[柔軟性の招待状]
参加者 参名ほど
問談名 柔軟性の招待状
招待状が届いたんです
へェ どういった催しで
旅のような宴ですって
そりゃぁまた
珍しく面白い会ですこと
参加するのか
えエ . . .
折角のお誘いなのです . . .
なにか心残りが
いえェ 此の状の送り方が斬新でしたもので
成る程 それはどういった
あはは
きっと信じませんが 愉しい噺
此の招待状はすごくアイマイな物でしてね
まるで"ユウフヲォ"みたいな "ゴヲスト"みたいな
不可視のプシュケ同士の出逢い
ほオ
相槌有難う
ここマデ 大袈裟に話したのはですね
星の間から降ってきたんですよ
先生が寝言を吐いた翌宵に
此れは此れは
魂消た話だが
かの師が
エエその通り
筆圧こそ弱いですが アレは先生の字
そしてあの狂ったような描き方
「コンニチハ
ワタシは今 星々のうみで魚になって枯れています
今度 うみとソラの境目で 旅に似た宴が在るんです
ワタシはかえれなくてヒトリ なので手紙を認めました」
ははは
流石だね 変わらない
他人の墓に飴を配って回るヒトだから
ふふふ まったくですね
「アナタが一番近いと聞きました なので誘います
是非 ワタシの元に
来る前に 21瓦ほど減らしていってください
それでは 愉しみにしていますね」
ですって
本当にフワフワした方
ええ本当に
そういえば 君はすっかり元気にみえる
眠れるようになったのかい
嗚呼
まァなんとか
薬に頼っているのも何かと不便ですし
無理しないように
苦しいだけですよ
そうですね
今は枕元にたくさんの百合を咲かせたんです
綺麗で よく眠れますよ
そうなんですか
ええ
星空を見るには 好い香りで