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自由にスキルを構築できるVRMMOのベータテストに当選しました  作者: 灯火


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キャラメイク-02


23:59:45


「あと15秒...」


俺は、ベータテストに当選した3日前から今日に向けて準備をしてきた。

まず、ネットでFCOについての情報は現段階で判明しているものは全て調べた。


「ここ3日で調べた情報全部すごかったからな、気合い入れないと...」


まず、調べてみた感想としてはTEC社やべぇ、これに限る。

ちょこっと調べるだけでエグい情報が出てくるし、まだベータテストすら始まっていないのにFCOの情報まとめチャンネルなんてのもあって草も生えないレベルだ。


23:59:59


「よし、ログイン開始だ」


24:00:00


俺は事前にFCOをダウンロードしておいたので、日付が変わると同時にログインする。

視界の隅から白い光に覆われていき、それと同時に体がふわふわしてくるような妙な感覚に襲われる。


「あいかわらず変な感じだ」


完全にフルダイブが終わるまではこの妙な感覚が続くんだよな。


その妙な感覚の中待つことに数十秒、突然視界がクリアになったかと思うと、俺は巨大な姿見の前に立っていた。


「お?」


だが、姿見を見てもみても俺の姿はない、そこに写るのは白い人形のようなものだけだ。


一体何をすればいいのかと思っていると、眼の前に半透明なウィンドウが出現した。


『あなたはどのような容姿をしていますか?』


その文字の下には、体の部位が色々と書いてあり、試しに髪をタップしてみると、画面にずらりと色々な髪色の髪型が表示される。


「なるほど、キャラメイクか」


結構選べる項目多いな....これは結構時間使うかも。

早速試そうと、髪型をタップしようとしたとき、注意事項が出現する。


『多少のズレなら問題ありませんが、現実と解離した姿形にすると、感覚にズレが生じるのでお勧めいたしません』


ふむ、身長とかそういう話かな?

たしかに現実180cmの人が120cmのキャラとかで動くのは無理があるかもしれないな。


俺は174と平均ぐらいの身重だから悩むことは....


「ん?これもしかして...」


俺が見つけたのは性別の項目、そこには3つのこと選択肢があった。


『男性・中性・女性』


なるほど、だから注意事項か。


確かに男性で174が普通でも女性を選ぶと少し高いかもな....

俺の手は悩むことなく女性をタップしていた。


「身長変えないならお姉さんってことになるなぁ」


理想のお姉さん...作るしかねぇよなぁッ!


てなわけで、俺はそこから2時間ほど理想を追求し...


「完成だァ!」


出来上がったのは黒髪ロングで垂れ目、どことなく儚げな雰囲気を感じさせる、まさしく聖女とでも言うのが相応しい、そんなキャラが完成した。


「身長は少し削ったけど...これくらいなら平気だろ!」


結果的に身長は少し削り、170cmほどになったが、4cmぐらいなら誤差だよな?

切りいいし、174だと少し高い気がしたから削ったのだ。

これで少し違和感があったとしても、後悔はしない!


あと、途中で種族って欄も見つたけど、そこから変えようとすると時間が無限に掛かりそうだったので見るのはやめておいた。


だって猫耳とかエルフ耳とか見たら多分俺は身長150くらいまで削る自信があるからな。


「てことで、完了っと」


隅っこにある完了ボタンをタップすると、眼の前から姿見が消えていき、代わりに大量の服が浮いた状態で周りに出てくる。

そして眼の前にはウィンドウも出現する。


「今度は服装ってか」


軽く見ただけでもいろんなのがある。

和服にドレス、ズボンにスカート、ワイシャツにスーツ、水着やビキニアーマーなんてのもある。


「いやぁ、正味これ一択」

俺が選んだのは西洋風の神官服、これを着れば完璧に聖女だぜ。


決定を押そうとすると、またもや注意事項が出てくる。


『こちらは外見用装備となっており、ステータスには一切関与いたしません』


「外見用装備...なるほど」


つまり、中にごっつい鎧を着てようが、外見は固定できるってわけだな、最高じゃないか!

俺は注意事項を手で払いのけると、素早く決定ボタンを押す。


すると、周りに浮いていた服がだんだん透けていき、最終的に消える。


今度は代わりに謎の祭壇が足元に現れ、青白い光を放ち始める。

毎度のごとくウィンドウも出てくるので見てみれば、今度はステータス配分のようだ。


『ステータスポイント:450


HP 体力 なくなれば死ぬ値

MP 魔力 スキルの発動などで消費される値

STR 筋力 装備品の制限や物理攻撃力に関係する値

INT 知力 スキルの取得数や魔法攻撃力に関係する値

VIT 防御力 物理攻撃に対する防御力や状態異常耐性に関係する値

RES 抵抗力 魔法攻撃に対する防御力を状態異常耐性に関係する値

AGI 速度 ありとあらゆる行動の速さに関係する値

DEX 器用さ 攻撃命中率や工作成功率に関係する値

LUC 運  ありとあらゆるランダム要素に関係する値』


割り振れるステータスは全部で9つ、そして配布されるステータスポイントは450....

均等に振り分ければ50ずつ振れるけど、それは絶対良くない気がする。


「見た目聖女だし魔法は使いたい、それにINTのスキル取得数がすごい気になる」


でもソロで近距離攻撃できないと困るからSTRもある程度必要だよな?

いや、なんなら序盤にスキルを大量に獲得できるはずもないしINTは最小限で....


色々悩んだ末、俺が行き着いたステータス配分がこれだ。


ステータスポイント:0

HP  70

MP  50

STR 100

INT 50

VIT  50

RES 0

AGI 80

DEX 50

LUC 0        


「完璧だな」


まず序盤で魔法攻撃してくる敵なんていないだろうという予測のもとRESを削り、更に運が悪くてもなんの問題もないのでそこも削り、序盤は魔力回復手段も少ないと予測し、STRに多めに振っておいた。

AGIはいざというときの逃走用、そしてHPはソロなので多めに振っておいた。


「これでいいかなぁ」


俺はステータスを何度か確認し、これで問題ないと確かめてから決定ボタンを押す。


すると、足元の光が一瞬強く光り、その後消えていく。


そして今度は無数の武器が周りに現れる。

もちろんウィンドウも一緒だ。


『初期装備ポイント:100


鉄の剣:20ポイント

鉄の刀:20ポイント

鉄の斧:20ポイント

鉄の槌:20ポイント

   ・

   ・

   ・

   ・  

皮の軽鎧一式:20ポイント

鉄の軽鎧一式:40ポイント

鉄の重鎧一式:50ポイント

鋼の軽鎧一式:100ポイント』


そこには大量の装備と、それを取得するのに必要なポイントが書かれている。


「防具重視か武器重視、どっちを選ぶかだなぁ」


俺はSTR高いからある程度重い装備でも装備できるはずだけど....でもなんかちがうよなぁ。


「シスターが持っててもおかしくない武器はぁ〜」


防具をガッチガチに固めるのはなんだかイメージと違うので、シスターが持っていてもおかしくない武器を探してみる、しばらく探し良さげなのを発見する。


『鋼のメイス:80ポイント』


武器はこれにしよ、メイスならシスターが持っててもおかしくないし。

武器はいい感じなので、残りの20ポイントでいい感じの防具を探す。


「おっこれいいじゃん」


『強化繊維の修道服:20ポイント』


修道服ってあれだろ?シスターが着てるやつ、イメージにぴったりな神装備じゃないか。


「よっし、これでキャラメイクも終わりかな?」


容姿にステータス、見た目に装備、最初にやることなんてこんなものだろう。


そう思い決定ボタンを押すと、周りに浮かんでいた武器達が消えていくが、今回は代わりのものが現れることはない。


現れたのはウィンドウのみで、そこにはこんな事が書いてある。


『東西南北の主要な街の内、どこに転移しますか?


・東 森人(エルフ)の街

・西 鉱人(ドワーフ)の街

・南 獣人(じゅうじん)の街

・北 純人(ヒューマン)の街』


「えっ、すごい悩む....」


エルフ幼女もいいけど猫耳少女も捨てがたい。

だっておそらく確実にいるからな、多分プレイヤーだけど。

でも、みんな自分と同じ種族がいる街に行くだろうしなぁ。


「うーん」


でも、東西南北ってことはある程度離れてるけど行けない距離じゃないってことだよな?

それなら最初はどこでもいいかもしれないな。


「取り敢えず、北にするかぁ」


俺は北、純人(ヒューマン)の街をセレクトし決定ボタンを押す、すると今度は足元に光り輝く魔法陣が出現し、俺を飲み込んでいく。


「既に2時間半経ってる....ここからは急がないと!」


そう呟いた一瞬の後、俺は魔法陣の放つ光に完全に飲まれ、その空間から姿を消した。

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