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プロローグ・ワンダラー

初投稿となります。誤字や誤った文法などがあるかもしれませんが、生暖かい思いとだだっ広い心でご覧ください。

ーどうせなら誰かの役に立って死のうー


昼なのに薄暗く、衣服や布団が散らかり、空のカップラーメンが転がっている部屋の中で、ぼうっと光る液晶を見つめている男がいた。

「被験体のアルバイト…」

液晶には、求人情報がびっしりと書き綴られていた男は沢山ある求人リストの中からピンときた内容をクリックし、手続きを始めた。


〜プロローグ・ワンダラー〜


僕の名前は黒咲晴矢くろさきはるや

専門学校を卒業し社会に出たが、5年たっても未だに就職ができない状態が続き、どうしようもない人生にうんざりしていた。

しかし、それももう今日で終わる。


都立脳工学研究所とりつのうこうがくけんきゅうじょ


僕は残りの人生を被験体モルモットとして生きていくことを決めていた。

稼いだお金は全て実家に送るつもりだ。

生きてこうなんて思っていない。

ただ、何の役にも立てずに死んでいくのが嫌だった

思えば、もっと真面目に勉強して、良い学校に進んでいれば、もっと良い死に方が出来たのかもしれない。

そう思った自分のことを小さく鼻で笑い、自動ドアを開けて中に入った。

死ぬ事しか考えていなかった僕は…いや、例えどんなに頭の良い人だろうと、この先僕に起こる出来事は考えることが出来なかっただろう。

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