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イラスト (4枚)

 初めまして。小説担当の奈瀬(なせ)理幸(まさゆき)と申します。


 このたびは、貴重なお時間の中、本作「ヴィルトゥオーソ・ミーツ・エロイカ(Virtuoso Meets Eroica)」をお手に取っていただき、誠にありがとうございます。


 このページでは、絵師 ひみゆりんさんよりご提供いただきました、表紙絵・キャラクター画を、解説文付きでご紹介させていただきたいと思います。


 とても素敵で、主人公二人の息づかいがすぐそこまで感じられるような、その鮮やかさと瑞々しさに隅々まで見入ってしまうほど格好いいイラストを、皆様もぜひお楽しみください。













 1.表紙絵


 挿絵(By みてみん)



 左側、ピアノを弾いている黒髪の少年が、音無(おとなし)背理(はいり)

 右側、花束を持っている金髪の男子が、綴季(つづき)真事(まこと)になります。


 背理(はいり)について、特徴であるくしゃくしゃした黒髪、色白の肌、クマのように見える涙袋など、細部まで丁寧に描かれています。


 そして、ピアノを弾く繊細な指と、その指が映り込んだグランドピアノの鍵盤の蓋。

 ピアノを弾く者が演奏中楽しみにしている風景が、淡い色使いと柔らかな輪郭で表現されています。


 それから、背理が明らかにサイズの合っていないシャツを着ていることにお気づきでしょうか。

 こちら実は、真事(まこと)のシャツを借りているのですね。


 そんな背理に、よく冷えたコーラを差し出す真事。

 まとっている水滴が、ペットボトルの冷たさを教えてくれています。


 もう片手には、綺麗な花束が。

 いい匂いのしそうな花たちに、新鮮な緑色の切り口。

 このあと背理に渡すのでしょうか、背理はきっと満面の笑みで受け取るでしょう。


 そしてこの花束、リボン以外にラッピングなどはされておりません。

 茎をむき出しのまま持っているところに、真事の男らしさを感じます。


 ピアノを弾くのには結構体力が要るため、のどもとても乾きます。

 演奏に気持ちも込めるので、一曲弾き終えるとメンタルも消耗します。

 背理にとっての真事のように、そばに寄り添い労ってくれる存在は、演奏家にとってとても有り難いものであります。


 また、花束のすぐ近くのピアノのボディもご覧ください。

 手の影のみならず、なんと、リボンと葉っぱまでが反射しています。

 よく磨かれ、手入れの行き届いた、とても大切にされているグランドピアノならではの光景です。


 ピアノは触ると冷たいのですが、こちらのグランドピアノは、触れたときのひんやりとした感覚が伝わってくるような、そんなつやつや黒々としたボディです。

 これに何も気にせず寄りかかっている真事は、贅沢ですね。

 ……と同時に、よく焼けた肌と逞しい体つきが、やはり真事が普段いかにピアノから縁遠いのかを物語っています。


 また、真事のそば、少しだけ覗いているピアノの中が、金色に光っているのがご覧いただけますでしょうか。

 グランドピアノでしか見ることのできないこの部分。

 実際に覗いてみると、ピアノの音を出すために張ってある金属弦がずらりと並んでいます。

 すべてが金色に輝いており、圧巻かつとても綺麗な眺めです。


 そして、背理が座っている椅子。

 ピアノの椅子にはいくつかの種類があり、こちらのタイプはクッション部分が分厚く、とてもふかふかしていて、座り心地が良いものとなっています。

 座っている背理の制服の色が映って見える様子からも、上等な生地が使われていることが伺えます。


 ピアノのあちこちや床のところどころを照らす日の光と、窓ガラスの外に広がる青空。

 二人が出会った季節は、晴天爽やかな五月でした。









 2.主人公絵①


 挿絵(By みてみん)



 こちら、右側A君が背理(はいり)、左側B君が真事(まこと)となっております。

 二人を正面から見たところ、かつノーマルタイプです。

 背理は頬や腕の手当ての跡が、真事は向かって右の額の大きな傷が、それぞれ痛々しいですね。









 3.主人公絵②


 挿絵(By みてみん)



 こちらは、真事のみが短ランを着用したバージョンです。

 真事が学校でどのようなキャラで通しているのか、よくわかる一枚となっております。









 4.表紙絵(白黒バージョン)


 挿絵(By みてみん)



 最後に、表紙絵の白黒バージョンです。

 二人の出会いは、使われなくなった薄暗い音楽室の片隅という、世界から忘れられたようにひっそりと静かな場所でした。

 こちらの白黒絵から一番上の表紙絵へ、だんだんと色づくように変化していく世界観を、本作では感じていただけましたら嬉しいです。









 ご紹介させていただくイラストは以上になります。

 今回、ひみさんから頂いた作品を公開しておりますみてみんサイトのページは、URLを後書きに記載致しております。

 もしよろしければぜひご覧ください。



 イラストを担当してくださったひみゆりんさんへ、この場をお借りしてお礼申し上げます。


 ひみさん

 勿体ないくらい素敵な表紙絵・キャラクター画を、本当に本当にありがとうございます。

 大好きな絵師様の作品を、こんなに近くで拝見できる機会を頂けたこと、とても感謝しています。

 一生の宝物と思い、大切にします。



 読者の皆様

 最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

 また次話から、本編の続きをお楽しみいただけましたら幸いです。



 奈瀬理幸

みてみんページ( http://21260.mitemin.net/ )


仕様なのかバグなのか、どう入力してもリンクしないようなので、ただいまURLをそのまま貼らせていただいております。ご容赦ください。

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