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思考回路

独断と偏見によるジャンルのわけかた

作者: 日陰茸

もちろん考え方は人それぞれです。

1.まずは仕分けるための公式を作りましょう


 【あなたの作品=ジャンル定義のとき、あなたの作品=ジャンル】です。


 ものすごい基本ですね、しかしこれがきちんとできていない、わからないことが多いのですよ。

難しいのは『あなたの作品』です。これをもっと簡単にします。


 あなたの作品の『キーワード』で考えてください。世界観、舞台、主人公の能力などなどです。




2.参考条件はなろう公式のジャンルの定義です。


公式マニュアルクリックして確認して下さい(小説に載せていいのかわからないので書き出せなかったんだ)。

文学の定義が曖昧すぎてひどいww

文学がこのままではその他と変わらないので作者的な縛りをつけてみます。


文学:市立図書館において過去の著名作家たちの横にあっても許せる作品


 一気にハードル上げてみました。ちなみに作者、ハ○ー・○ッターの横にかわいい美少女が全面に押し出された表紙の魔法使い系ライトノベルがおいてあったらドン引きするタイプです。読み物としてはどちらも好きですが置く棚が違うだろうと思います。そういうことです。


3.小説の題名、あらすじからキーワードを選出


 わかりやすくいきましょう、題名「神様の職務怠慢で死んだので転生チートで魔法無双してみる」

今適当に考えました。あらすじを書くまでもなくどんな作品かわかるテンプレ物語っぽいですね!


 題名からキーワードを選出してみます。

『転生』『チート』『魔法』は確実ですね。あとは作者の好みによって『ハーレム』とか付くかもしれません。


 短編作品だとすでに物語は完結しているので更にキーワードが出るかもしれませんが正直有名所が1~2個あれば分類できます。連載小説のプロローグでも分類できてしまう理由ですね。




4.公式に当てはめて分類してみる


 確認しましたか?ではいきましょう。


 答えは キーワード『魔法』=幻想的小説=ファンタジー です。


 もしかしたらあなたは冒険メインの小説だから冒険ジャンルに投稿しよう!と思っていたかもしれません。もしくは舞台は学校だぜ!と学園ジャンルを考えていたかもしれません。しかし答えはファンタジー一択です。他の回答を考えた方は減点対象ですので気を付けましょう。ここ、テストに出るよ!(※嘘です)


 解説するならば、【冒険】の但し書きで指示されているからですね。幻想要素を含む場合はファンタジーにいけと。なら冒険以外はいいのかといえば良くないでしょう。冒険でわざわざ但し書されているのですからほかジャンルにも当てはまります。『魔法』などの幻想要素は問答無用でファンタジーなのです。もちろん『魔法』であろうときちんと学校生活をメイン・・・・・・・に描くなら【学園】でもいいとは思いますが。


 じゃあ【冒険】に何を書けと?と思う方がいるかもしれないのでこちらも解説しておきましょうか。


題名:「僕の夏休み」

 小学6年生の透くんが夏休みの長期休暇を利用して東京の実家から九州のおばあちゃんの家に自転車で一人旅したよ!道に迷ったりお菓子を巡って猿に追っかけられたり親切なおっちゃんに助けられながら透くんは一回り成長して無事に辿り着いたよ!(※フィクションです)

 

出てくるキーワードは『小学生』『男主人公』『夏休みの冒険』などでしょうか?


 これが作者的【冒険】です。



 こうしてジャンル定義を忠実に守ると最近の流行小説って大体【ファンタジー】に分類されちゃいます。まず主人公が『転生』する時点で現代科学の力の及ばない幻想的要素が発生するからです。つまり『転生系乙女ゲーム』もファンタジーだったり?



5.例外


 もちろん例外もあります。『魔法』つまり幻想要素があろうとほかジャンルに行くこともあります。

つまりジャンル定義をきちんと守る作品は例外なのです。


 わかりにくいですね、すいません。


 わかりやすいものなら【コメディー】でしょうか?

世界観として精霊がいたり魔法が使えるような世界だよ、主人公は転生者だよ、エルフいるよ猫耳いるよと幻想要素てんこ盛りだろうと、それらがとにかくお笑いに走ったらもうファンタジーに分類できませんよね。


 題名:伝説の武器は・・・

 主人公はテンプレ転生して美形のエルフに生まれかわりチートで無双している、ヒロインはもちろんハーレムだ。しかし主人公にはどうしても納得出来ないことがあった。なぜ伝説の最強武器がぴこぴこハンマーやハリセンなんだ!?


 どうですか?これをファンタジーに分類するのは抵抗ありませんか?そういうことです。



実は一番の狭き門って【恋愛】だと思います。

作品の90%以上が恋愛描写ってものすごく難しいと思うのですよ。

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