人物紹介ほか(8・9章)
★人物紹介
●青幡兄弟/あおはた
ブルーマウンテン&エメラルドマウンテン・アズールのプレイヤー。プレイヤーも兄弟。自営業者。
●アースラーン・アミール
テロで息子をなくし、他国による犯人殲滅のための爆撃で妻と娘を失った男性。双方の偉い人が会する機会に自爆テロで殺そうと画策。実行前に気付かれて蜂の巣になりぐったりしていたところをユイにスカウトされた。
夢で見た女神と目の前のユイが似ていたため彼は二度目を諦めてユイの指示に従った。登場時に抱きしめていた血まみれのドレスは妻が死亡時に身につけていたもの。平和な生活ならただの誠実な人で済んだ。
●アリシア
エルシア国王ミューセリアの母。先代の王妃。享年は二十代。王妃なのに王に全く愛情を持っていない。碧眼の民。土着の怪しい宗教の魔道書を所有していた。
●エイミヤ/エイミリア・ナイヤリヤーウフ・エメファイス
惑星シェイリアの歴史上の発明家。性格や生活習慣に難があるが、創設したエメファイス家の名はのちに国家とその首都の名として生き続ける。
●カレン
エルシア国王ミューセリアの正室。小柄で活発な女性。平民の出で堅苦しいのを好まない。
●ケイリー・シングフォレストKayleigh Singforest
十二神セレガミールとなるアメリカ少数民族出身の女性。
生まれつき障害があり、症状が重くなって先が長くない。
それで魂を全て使い果たしてもよいと立候補し、魂を使い尽くした。
苗字のシングフォレストは、元の民族の言語の意味を英訳したもの。
鳥が多くさえずる豊かな森を表している。
●ザッハスィーン
アースラーン・アミールの新しいシェイリアの神としての名前。
魂を受け継ぐ『生まれ変わり』は『~スィーン』を基本とした名前になる
●シェール
空井紡のP.F.O.のキャラクター名(の愛称・通称)
●シェールローフェン
空井紡/シェールの、新しいシェイリアの神としての名前。
十二神の長。
魂を受け継ぐ『生まれ変わり』は、『シェール』を基本とした名前になる。
●セレガミール
ケイリー・シングフォレストの新しいシェイリアの神としての名前。
魂を使い果たしてしまったため、
魂を受け継ぐ『生まれ変わり』の人間は生まれるが、その魂は少ししか含まれない。
『生まれ変わり』はsereg~やsere~を基本とした名前になる。
●空井紡/そらいつむぎ
明典の同僚となった元P.F.O.プレイヤー。重度の身体障害者だった上に事件のせいで体を失い、首から下は全身が義体。やたら明るい。惑星を作るための礎に立候補し、新しい神(の代理)となった。
●テンメイ
明典のプレイヤーキャラクター。明典の実年齢より若いがどことなく似ている。
●南條/なんじょう
ユベールのプレイヤー。大学生。
●平沼/ひらぬま
事件ののちに明典の同僚となった元P.F.O.プレイヤー。プログラマー。なお、名前は「ひえい」ではない。元はVR機器のメーカーに勤めていた。
●ヒラヌマ・ヒエイ
平沼のP.F.O.のキャラクター。こちらは名前がヒラヌマで苗字がヒエイ。
●フェイロン
女王が治めるニェイ国の少年。女王のお気に入り(=愛人)で、王宮の男性は彼だけ宦官ではない。
●フェーニア
P.F.O.のNPCで明典/テンメイの友人。種族はエルフ。
●マルシエ
エルシア国王ミューセリアの側室の一人。側室になる前からさまざまなスポーツに興じていて活発な女性。
●ミューセリア
エルシア国の王の一人。複雑な境遇とそれによる身体(義体含む)の障碍、思いつめる性格のせいで自分を過小評価している。生き方によっては母親の形見の魔道書で邪神と契約するし、病気に耐えながら死ぬまで王の職務を果たし後世に伝えられることになる。
●矢元/やもと
明典の上司。女性。
●ユイ
10歳くらいの少女の外見をした竜人。実年齢は5桁。竜人なので本来の姿はドラゴンのような皮膚と翼を持つ。話し方が高圧的だが彼女だけの特徴ではなく、人間が蟻に気を使わないようなもの。
●ヨウコ・イソマキ
創世のための礎に立候補した旧シェルエンネのフィンランド支社社員。
日本語のようこと違い、フィンランド名のヨウコは男性である。
苗字も、日系でもなんでもない現地の名前。
(見つけたときには三度見くらいしました……)
両親が亡くなり天涯孤独。大病を患った事があり執着心がかなり薄い。
●ラーシュ
新しいシェイリアの礎に立候補したインド人の青年。旧シェルエンネのロンドン支社の社員。富豪の家に生まれ、全財産を寄付してブッダのように修行し、ゆくゆくは即身仏になりたいという夢を持っていた。潔すぎて明典の価値観を揺るがしたがもちろん本人は知らない。
●ラーマラーシュ
ラーシュの新しいシェイリアの神としての名前。
魂を使い果たしてしまったため、
魂を受け継ぐ『生まれ変わり』の人間は生まれるが、その魂は少ししか含まれない。
『生まれ変わり』は『ラーマ~~シュ』を基本とした名前になる。
●リーザ・グナイゼナウ
旧シェルエンネのフィンランド支社社員。
ヨウコの同僚。たまたま一緒に居たためにユイに拉致同然に誘われた。
●るー
明典/テンメイの乗鳥。るー、くるるーと鳴くので名前がついた。
●ルキア
エルシア国王ミューセリアの側室の一人。碧眼の民出身。
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★用語他
●アージェヴェルデ
明典が勤める事になったソフトウェア開発会社。旧シェルエンネが別れた四つのうちのひとつ。
VR機用のゲームの開発・運営チームとスマートフォンアプリの開発・運営チームがメイン。
名前は新しい世界という意味の造語。
・シェルエンネ
P.F.O.の開発・運営会社。事件の被害者補償や事業整理のために四つの会社に分かれた。現在はそのうちのひとつのみを指す。
・波動生物
(・ω・)のような外見をした丸くて主に白色・乳白色などの淡い色をした手のひらサイズのなにか。饅頭だの餅だのといわれることが良くある。人語を解するが上手には喋らず、主ににゅーんと鳴く。




