出会い
主人公の能力追加しました。
詳しくば2話で
私は見知らぬ土地にたっていた。しかしそこがどこかはわかった。これが知恵と言う奴だろうか。ここは多分王都メリアナ。腰には袋がついている。多分お金が入っているのだろう。私は変わっていなかった。
服装は違えど傍からみたら中二病の女の子だ......。身長を伸ばすように頼んだら良かったかも.....
私はロープのようなものを着ていた。どうやら魔術師の基本装備らしい。
王都というだけあって人通りは多く賑やかだった。言葉も理解出来ている。私は神様からもらった知識とそこらへんの人からの情報収集でこれからの行動の方針を立てることにした。
しばらく話をしていると自分の名前がめずらしい事に気づいた。私はキサラギとだけ名乗るようにした。
どうやら冒険者はギルドに所属しそこで依頼を達成してお金を稼いで生活しているらしい。私の頭の中にはギルドの情報も入っていた。
パーティーを作ったりもできるらしい。冒険者にはランクがA〜Eまであるらしい。とてつもない功績を上げたものはSというランクがあるらしい。歴史上には一人しかいないらしいが。私は冒険者ギルドに行った。
徒歩5分ぐらいするとギルドについた。受付には女の人がいた。中は色々な冒険者で賑わっている。
「すいません、冒険者登録をしたいのですが」
「新しく冒険者になるんですね、まずこちらの紙に情報を記入してください」
私は言われた通り紙を受け取り自分の事を書き始めた。と言っても名前だけだった。
名前 キサラギ
「なぜこんなに少ないんですか?」
「世界には色んな種族の人がいますし家がない人もいます。名前がない人だっていますから、偽名でも構いませんよ」
「そうなんですか」
「はい、次に冒険者カードがを作ります。これにはステータスや今受けている依頼、ランクなどが表示されます」
「はい」
「ランクは普通Eからですがステータスによっては最初からDで始まる人なんかもいます。ではあなたのステータスを見ましょう」
キサラギ
HP6789/6789
MP5727/5727
属性
火
水
風
雷
土
スキル
身体強化
パッシブスキル
幸運
物理攻撃力572
魔法攻撃力872
物理防御力620
魔法防御力841
敏捷657
私は表示されたステータスをまじまじとみた。だいたい全体的にバランスが取れてるかな。ただ私は魔術寄りらしい。あとパッシブスキル幸運がちょっと嬉しいな。
ところでこの能力はどれくらいの強さなのだろうか。そんな事を考えていると今まで静かだった受付のお姉さんが叫んだ。
「HPもMPも5000オーバー魔法も五大属性すべてが使える、基礎能力500オーバー、魔術師なのに王国剣士より強い....?訳がわからないよ!」
受付の人が叫ぶとギルドが急に騒がしくなった。急に大量に人が集まってくる。みんな私をパーティーに入れたいようだ。今のところ決まったパーティーに属するつもりはないと言うとみんな一気にションボリした。どうやら私は相当強いらしい。神様.....ちょっと話が.....
「と、とにかくあなたの力はAクラス級です。ただ実戦経験も大事です。なのでCクラススタートです」
「ありがとうございます」
私はギルドをでた。
私は町から出て魔法について試してみた。詠唱は頭の中に入ってた。神様まじパネー。
「炎よ我に力を、ファイヤーボール」
とりあえず使ってみた。小型の魔物が吹き飛ぶ。
私はあることに気づいた。魔法を無詠唱で使えた。私は魔法が無詠唱で使えたことは隠すことにした。これ以上噂を広めたくない。
能力は魔物を倒す事に上がっていき運が良ければスキルがつくらしい。それとスキルもMPを消費して使うらしい。とりあえず街に帰り宿をとり休むことにした。広場のほうでおっさんが喧嘩していた。
つぎの日私は武器屋に行くことにした。ロープだけでは心許ない、自分の能力が高いなんて慢心しない。確かに強いかもしれないが世の中にはきっと私より強い人や魔物がいる。私はちょっと高めの杖とロープを買った。
それから私は3ヶ月ほどソロで依頼を受けまくった。主に街の近くの森の魔物討伐がメインだった。身構えていたが割と余裕だった。
今日は依頼を受けず王都の中の主に冒険者向けの店が並んでいる商店街みたいなところに行こうと思った。少し遠いので前を通る馬車を利用しようと思ったが何か問題が発生したみたいだ。
しかし運がいいことに他の馬車が通ったのでそっちに乗った。どうやら向こうの馬車では痴漢があったらしい。私は装備を改めた。
それからさらに3ヶ月、依頼を受けに行くと冒険者ギルドが荒れていた。どうやら傷害事件があったらしい。怖い怖い、まあ私に突っかかって来る人なんてなかなかいないだろうけど、
なんか私の噂王都中に広まってるし。
私がこの世界に来てから1年ちょっとたった。私はその頃Bランクに上がっていた。私は今日もギルドに行こうと宿をでた。ずっと同じ部屋を借りてるので自分の家みたいだ。ギルドに向かっていると珍しい後ろ姿が見えた。
自分と同じような黒髪だった。珍しい、この世界は黒髪が少ない。その人も同じ方向に進んでいた。その人の後ろを歩いているとその人は鼻歌を歌い始めた。そこで違和感を感じた。その人が歌っていたのは私がもといた世界の名作RPGの曲だったからである。私は気になっていた横から顔を覗いてみた。それは彼女がよく知っている人物だった。流石に間違えないとは思うが一応聞いてみた。
「あなた、河村であってるでしょ」
ちょっと偉そうな探偵みたいになってしまった。恥ずかしい.......
最近雨が酷く暑いです。
夏は嫌いです。