表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/48

チューリップ

私の通っている俳句教室は、

月に2回の講座(2週間に1回の講座)です。



そして、毎回に2つ、自分で作った句を

持ち寄り、教室の皆さんで品評するのですが、



この2句については、基本的に、

毎回決められた兼題(お題のようなもの)

を盛り込んだ句を詠むこと、となっています。




が、私など、俳句初心者にとっては、

決められた兼題で2句作ることは、

至難の技です。




ぱっと、すぐに2句思い浮かぶことも

あれば、なかなか思い浮かばず、


「それでも1句は思いついたけど、

もう1句はどうしても無理…」

ということもあります。





そんな時は、「一つは兼題を盛り込んだ句で、

もう一つは兼題じゃない句でかまわないわよ」

と、先生はおっしゃって下さります。




よって、今回は二句のうち、一句は兼題「海」を盛り込んだ句にしました。

(前回、披露させていただいた句です)




そしてもう一句は、チューリップで、詠んでみました。



チューリップ 見あぐる空へ 夢つつみ

季語…チューリップ(春)






下の写真は、アングルは良くないのですが、

近所で撮ったチューリップです。



春、新しい季節、爽やかな季節、

赤や黄色の鮮やかなチューリップは、

夢や希望を包んでいるように思えて、

そんな気持ちで詠ませていただきました。




ところが、俳句仲間の皆さん、

「え? 夢『つつみ(包み)』なの?

夢『見つつ』かと思ったわ」



と、おっしゃっる方も。



チューリップ 見あぐる空へ 夢「つつみ(包み)」

チューリップ 見あぐる空へ 夢「見つつ」




でも、そっか、と思いました。


「夢包み」だと、夢がつつまれて、その先広がりがないようにも、

私自身も思っていました。




なので「夢見つつ」だと、そこで夢が閉じられることなく、

また「どんな夢を見てるのかな」と、思いをめぐらせることもできるなかな、

と思いました。





チューリップ 見あぐる空へ 夢「つつみ(包み)」

チューリップ 見あぐる空へ 夢「見つつ」




二つの句ができました。







評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ