表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/19

第3話:共鳴する刻印

カイたちは、夜影団の拠点であるとされる古びた廃墟にたどり着いた。濃い霧が漂い、陽光を遮る廃墟は不気味な静けさに包まれている。


カイ(周囲を見渡しながら):

「なんだか嫌な雰囲気だな……霧が濃すぎるし、視界が悪い。」


リナ(冷静に分析しながら):

「これは自然の霧じゃない。廃墟全体が何らかの力で覆われてる。気を抜かないで。」


シン(槍を構えて短く):

「敵の気配を感じる。罠だろう。」


三人は警戒しながら進む。霧の中、どこからか不気味な声が響き渡った。


不気味な声:

「紋章を持つ者よ……ここはお前たちが踏み入る場所ではない……。」


進むにつれ、三人の体に刻まれた紋章が微かに輝き始める。それぞれの刻印が発する光は、三色に分かれていた。


カイ(腕を押さえながら):

「なんだこれ……焔紋が勝手に反応してる?」


リナ(自分の掌を見る):

「私の氷紋も……この廃墟、紋章の力を増幅しているのかもしれない。」


シン(鋭い表情で):

「力を利用される前に、原因を突き止める必要がある。」


霧の奥から突如として現れたのは、夜影団の尖兵たちだった。彼らは奇妙な装置を体に取り付けており、紋章の力を吸収して強化されているようだった。


尖兵A(低い声で):

「紋章使い……お前たちの力をもらうぞ!」


尖兵たちは紋章装置を駆使し、異常な力で三人に襲いかかる。カイは焔の拳で応戦し、リナは冷気の刃で敵の動きを止めるが、敵の耐久力は通常の尖兵とは桁違いだった。


カイ:

「なんだこいつら……今までの奴らと全然違うぞ!」


リナ(冷静に):

「紋章の力を装置で無理やり引き出してる。放っておけば、私たちの力も奪われる。」


シン(雷槍を構えながら):

「動きを止めるのが先決だ。一点集中で攻撃しろ。」


三人は敵の一体に集中攻撃を仕掛けるが、紋章装置から放たれる力の壁に阻まれ、攻撃が通らない。


カイ:

「くそっ……どうやって突破するんだ!」


戦いの中で、リナが周囲の霧の動きに気づく。


リナ:

「この霧、紋章に反応してる……もしかして、三人の力を合わせれば突破できるかもしれない。」


カイ(驚きながら):

「合わせる?どうやって?」


リナ:

「私の冷気で敵を固定し、シンの雷で装置をショートさせる。その間にカイが全力で攻撃するのよ。」


シンは短く頷き、冷静に言葉を放つ。


シン:

「それでいける。時間を稼げ。」


リナが冷気を放ち、敵の足元を凍らせて動きを封じると、シンが雷槍で装置を狙い撃ち、火花を散らす。


リナ(叫びながら):

「今よ、カイ!」


カイ:

「焔撃・烈火拳!」


焔の力を全開にしたカイの一撃が、装置を粉砕し、敵を吹き飛ばす。共鳴した三人の力が、霧の一部を晴らした。


尖兵たちを倒し、霧がわずかに薄まる中、三人は廃墟の奥に進む。カイは腕の焔紋を見つめながら呟いた。


カイ:

「三人の力が合わさったから、突破できたんだな……俺たち、思ったよりもいいチームなのかもな。」


リナ(少し冷たい口調で):

「まだ始まったばかりよ。油断しないで。」


シン(静かに):

「これが終わりではない。霧の中心には、もっと厄介なものが待っている。」


三人の絆が少しずつ深まりつつも、新たな試練への不安を抱えながら、彼らは霧の奥へと進んでいった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ