いや、そうじゃなくてね。
うーん。
なんでかね。
私もちょこちょこもの書かせてもらってる端くれではありますが、
そんな私でもわかるよ。
性格が話にでる。これ以前他のエッセイでも言いましたが。
もちっと、突っ込んで言おうかなと。
突っ込むと言うか
言い忘れたと言うか。
あのー
例えばさ、
勧善懲悪みたいな話あるとするじゃない。
聖人君子を絵にかいたようなヒロインが出て来て、最後にヒールがやられて、みたいな。
さぞいい人が書いたのだろうと。思われそうですが、
よくよく気を付けて読むと、性格の違いってあるんですよね
例えばさ、
突っ込んだ話し合いとかが苦手な人。そうゆう方いますよね。
そんな人が書いたそうゆう話は、ストーリーで強引にまとめようとする。これほんま見てて分かります。
あ、苦手なんだってね。
具体的に言うと、例えは゛仲が悪い夫婦がいる。としますやん?
それが仲良くなっていく話があるとしますやん?
こうゆう人はね、
ぶつかり合って仲良くなると言う展開を、書けないんですよね。
じゃあどうするのかと言うとそこに事件性を絡めてくるんです
だからほんと見てて分かりますよ。あ、苦手なんだと。
事件性が話のテーマになってるのならともかく、読んでていきなりそれが顔を出すので、
あ、これで強引にまとめるんだなと。
逆に、人と話すことがすごく好きでって人の書いた小説、
同じようなストーリー構成でも、キャラクタとキャラクタとの関係性で話を持って行こうとする。お気に入り様にもおられます。こうゆう方。
読んでて思うんですよ。あ、この人は、コミュニケーション豊かな人だなと。
まあどっちがイイとも言えないと言うか、どちらもその人の個性が出てるわけで。
他にも、
性格が冷淡な人が、ほのぼのの話を書いても、どこか冷たい感覚がある。
これは多分、ほのぼのとした話はこうゆうものだと言うデータを集めて書いてるからだと思うんですよ
データの集積だから、冷たく感じるわけです。人はこうしてあげたら喜ぶ、悲しむ、を、
沢山の物語の中からデータ引っ張り出してきて、それを自分の物語の中に当てはめて書いてる
性格が冷淡なだけに、他人の微妙な心の機微に関心がないからどうしてもそうなるわけ。
だから、なんか、感動するストーリーになってるはずなのに、何かその、モーターオイルみたいな臭いがする。こんな小説の書き方する人います。うん、見たことある。実は私です、なんちって。
逆に、すごいあの、朴訥な人が血まみれハードボイルドをかくと、なんかその、
銃撃戦とかあるんだけど、どこか間の抜けた雰囲気が漂う。
これも見たことがあります。
こんな激しいストーリーなのに何でこんなホッコリしてんだと思ったら
書いてる人が年配の人で、女性だった。あー、それでかと。
そうそう、お気に入り様にもこうゆうタイプが一人おられます。
ご性格がね、凄く朴訥なんですよ。だから、あの、
血まみれシーンがあってもそれが血なまぐさくないと言うね、不思議な現象が起きる。
だったら
性格の狡猾な人、冷淡な人が、ホッコリ話書いたらアカンのか、という話になるけど
私はそんなこと言うてない。
寧ろ書いてと。
一度自分の本性とがっつり組んで書いてほしいなんて思ったり。楽しいのが出来るんじゃないですか?
ちなみにこうゆう人が、バイオレンスストーリーをかくと、例えばターミネーターみたいな。
やたらめったら血まみれシーンを入れたがるんですよ。その、自分の性格と向き合うのを避けるために。
だってその衝撃で、読者は、
書いてる人の本性まで見なくなりますから。それを本能的に知ってるからね。そうゆうことをする。
まあこうゆうところでさ、
読者には分かってるから、
だから、書いてる人の性格が出るよって話してるんですよ
こうゆう性格の人がこうゆう話を書きたがる、のもあるかも知れないけど、
でもそんなことよりもっと大元な話で、
どんな話を書いても、その人の性格はちゃんとでてますよって話なんですよね。
誤魔化したら、誤魔化してることが性格なんだからさ。あ、苦手なんだってね。
てか、こんなん、何作品も見てる読み専さんなら分かると思う。専門家の意見?そんなたいそうなのいらんよってね。
別にそれがアカンと言うてるわけやない。
ただ、
そんなんないもん、そんなんありえないもん、そんなんあったらアカンみたいな
意見があって
その内容がどうにもその、なんと言うか
ズレてるからさ。そうじゃないでしょって話をしてるだけ、それだけです。
それに、どのキャラクタの決断もセリフも、
その人から出てるじゃん?
だから
同じ性格のキャラを書かせても、雰囲気が変わるわけですよ。
例えば、同じキャラでも脚本家が変わると雰囲気がなんとなく違うと思わん?
それは、その人の個性が出てるからなんよねと思う。
それは、やられ役を描かせてもちがうし、悪のボスみたいなのも、その人ならではの書き方がある
そらそうよ。その人「しか」おらんのやもん。決めるのは。
作家それぞれの話が成り立つと思うんやけど、どうかな?
私的には、冷淡だろうが狡猾だろうが変態だろうが、
全部面白さだと思うんですよ
ちなみに私は変態です(え?)
だから書いてると、その性癖というか、が、出てしまうんですよ。でもそれをハズイと思うたことはないです。変態の私がいかに、
真面目に生きる人の気持ちを理解するかを毎回毎回、楽しませてもらってますので
変態で狡猾で怠け癖のある私としては、
物語の中の人物をいかに、困難を乗り越えさせるか。を考えるのがね。
そしていかに、その結果を納得するまでやれるのかと。
キャラクタの選択に、考えに、私が納得できるかどうか。
変態で狡猾で怠け癖のある私が、納得できるのかどうか
いつもそんなこと考えて書いてます。
だからエタっちゃうんですよね……
私がエタる理由はこれしかないんです、となんか専門家みたいなこと言うてます。
けどこれ、
昔読んだハウツー本を元にして喋ってんですよ。
まあどのみち、自分からは逃げられない。どう頑張っても。
だって今のご自分がそうじゃんか。自分と言う個性から逃げ乍ら生きてるんですか?そんなの不可能でしょう。
小説の中のキャラクタは、一体誰が考えたものなの?って話よ
どんなに誤魔化したって、あなたらしさはきっちり出てますよって話ですよ