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第7話:黒き嵐の使者

三人は夜影団の本拠地が視界に入る地点までたどり着いていた。巨大な城のような施設がそびえ立ち、その上空には暗雲が渦巻いている。不気味な稲妻が光り、まるで侵入者を拒むかのように轟音を響かせていた。


カイ(緊張しながら):

「ついにここまで来たか……なんだか、あそこからすごい嫌な気配が漂ってくるぞ。」


リナ(険しい顔で):

「当然よ。あそこが奴らの中枢なんだから。」


シン(冷静に前を見据えて):

「罠が仕掛けられているのは間違いない。だが、進むしかない。」


カイは拳を握りしめ、笑ってみせた。


カイ:

「怖気づいてる暇はないな。よし、派手に行こうぜ!」


襲撃者の登場


三人が進もうとした瞬間、上空から突如として黒い光が降り注ぐ。その中から現れたのは夜影団の幹部、カラスと名乗る男だった。彼は黒い翼のようなマントを纏い、鋭い目で三人を睨みつけていた。


カラス:

「よくここまで来たな、紋章使いども。」


カイ(笑いながら):

「なんだよその格好……いや、カラスってお前の名前か?鳥のコスプレにしては凝りすぎじゃないか?」


カラス(冷たい声で):

「口だけは達者だな。その余裕がどれほど持つか、試してみるがいい。」


カラスが手を挙げると、周囲の空気が一気に変わり、嵐のような風と黒いエネルギーが三人を取り囲んだ。


カラスは、空中を自在に飛び回りながら、黒い羽根のようなエネルギーを三人に向けて放つ。その攻撃は鋭く速く、三人はそれぞれの力を使ってギリギリでかわす。


カイ:

「なんだこの速さ!追いつけない!」


リナ(冷静に分析しながら):

「あの羽根、ただの攻撃じゃない……紋章のエネルギーを削っているわ。」


シン(槍を構えながら):

「直接の攻撃を避けるだけでは勝てない。あいつの動きを封じる方法を探せ。」


カラスは笑いながら、さらに黒い嵐を強める。


カラス:

「貴様らの力など、この闇の風には通用しない。死にたくなければ引き返すがいい。」


カイたちは力を合わせてカラスの隙を探る。リナは冷気で嵐を一時的に凍らせ、シンは雷の槍でカラスの攻撃をかき消す。


リナ:

「私が嵐を止める!その間に隙を作るわ!」


シン(短く頷いて):

「任せろ。雷で奴の翼を狙う。」


リナが冷気を放ち嵐を凍らせると、シンが槍を投げ、カラスの翼の一部に直撃させた。カイはその隙に焔紋の力を全開にして突進する。


カイ:

「焔撃・紅蓮烈火砲!」


カイの攻撃がカラスに直撃し、彼を地面に叩きつける。


倒れたかに見えたカラスは、黒いエネルギーを体内に取り込み、自身を強化して立ち上がる。


カラス(苦しげに笑いながら):

「いい攻撃だ……だが、まだ終わらないぞ!」


カラスは巨大な黒いエネルギー球を作り出し、それを三人に向けて放つ。その攻撃は地形を歪ませるほどの力を持っていた。


カイ(驚きながら):

「なんだこれ!あんなのまともに受けたら全員吹っ飛ぶぞ!」


リナ:

「全力で防御するしかないわ!」


シン:

「力を合わせろ。これが最後の一撃だ。」


三人はそれぞれの力を解放し、カラスの攻撃を迎え撃つ。


三人の合力での勝利


リナが冷気でエネルギー球の動きを遅らせ、シンが雷でその中心を打ち抜く。そして、カイが焔の力を集中させて放つ一撃が、エネルギー球をかき消した。


カイ:

「これで終わりだ!焔撃・爆裂昇華拳!」


カイの一撃がカラスを直撃し、彼の黒い翼が砕け散る。カラスは倒れ込み、動かなくなった。


カラス(かすれた声で):

「貴様らの力……認めざるを得ない……だが、真の恐怖は……これからだ……。」


そう言い残して、カラスは消滅する。


嵐が収まり、夜影団本拠地への道が開けた。三人はそれぞれの力を確かめながら、前を見据える。


カイ(笑いながら):

「よし、あいつを倒せたんだ。次もきっと勝てる!」


リナ(呆れ顔で):

「その根拠のない自信がいつか命取りになるかもね。」


シン:

「次の戦いに備えろ。油断すれば、今回のようにはいかない。」


カイたちは新たな決意を胸に秘め、夜影団本拠地へと歩を進めた。

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