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遊び

ゆきのです。


新年が明けて3日目。



今年は元旦が木曜日だからでしょうか

明日でお正月休みも終わり、

なんだか、あっという間ですね。




さてさて、お正月休みが終わる前に、

今回も前回に引き続き、

昨年作った句をご紹介させていただきます。




今回の兼題は「遊び全般」。


兼題とは、「お題」というか「テーマ」のようなものです。

今回の「兼題:遊び全般」であれば、

「遊び」に関する句を作ればOKとなります。



なお、今回は私、ゆきのが兼題を決めさて

いただいたんです。



私の通っている教室では、

受講者のみなさんが、交代で兼題を決めることになっており、




「今回はゆきのさんが決める番よ」

と、突然バトンを渡された、という次第。


ど、どうしよう。今回は私が決める番だなんて、

急に言われても…



と、優柔不断な私は、

「ん~…」

ほとほと困り果てたものの、最終的に


「遊び全般、で!」

と決まりました。



遊び全般なので、今時期だと、

スキーやスケート、スノーボードも考えられますし、

まったくスポーツでなく、


「ギャンブルとか、花札でも、全然かまいません」


と、皆様にお伝えしました。




そして、私が詠ませていただいた句はこちら



              あこ

息白く 頬は真っ赤に あそぶ吾子

季語:息白く



外は寒く、私だったら暖房の効いた

暖かい室内でぬくぬくしているのが最高の幸せです。



が、子供は違いますよね。

うちの近所の子供たちも、寒さなど吹き飛ばすかのように、

息を弾ませ、追いかけっこをして遊んでいました。


自分の幼少の頃を思い出しても、

そうだったな、と思い、できた句です。






が、月に2度の俳句教室に持って行き、

突然の先生の言葉に驚いてしまいました。



「ゆきのさん、結婚してらっしゃったのね」

「え?」


私、残念ながら、まだ独身。


「いえ、まだ最愛のパートナーには

巡り会えていないんですが…」


「あら、そうなの。

でも、じゃあ、吾子はダメよ。

吾子は、『自分の子供』に使う表現だから」


「そうだったんですか…」



なるほど、私も最初は

「息白く 頬は真っ赤に あそぶ子よ」や

「息白く 頬は真っ赤に 子どもかな」


で、考えていたんです。

でも「子ども」だと、なんだか芸がない、というか、

せっかく俳句なので、もう少し奥ゆかしい言葉が使いたかったんです。


それで、

「そういえば、先輩受講生の方の句で、

吾子あこ』という言葉、使ってた方がいたなぁ

『子ども』、って意味だったよなぁ…」



と、引っ張ってきたのが「吾子」でした。


ですが、同じ「子ども」でも「自分の子ども」を

指す言葉だったとは…。



普段使い慣れてない言葉は

きちんと調べないと、ダメですね。

つくづく反省しました。




と、そのようなわけで、「吾子」は使えないので、

先生が次のように直してくださいました。


「息白く 頬は真っ赤に わらべかな」




ゆきの







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