17話 メンテナンスがもどかしい
このまま予告どおりに月・水・金・土と投稿できた場合は翌一週間空けて11月15日ごろから、
そうでない場合でも投稿後間を空けて11月20日ごろから、
次章の投稿となります。
必死でプロットを作っていますが風邪をぶり返して頭が回りません。
メンテ当日、俺は初めからログインしなかった。アメリアに何日も滞在するのが怖かった。今までのように、メンテナンスや更新の内容をチェックして攻略wikiの更新をしたり掲示板に参加する気にもならなかった。簡単に目を通して、それでおしまいだ。
今回目立つのはエリア解放だけだ。スキルとか修正とかはそんなに気にする必要はないかな。俺はパソコンもスマホも放りっ放しで、ハウスキーパーの代金などの引き落としやテストプレイ分の給料の振込みなどだけ確認した。異常は全く無かった。
あとは干しておいた布団の上に適当に転がった。腹も減らないから正午を過ぎても食事の支度をする気も起きない。俺は公式サイトにどんどん増えていく画像や文章を眺めながら寝落ちした。
次に起きたらもう夕方だった。寝ている間に村上からメールが届いていて、着信履歴も溜まっていた。メールはシュクレ先輩のメールアドレスにメールを送ると戻ってくるとか、番号は使われていませんとか、そんな話だった。
村上も俺も、先輩の会社のことは知らない。通勤してるのか分からず、だから健康状態とかそういうのが全く分からない。
夕飯の支度をするため買い物をしようと玄関に向かうと、土間部分に手紙が落ちていた。シュクレ先輩だった。年始、つまり正式サービス開始までログインしないかもしれないことと、あの軍団とのことが原因ではなくリアル都合だから心配しないでということが、簡潔に記されていた。おそらくここへ来て、じかに入れていったのだろう。
家を出るところでハウスキーパーの新しい人が来たので挨拶をして、一緒に買い物に行き、一緒にメシを食った。
なんとなくP.F.O.のことを話すと、その人はちょうど始めようとしているところだったと分かった。攻略wikiのXXのページが分かり易いですね、とか言われて、思い出したら自分が編集したところだったのを思い出して恥ずかしくなったりした。
逆にここは分かりにくいとか言われたところもある。そのままページを見ながら話をして、明日からという確認をしてから別れた。