ色の髪とオレンジ色の瞳。おばさんは優しくてパンのようにふっくらしていて、どこもかしこも柔らかくて。私は親近感を覚えた。


「そうですわ。私、細やかですが魔法が使えますの。おば様にもかけますね。アリゼおば様に、樹木の女神セレスティーヌ様の御加護がありますように。」

 私はお祈りのポーズをし、呪文を唱えて祝福をプレゼントした。おば様は、キラキラと輝いている。

「!?な、何をしたんだい!?」

「え?魔法での祝福ですわ。今回は樹木の女神様に祈ったので、癒しと悪い物から身を守る効果がありますの。」

「はぁーお貴族様はよくわからんねぇ。でも体が軽くなったよ。ありがとう、お嬢ちゃん。そういえば、お嬢ちゃんの名前は何て言うんだい?」


 私はアリゼおば様の前で丁寧に一礼をした。

「私は、Alia(アリア) de() Flers(フレール)と申しますわ。」

 それが、私とおば様との出会いだった。

1話読んで下さった方々、ありがとうございます。

色々参考にしているので、他の作品とかぶっているところなどあればすみません。

許してください。何でもしますので。(何でもするとは言ってない)

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