番外 人物+α紹介(7章登場の人込み・6章までネタバレ)
人物紹介の追加版です。
50音順になっている&7章の人物(7章のネタバレはなし)まで追加されているので、
本編のお供にどうぞ。
人が増えたらまた章の前後や番外章で紹介を追加しようと思っています。
2015.03.04.全体の数字の表記の統一に伴う記述変更と、シェールの身長に関する記述を追加
*五十音順に並んでいます。
*名前があるモブも含んでいますので、名前のあるキャラは網羅しているはずです。
●アクアアルタ・サン=マルコ
愛称はアクア。
無理やり軍団に誘われたテンメイを助ける交渉に立ち会った。
団長クルクとともにテンメイの旅団『Trabant』に加入する。
両性種の魔法使い。
名前から分かるとおりのヴェネツィア好き。
錬金術スキルが高い貴重な人材であるが、
スカウトなどを避けるため人前で調合したりしないようにしている。
他に裁縫スキルを上げており、魔法使い用の上着などを自作できる。
プレイヤーについては裁縫が得意という以外話していないため不明。
●有末 ありすえ
内藤、斉藤、木藤を案内した運営会社シェルエンネの社員。
あまり会社にいい思いを抱いていない。
創立者の血縁であり事情を知っているがとくに執着などはない。
プログラムとテストプレイなどを担当しており、社屋に住み着いている。
猫背はひどいし顔も老人のようにしわだらけで髪も白髪交じり。
それでもまだ三十五歳である。
●アルブレヒト・エアハルト
シェールと付き合いが長いPC。標準種で金髪茶目。
魔法スキルが高い。
●ウィルフレッド・アッパービレッジ
主人公の友人・村上中也のプレイヤーキャラクター。
プレイヤーの希望以上のイケメンエルフ。緑髪青眼で身長2m。
愛称はウィル。
村上は上司の命令でプレイを開始して騒動に巻き込まれた。
名前は上司の命令で村上であることが分かるようにと言われたことと、
漢字を訳したビレッジアッパーという名前がどこか気に食わなかったため妥協で決まった。
村上が上司の注文を忘れかけていて『ラインハルト・ムラカミ』になりそうだった。
騒動の際にショックで廃人同然になり、エルフのフェーニア氏のもとに預かられている。
●エティウス
初期の町アメリアの門番の兵舎の責任者。NPC。
標準種(こげ茶髪に茶目)で40~50代。ひげをそったあとが微妙に分かるおじさん。
肩書きは「第三団隊長」
第一団・第二団・第三団~という大きな集団の中の、
第一隊、第二隊~という集団の隊長。
(その下は班。数人~二十人くらい。作戦ごと。)
兵士のうち第三団は国境(この時代だとほぼ街の境)やその内外を担当する。
下級兵上がりで、戦闘に関してNPCとしてはかなり経験豊富な人。
家柄やしがらみのせいで団長には上がれないのを理解している。
一人称は「私」もしくは「俺」。
●エメラルドマウンテン・アズール
ブルーマウンテンのログインが減った後に加入した、彼の弟。
プレイヤーも兄弟同士であり、初めから弟であると知り合いに公言している。
名前は兄同様コーヒー豆の産地・名前であるため分かり易い。
エルフの前衛職。生産系のスキルは持っていない。
人間換算で二十代前半。
●エリー(エレノア・シルバーハート)
狭山恵梨佳のプレイヤーキャラクター。
人間換算で二十五歳。エルフなので実年齢は三桁。
テンメイがクエストの最中に出会ったエルフ女性キャラ。
長い金髪に青眼のいかにもファンタジーエルフな外見。
キャラづくりで、相手を「キミ」自分を「ボク」という。
素早さの高さを生かすために、意図的に脚の装備を軽いものにしている。
エルフらしく弓を使うのでそれに伴う道具や予備をつけるためでもある。
プレイヤーがまだ高校生で、リアル時間に合わせて規則正しくログイン・アウトをする。
その性格がさいわいし、ログアウト不可騒動に巻き込まれずに済んだようだ。
ユウキと親友同士で、プレイヤー同士も幼い頃から仲がよい。
●大嶋勇気/おおしま ゆうき
ユウキ・シルバーメモリーのプレイヤー。
エリーのプレイヤーの幼馴染で同じ女子高に通っている。
●オリハ
PCの女の子。魔法使いだがスキルは高くなく、攻撃魔法の範囲設定が苦手。
●神沢 かんざわ
村上中也のVRMMO仲間のひとり。村上や明典と同じ高校に通っていた。
スイーツ男子。酒も好き。佐藤和哉とも知り合い。
●木藤 きとう
村上中也と親しい同僚の一人。プログラマ系(書く人)。
同じ部署に「内藤」「斉藤」がおり、三人とも村上と仲がよい。
部署に配属されて出会ったので、会社の外での村上の事は村上が話す以外は分からない。
●クルク・クルッコヴァKrk Krkkova
とある軍団長にからまれたテンメイを助けたエルフ女性。
緑髪に濃い黄緑の目をしている。年齢不詳。
面白いことを好むほか、重度の人外スキーであり、
エルフやドワーフ、碧眼の民との交流が大好物。
攻撃魔法と転送魔法の使い手であり、始めは全体でもトップを争うほどだった。
軍団『くるくる』を創始したほかにTrabantをはじめいくつかの旅団に加入している。
騒動で心を壊した親友サリアを心配している。
●斉藤 さいとう
村上中也と親しい同僚の一人。プログラマ系(動かしたり直したりする人)。
同じ部署に「内藤」「木藤」がおり、三人とも村上と仲がよい。
部署に配属されて出会ったので、会社の外での村上の事は村上が話す以外は分からない。
●佐藤和哉/さとう かずや
シュクレのプレイヤー。
明典より少し年上。身長が百八十センチ近くある上に明典から見て結構お洒落な人。
ゲームを通しての付き合いなのでリアル(家の中など)でも明典はシュクレ先輩と呼んでいる。
明典達から見て、仕事などは不明。
友人以外との付き合いがあっさりしているほか、やや「残念なイケメン」の部類。
●狭山恵梨佳/さやま えりか
エリー(エレノア・シルバーハート)のプレイヤー。お嬢様女学校に通う高校生。
●サリア・ブラックベリー
シュクレ先輩やクルクが所属する『くるくる』のメンバー。
プレイヤーもキャラクターもクルクと仲良し。プレイヤー同士は幼馴染で付き合いが長い。
回復や補助の魔法+前衛メイン。
ログアウトできなくなったことで心を病み部屋の隅で座り込んでいる。
●シェール(シェルレメニェル・アインディウスワーフェネテス)
異変に対して協力しようと呼びかけた人物の一人。
プレイヤーが重度の障害者で出自を聞いた約五十名が内容の重さに黙った。
本人はVRなら健常者とかわらないから平気だと思っており、やたらあかるい。
文字チャットなどで「どーでもいい」「まーね」のように一部のあいうえおを「ー」にして表記し、
話し方もそう表記したくなるような雰囲気。
緑髪に金目というちょっと珍しいエルフ女性。
(金目は正式サービスで選べるようになったが選ぶ人が圧倒的に少ない)
エルフのアルビノでも目は赤になり金色にはならない。
キャラは人間換算十八歳前後、実年齢は実は倍以上である。
なお、エルフなのに身長が百七十センチ程度しかない。
病院の外に出られない生活で、自分はどこかでリアルを疎んでいることを
知っているが決して他人の前では口にはしない。
電脳的な装置を持っていて、ネットにつながっている。
●シュクレ・ツックル
佐藤和哉のプレイヤーキャラクター。
名前の由来は苗字の佐藤から砂糖(シュクレがフランス語sucre、ツックルはチェコ語cukr)。
ネーミングがなげやり。
両性種で背が低く百六十センチくらいしかない(両性種内ではとても高い)。
青みがかった肌に灰色の髪。
体格も細いせいで子供に見えるが年齢はプレイヤーと同じぐらいはあるらしい。
メインのスキルは前衛(剣、槍など複数)だが初歩的な回復魔法などのスキルも持っている。
一人または数人の友人とうろうろしていることが多い、謎の人。
NPCPC関わらず両性族が珍しいことと、外見と、楽しんでいるような行動があいまって、
接点の無いプレイヤーからは怪しい人扱いされている。
●ディア・デューリィ
Trabant創立時のメンバーの一人。ドワーフ。
恋人同士でプレイをはじめ、キャラクターは夫婦である。
後にプレイヤー同士も結婚したことで半引退状態になり、
ログアウト不可の少し前に引退。
クルクの人外スキー仲間。特にドワーフやホビット(P.F.O.にはいない)のような
背の小さい種族がすき。
●テンメイ・フォグラスティング(Tenmei Phograsting)
主人公那珂川明典のプレイヤーキャラクター。
テンメイは明典の漢字を逆さにして音読みしたもの。
そこから典明という名前の有名人を思い出した先輩によって
その有名人達にちなんだ苗字がつけられたが、明典は誰も知らなかった。
(あとで検索して知ったが興味は無い)
成人ぎりぎりの十八歳。
P.F.O.世界では最もありふれた茶髪茶目の目立たない外見。
特にロールプレイをする理由もなく、一人称も俺のままなほか、
特にキャラクタにこだわった行動などはしていない。
前衛の剣術スキルがメインだが、騒動の後は支援や回復魔法に借り出されることが多くなった。
乗鳥のスキルがPC中ではトップクラスで、自前で一頭飼っている。
●内藤 ないとう
村上中也と親しい同僚の一人。
同じ部署に「斉藤」「木藤」がおり、三人とも村上と仲がよい。
部署に配属されて出会ったので、会社の外での村上の事は村上が話す以外は分からない。
写真が得意で、会社の製品パンフレットの写真を撮ったりもしている。
●那珂川明典/なかがわ あきのり
主人公。テンメイのプレイヤー。
1章当時で三十三歳。
会社員だったが会社が解散してしまったため東京から出身地に里帰りした。
代々の持ち物である一軒家をひとつもらってそこで一人暮らし。
一人称は「俺」。
面倒くさがりというほどではないが、積極的に動くタイプではなかった。
巻き込まれた騒動についても、
自分から動いたというより動かざるを得なかったという認識でいる。
那珂川は茨城にある川だが本人の実家は千葉に有る。
流域にいたとすれば相当昔の先祖や親戚だけだと思われる。
●ニェーリン・デューリィ
Trabant創立時のメンバーの一人。ドワーフ。
恋人同士でプレイをはじめ、キャラクターは夫婦である。
後にプレイヤー同士も結婚したことで半引退状態になり、
ログアウト不可の少し前に引退。
キャラクターもプレイヤーも顔はこわめだが付き合うととても優しい。
加工スキル、彫金スキル、鍛冶スキルが高い。
●ヒラヌマ・ヒエイ
プレイヤーがVR機械のメーカーに勤めているという以外は
特に目立つものはないプレイヤーキャラクター。
漢字で書くと苗字と名前のようだが、ヒラヌマのほうが名前でヒエイが苗字である。
●フィリア
ミミ、メーリンと共に『(エターの)三導師』と呼ばれる魔法使い。攻撃全般が得意。かなり精密に魔法を操れる。
エルフの女性(濃い目の黄緑に水色の目)だが、珍しく髪をかなり短く切っている。
●フェーニア(フェーディペニェイリア・フュイニェアーリ)
NPC。金髪緑目の平均的なエルフ。
女性っぽい名前だが男性。
(エルフや一部の碧眼の民の名前は末尾がiaなどになる)
テンメイやシュクレが世話になるエルフの町の住人のひとり。
人間換算で二十七~二十九歳。実年齢は百五十歳前後。
長い金髪をひとつに束ねたいかにもなエルフ。瞳はヒスイのようないろ。
エルフ男性は二メートル越える人が多いが彼は身長が百八十五センチくらい。
職業はお茶の葉の調合士。(エルフの町には必ず居る。
地球上だと紅茶の葉の調合をする職業がある)
本人、友人&友人の妹、シュクレ、テンメイと暮らすことになる。
*この町のエルフの苗字は一族を示す(普通の苗字や一族できまっている)
ものではなく、逆に一族でほぼ全員違う。
一人称は「わたし」。
初め作者は「フィーリア」とつけていた(本名も略すとそうなるように数文字違う)が、
使う候補にいくつか人名や地名を作る際に「~フィリア」などが候補にあったために変更。
作者を誤植の恐怖に落とし続ける。
●ブルーマウンテン・アズール
エルフ男性で、人間換算で二十代半ば。
プレイヤーが自営業のためログイン時間がかなり不定期。
シュクレが所属する旅団『トラベラー』の団長。
名前はコーヒー豆だが、
プレイヤーもキャラクターも特にコーヒーにこだわっているわけではない。
●ペトロス・ガノス
テンメイが『指令船』で出会ったプレイヤーキャラクター。
出会った当時としては高レベル。
プレイヤーキャラとしては珍しい赤眼の民であり、迫害を避けるために
体を覆う黒いケープのフードを目深に被っている。
しゃべりかたはくだけているが、
人付き合いが苦手なのか少人数(二、三人)パーティを好み、
パーティを組んでいないときは一人でうろうろしている。
●岬 みさき
村上中也のVRMMO仲間のひとり。村上や明典と同じ高校に通っていた。
佐藤和哉とも知り合い。
●溝口美々香/みぞぐち みみか
ミミ・シャルロッテのプレイヤー。
●ミミ・シャルロッテ
溝口美々香のプレイヤーキャラクター。
標準種の女性で二十歳。
ウサギ狩り中にエリーとユウキに拾われた回復魔法使い。
大人しい性格で明らかにしていないが実装されている初歩の魔法はほぼ使える。
P.F.O.では世界観などの兼ね合いで後から魔法を習得するのが難しく、
いくつかある系統のうち一つか二つくらいしか使わない(使えない)人がほとんどなので、
実は大変な努力家であることが伺える。
一人称は「わたし」。ユウキ以外はさん付け。(ユウキには、さん付けするなと怒られた)
武器は杖。詠唱するときは地面を杖で軽く叩く。
プレイヤーに関してはあまり話していないし誰も尋ねたりしていないので
女性であることと社会人ではないこと以外誰も知らない。
●ミューティア(ミューディバティリェエア・ニュシェヨーネイケ)
NPC。エルフの錬金術士で人間の錬金術とエルフの錬金術の両方を修めている。
ミューリアの兄でたびたび登場していた『フェーニアの友人』。
●ミューリア(ミューディバニィリエア・ニュサイェナーニ)
NPC。エルフ女性。フェーニアの友人の妹。
抹茶ぽい色の髪に緑の目。
メタな話で最初につけようとした苗字に既視感があり検索したら人名と被っていた。
というくらいで、今のところ特筆すべき内容は無い。
●村上中也/むらかみ ちゅうや
ウィルフレッドのプレイヤー。
明典の友人。中学高校と同じ学校だった。
既にいくつかのVRMMOをかけもちしており、P.F.O.には手をつけていなかった。
が、会社の上司の都合でかけもちのVRMMOをやめさせられた上で
P.F.O.のプレイを開始した。
明典と違い、東京近郊の大学を出た後地元に戻って就職し、ずっと地元で暮らしている。
一人称は「オレ」。明典には「那珂川」、シュクレ先輩には「シュクレ」もしくは「佐藤」など、
親しい人は呼び捨てにする。
明典と逆に、いろいろ手をつけては幾つかがほったらかしになるタイプ。
食べるのも飲むのも好き。
生活は充実していたらしく、ログアウトできなくなったことで精神を病み、
本人もキャラクタも眠ったまま暮らしている。
●メーリン
ミミ、フィリアと共に『(エターの)三導師』と呼ばれる魔法使い。
空間魔法と相性がよく、研究も好きでやっている。
標準種(黒髪茶目)の女性。明るい性格。
●ユウキ・シルバーメモリー
両性族。約三十歳(人間換算で十八歳)。
エリーの仲間。両性族なので肌が少し青みがかっていて、髪も青灰色。
一人称は「あたし」。相手はだいたい「あんた」「アンタ」。
気が強く、テンプレツンデレのようなつっかかるような物言いをする。
色々なスキルを試すのが好きで、低レベルのうちからレベル1~2のスキルがたくさんある。
武器はなぎなたと格闘(蹴り)。
なお、プレイヤーのことを極力話さないしエリーにも話さないように言ってある。
なので仲間内でもプレイヤーについて知っていることは、
女子高生であるという一点のみと言える。
●ユベール・ミッシェル
標準種の男性で十九歳。金髪青眼。気が弱い。一人称は「ぼく」。
プレイヤーは自分以外の家族がみなVRMMOゲーマーで
家庭内での疎外感やゲームに対する嫌悪感などがある。
家族と離れたくて実家から遠い大学へ入学し下宿している。
プレイヤーも十九歳(大学一年生)。
名前がフランス語由来なのは名前を考えるときにだぶらないよう、
人名辞典から英語圏以外の人の名前から気に入ったものや
目に付いたものをとりだした結果で、
喋れるとか大学でとっているとか親戚が居るということはない。
●リェン
PCの女の子。魔法使いで素養はあるがスキルは低い。
相性のよい力場の近くでないと途端に弱体化する。
そのために媒介の宝石(が付いた指輪やブローチなど)をじゃらじゃら下げていた。
ミミに比喩ではなく雷を落とされ媒介の選びなおしに連行された。
●リュクーシア(リュクフェミューア・シュカイェライーリャ)
ミューティアの友人。彼らとは別の、離れた集落の住人で、
フェーニアたちとの直接の付き合いは少ない。
●るー
テンメイが購入した乗鳥。性別は明記されていないがメス。
予定通り、7章を2月1日から数日おきに投下します。




